ブルーボトルコーヒーが、関西に進出すると言われ続けて早半年。
この度、遂に2018年3月23日にブルーボトルコーヒー京都カフェがオープンしました!
満を持してやって来たこのときを、待ち望んでいた関西のコーヒーファンも多かった模様。
オープン初日には、開店前から多くの人が列を作るほどの盛況ぶりとなりました(*^▽^*)
早くも新たな観光スポットとなっているブルーボトルコーヒー京都カフェに、女美健編集部スタッフも早速行ってきました!
どんな場所だったのでしょうか?
ブルーボトルコーヒー京都カフェはどこにある?
ブルーボトルコーヒーが関西初出店の地に選んだのは、京都の南禅寺。
観光客が絶えないスポットである祇園やJR京都駅付近のことを思うと、少し離れたエリアにあります。
例年より早くに見ごろを迎えた桜の影響もあって、今は多くの人が訪れる地となっているようですが、普段は、京都らしい落ち着いた雰囲気が楽しめるエリアとなっています。
最寄駅は、京都市営地下鉄の蹴上駅。
改札を出て左側が、ブルーボトルコーヒー京都カフェの最寄りの出入口へと繋がります。
長い廊下やエスカレーターを越えると…。
漸く出口です。
ここまでで所要時間、およそ2分ほど。
駅を出るだけでも少し歩かなくてはならないようですね(^^;
日本最古の水力発電所としても知られる蹴上発電所や歴史情緒あふれる蹴上インクラインを右手に見ながら進んで行きます。
桜並木の中を散歩するだけでも心地よいひとときが過ごせそうですね♪
橋の上の大きな交差点「南禅寺前」に到着すると、右へ曲がります。
南禅寺前の交差点からは徒歩1分ほどで到着します。
ブルーボトルコーヒー京都カフェがあるのは、向かって左側になります。
店舗の前には大きな看板がありますが、建物や道中には案内板は見当たりません。
やはり、京都の街並みの景観を守るためなのでしょうか…。
あまりのさりげなさゆえに、初めて行かれる方は、ブルーボトルコーヒー京都カフェの店舗と気づかず、通り過ぎてしまうかも知れませんね(^^;
ブルーボトルコーヒー京都カフェの店内の様子は?
女美健編集部スタッフがブルーボトルコーヒー京都カフェを訪れたのは、オープンから既に4日経った日のことでした。
また、開店して間もない時間だったためか、大きな混雑は見られないような状態でした。
「大行列!」や「いつ飲めるかわからないのでは?」などとドキドキして現場に向かったのですが、良い意味で期待を裏切られる結果となったようです。
店舗の道路脇や中庭にも、警備員の人がきっちりと配備されていましたが、さほど忙しそうな様子はありませんでした。
店舗は、京町屋を2棟リノベーションして作られたとのこと。
メインの奥の棟ではカフェメニューの提供が、手前の小さめの棟ではオリジナルグッズの販売がなされています。
席数は44席と公表されていますが、中庭や物販の建物内に立ち飲みスペースもあるので、実際にはもっと多くの方が利用できるようです。
人でごった返して大変!というよりも、落ち着いた雰囲気。
これが、カフェの本来のあるべき姿だなと思わせてくれるような光景が広がっています。
コーヒーを求める顧客は、老若男女、実にバラエティに富んでいました。
中には外国人観光客の姿も多く見られ、店舗スタッフが流暢な英語で接客を行っている姿もありました。
メニューはどんなのがある?
オーソドックスなドリップコーヒーや、エスプレッソベースのドリンクがメニューに並びます。
ただ、各メニューに使用されるコーヒー豆は毎日同じとは限りません。
その日の、そのメニューに対して最適な状態のコーヒー豆を、品質管理のスペシャリストたちが毎日厳選しているのです。
言うなれば、コーヒー豆との出会いも一期一会ということになります。
因みに、女美健編集部スタッフが訪れた日のコーヒー豆は、このようになっていました。
この中から、ドリップコーヒーのシングルオリジンをチョイス。
ブルンジ・カヤンザ・ウィメン オブ キンヨブ ステーションという、とても長い名前( ゚Д゚)
コーヒー好きの女美健編集部スタッフも、この名前は初耳だったようです。
透き通った色味は、コーヒーと言うよりも紅茶やルイボスティーに近いような色合い。
それでいて、香りはコーヒーの持つハチミツのような豊潤な甘みが全面に押し出されています。
コーヒーの持ち味を最大限に生かし、一番良い状態で提供する!というブルーボトルコーヒーの威信が感じられる1杯です。
赤道直下の小さな国であるブルンジのカヤンザ地域で生産されたコーヒー豆で、肥沃な大地の恵みを一身に受けて育ちました。
ダイナミックで爽やかな口当たりが特徴なんですよ♪
と、バリスタの方に教えていただきました。
さらに、
「ウィメン」という名称は、女性生産者を表します。
コーヒーの生産に携わる女性が有意義な生活を送れるように支援する団体から、購入しているんです。
とも。
なるほど、美味しいコーヒーを通して支援に携われるというのは、何だか誇らしく感じられそうですね(*´ω`*)
そんなこだわりの詰まったコーヒーだけにするつもりでいたのですが、つい手を伸ばしたくなってしまうフードも充実!
しかも、ペストリーが隣接しているので、できたてのフードがいただけます♪
女美健編集部スタッフも、「ご一緒にお食事もいかがですか?」の言葉に負けてしまい、クッキーも購入。
こちらのグリーンティーミントクッキーは、京都カフェのオリジナルフード。
世界中のブルーボトルコーヒーを探しても、これが食べられるのは、現在のところ京都カフェだけということになっています。
味わいは、緑茶の甘み・渋みに、ミントの持つ爽やかさがそっと花を添えているような感覚。
「ミント味=歯磨き粉」との思い込みがありましたが、もちろん、そんな要素は一切ありませんでした(^^;
ただ、直径6~7cmほどのクッキー1つに200円とは、決してお買い得とは言えない状況です。
1枚ずつ丁寧に焼いていて、量産できないから…という理由はあるのかも知れませんが、それを考慮してもやはり割高です。
ブルーボトルコーヒーもなかなかお高く止まっているなという感想は否めません。
名前を呼ばれるの、恥ずかしくない?
ブルーボトルコーヒーの特徴とも言えるのが、出来上がったコーヒーを受け取る際に名前を呼ばれること。
レジにて注文し、代金を支払う際に、受け取り時に呼ぶ名前も一緒に聞かれるのです。
このシステムに困惑する人、意外と多いのではないでしょうか(;´∀`)
通常であれば番号で呼ばれたり、レシートを差し出すことで受け取れたりと、個人名を名乗ることは決して多くないもの。
受け取りカウンターで、まぁまぁ大きめの声で「〇〇さま~」と呼ばれるのは、病院の受付と似たような感覚をおぼえそうなところ。
他店のブルーボトルコーヒーに何度か足を運んだことのある女美健編集部スタッフでも、毎回少し照れてしまうのだとか。
しかし、これ、なにも本名を名乗る必要はないのです。
なかなかとっさの判断が難しいところではあるのですが、苗字・名前はもちろん、あだ名でも良いのです。
現に、大半の人はやはり苗字で呼ばれて取りに行くのですが、明らかにあだ名であったり、略称と思われる人も居ました。
呼ばれても差し支えない、なおかつ自分だとわかって取りに行けるような名前を伝えるようにすると良いでしょう。
ただ、気を付けなければならないのは、この名前、レシートにしっかり印刷されて残るということなのです。
名乗った名前が、思わぬ黒歴史を生むことにならないように注意は必要と言えるでしょう。
オリジナルグッズはどんなの?
ブルーボトルコーヒーも、他社にみられるようなコーヒー関連のオリジナルグッズが販売されています。
また、清澄白川カフェをイメージした清澄マグや、青山カフェのオリジナルバッグなど、各店舗オリジナルグッズが用意されていることでも知られています。
京都カフェでももちろん、ブルーボトルコーヒーのオリジナルグッズが勢ぞろい!
しかも、わざわざ別棟にて展開するほどですから、これは期待できそうです。
天井にまで届きそうなほどに高い棚に、ブルーボトル自慢のコーヒー豆や、マグ・タンブラーなどがずらっと並んでいます。
ギフトバッグだけでも欲しくなってしまうようなオシャレなデザインですね。
オープンを記念して1ヶ月のみの限定販売となっているコーヒーキャニスターやフラワーベース、弁当バッグもありました。
ブルーボトルコーヒー京都カフェの特長は?
日本国内だけでも既に8店舗目となるブルーボトルコーヒー。
既に東京近郊では大成功を収めているブルーボトルが、京都という新天地に来るだけでも、これまでとは違う大きな特長があると言えそうです。
天井が高く開放的な雰囲気は他の店舗に共通したところもあります。
しかし、やはり町屋を改装したというだけあって、土壁の匂いや柱の傷など、歴史情緒を感じられるのは、京都カフェならではのことでしょう。
他にも、ブルーボトルコーヒー京都カフェにしかない魅力的な部分もたくさんあるのです。
国宝のおひざ元!
ブルーボトルコーヒー京都カフェが店舗を構えるのは、南禅寺の参道です。
店舗を左に出てまっすぐ歩けば、ものの5分程度で南禅寺の山門が現れます。
国の重要文化財に指定されている、歴史的価値が非常に高いものであることは言うまでもありません。
そればかりか、建造物や所蔵されているものも国宝級のものばかり。
いわば、周辺には国家を代表する貴重な品々が溢れ返っている状態となっているのです。
和の心が全面に押し出されている中に、コーヒーという西洋の文化が佇んでいる光景。
しかも、コーヒー界の中でも新しい存在であるサードウェーブの代表格であるブルーボトルコーヒーです。
一見合わないのでは?とも心配になりますが、決して邪魔するようなことはなく、むしろ、あたかもずっと前からそこにあったような、ごく自然で心地よい風景を織りなしています。
こんな贅沢な雰囲気は、京都でしか成し得ないのではないでしょうか。
京都カフェ限定グッズに注目!
品物がずらっと並ぶ高い棚の隣に、見やすい高さの台があり、さらにグッズが並びます。
ここに置かれているのが、京都カフェならではのグッズです。
京都カフェ限定のトラベルサコッシュは、ちょっとしたお出かけにちょうど良い大きさ。
生成色のシンプルなデザインなので、どんな服装にもバッチリ合いそうです。
また、注目すべきは京都カフェオリジナルのピンバッジです。
2個入りで550円なのですが、その売上金は、京都の歴史や伝統文化の継承・発展のために全額寄付されるとのこと。
つまり、購入を通じて社会貢献ができるというものなのです。
ブルーボトルコーヒーの美味しい・楽しい思い出を持ち帰ることができると同時に、京都の街がより良く活性化されることが期待できます。
他にはなかなかない、画期的なお土産だと言えるでしょう。