炭酸パックの美肌効果を知って、さっそく試してみたいと思っている方もいるでしょう。
市販の炭酸パックには迷ってしまうほどの種類がそろっていますが、実は炭酸パックは手作りすることも可能なのです。
本格的な炭酸パックの市販品には高価なものもありますが、手作りなら本格的な効果をリーズナブルに得ることができます。
ここでは、手作り炭酸パックについて紹介しましょう。
手作り炭酸パックのメリットは?
手作りの炭酸パックのメリットは、なんといってもリーズナブルに炭酸パックでのお手入れができることです。
炭酸パックは、できれば続けてケアするのが効果的です。
一度くらいならお金を出せても、定期的に続けるとなると予算が気になる場合、お手入れが不完全になってしまうかもしれません。
その点、手作りの炭酸パックなら予算を抑えたケアが可能です。
しかも、材料は簡単に手に入れることができますから、いつでも新鮮な炭酸パックができます。
自分の肌に合わせることも可能で、市販品が肌に合わないという方でも炭酸パックに挑戦しやすいでしょう。
炭酸パックの種類は?
炭酸パックの種類は、主に3つあげられます。
それぞれの特徴について、見ていきましょう。
シートタイプ
シートタイプの炭酸パックは、いわゆるマスクのように顔に貼るだけで炭酸パックができるタイプです。
最近では、朝晩のスキンケアとしてマスクをするのが流行っています。
炭酸パックをシートでできれば、スッキリ感が増してより高いスキンケア効果を感じられるでしょう。
シートタイプの炭酸パックの場合、市販品でも長時間炭酸を保つことが難しいのが特徴です。
せいぜい、2~3分の炭酸状態が続く程度で、物足りないと感じてしまうこともあるかもしれません。
手作りの場合は、それ以下の炭酸持続効果になってしまう可能性もあります。
ただ、ケア方法としてはかなりお手軽です。
泡タイプ
泡タイプも、急いでスキンケアをしたいときに便利です。
泡を乗せて放置して、洗い流せばOKなので、成分を混ぜ合わせるような手間が不要です。
ただし、デメリットとしては、シートタイプと同様に炭酸が抜けてしまいやすいという問題があります。
市販品なら、より高濃度の炭酸が配合されているタイプを選ぶと、泡タイプでも炭酸をある程度持続させることができるでしょう。
ジェルタイプ
炭酸パックの中でも一番多いタイプが、ジェルタイプです。
人気も高く、扱いやすくしかも炭酸持続時間が長いというのがメリットです。
ただし、ジェルタイプの炭酸パックは手作りでは手間がかかります。
慣れないと失敗してしまう可能性もあり、初めのうちは大変に感じるかもしれません。
このように、炭酸パックそれぞれのタイプによって特徴が異なるため、自分のスタイルに一番合うものを選ぶことをおすすめします。
自宅で簡単炭酸パックの手作り方法!
では、自宅で簡単に炭酸パックを手作りする方法について紹介しましょう。
ここでは、ジェルタイプの炭酸パックの作り方について紹介します。
ジェルタイプの炭酸パックは、作り方にはなれるまで大変かもしれませんが、なれてしまえばパックするには効果的で手間のかからないのが特徴です。
まずは、材料を確認して準備しましょう。
- 材料
・グリセリン 10g
・キサンタンガム 2g
・精製水 40ml(水道水)
・重曹 10g
・クエン酸 5g
※クエン酸や重曹は、食用のものを選ぶようにしましょう。
掃除用のタイプでは、刺激が強い場合があります。
作り方
まずは、材料を混ぜ合わせる器具を消毒してください。
ボウルやスプーンなど、よく消毒してから使用すると、雑菌などが混入してしまうのを防げます。
消毒液で消毒すれば、簡単です。
キッチン用のアルコール消毒剤も、使用可能です。
計量した材料のうち、グリセリンをボウルに入れたら、次にキサンタンガムを加えて混ぜます。
だまにならないようにていねいに混ぜる必要がありますが、小さなダマはできていても大丈夫です。
ここに精製水を加えて、なめらかに均一になるまで混ぜましょう。
混ぜているうちに、ぷるぷるのジェル状になってきます。
重曹を加えて混ぜたら、すぐに使わない場合は冷蔵庫で保存してください。
炭酸パックを使用する段階で、クエン酸を加えます。
すぐに反応が始まってしゅわしゅわとしてくるため、すかさず顔などに塗っていきましょう。
手作り炭酸パックを使用するタイミングは?
手作りの炭酸パックも、お風呂などで使用するのが効果的です。
というのも、ジェルが流れ落ちてくる可能性があるため、落ちてきても衣服が汚れないように入浴中がおすすめなのです。
落ちないように工夫してパックできるのであれば、朝晩いつ使用してもOKです。
落ちないように、ラップなどを顔に軽く貼る方法もあります。
手作り炭酸パックの注意点
手作りの炭酸パックにも、注意点があります。
市販の炭酸パックでも人によっては肌に合わないことがありますが、手作りの場合は専門家が開発したもの以上に強い刺激が起こってしまうかもしれません。
赤みやかゆみが出てしまうこともありますので、使用前にはパッチテストをおこなうことをおすすめします。
また、保湿アフターケアは必ずしっかりおこなうようにしてください。