ガスールとは
モロッコで長い間使われてきたガスールは、粘土の一種です。
現地では、石鹸のような役割を果たしてきたことから、洗顔やボディ洗浄、洗髪まで、幅広い用途に使える点が、日本でも注目されています。
原石を地下水でとかし、ろ過した後に、自然乾燥させたナチュラルな製法にも、安心感があります。
粘土の持ち味である吸着力が、気になる肌の汚れを取り除いてくれると同時に、ミネラル分が肌をしっとりと洗い上げてくれるのです。
洗顔やクレンジングの他、パックにも使える便利さは、経済的でもあります。
ガスールの使い上がり効果
洗浄力と保湿力を兼ね備えているのが、ガスールの魅力です。
ミネラルやマグネシウムが豊富なため、天然のしっとり感を体験することができます。
使い続けていくことで、段々と肌をきめ細かくしてくれる効果にも期待でき、毛穴の汚れも取り除いて引き締まった毛穴にすることも可能です。
肌の質感が柔らかくなり、顔色が明るくなってくるのも、ガスールならではの効果。
つっぱらない洗い上がりに、思わず洗顔後の肌をずっと触っていたくなります。
ガスールを単体で使っても、うるおい肌に洗い上がりますが、さらにエッセンシャルオイルやはちみつ、ヨーグルトなど、お好みのアレンジをすると、つるつるすべすべの肌に出会えますよ。
ガスールの使い方@上手にどろどろにするには?!
ガスールには、使い方にコツがあります。
まずは、ガスールをどろどろにとかす必要があるのですが、ガスールの2倍の量の水分を加えるのが基本の溶かし方。
といっても、一気に水分を加えると、上手くとけてくれないことがあります。
水分は、様子を見ながら、少しずつ加えるようにすると、上手にガスールをとかすことができます。
ちなみに、各用途の使用量の目安は、どのくらいかを覚えておきましょう。
洗顔やクレンジングには、5グラムほどのガスール。
シャンプーや全身を洗うのに使う場合は、20グラムほどのガスールを使うのがよいでしょう。
パックでは、顔なら20グラムのガスール、全身なら40グラムほどのガスールを使うと効果的です。
ガスールを何に使う?洗顔・シャンプー・パックの方法
ガスールは、洗顔やパックだけでなく、シャンプーにも使用できます。
入浴剤として使っても、お風呂上りの肌がつやつやになります。
洗顔では、決して強くこすらず、ガスールと肌の間に空気があるかのような気持ちで、軽くやさしく肌になじませるようにしてください。
メイクをしていない場合は、そのまま使ってもよいのですが、濃いめのメイクをしているときは、オイルクレンジングなどでメイクをある程度落としてからガスールを使ったほうが、きれいに洗顔できます。
シャンプーをするときには、クレンジングよりゆるめの水分でガスールをとかしてください。
髪を濡らしておいてから、ゆるめにといたガスールをなじませていき、目の粗いコームなどでとかしても、汚れがとれやすくなります。
リンスやトリートメントをしなくても、洗い上がりがしっとりです。
ガスールの使いやすいアレンジ
ガスールをとかしてから、ヨーグルトを大さじ1ほど加えると、サッパリすると同時に肌がなめらかになる効果を得られます。
乾燥しやすい肌には、アボカドを加えたり、オイリーな肌にはりんごをすりおろして加えると、ガスールが使いやすく、相乗効果にも期待できます。
ガスールをとかすときに、炭酸水や化粧水で溶かすのも、ひとつの方法です。
そんなときこそ、リーズナブルな化粧水を贅沢に使うのがおすすめです。
ヨーグルトを加えたガスールで洗顔したことで、毛穴に詰まった角栓が浮いてきたという体験をしている人もいます。
エッセンシャルオイルをガスールに加えて、しっとり感をさらにアップさせる方法も人気です。