毎年、年間を通して発生のニュースが流れる食中毒問題。
お弁当男子やお弁当女子も増加するなか、食べ物の保存には気を遣っても遣い切れないのではないかと心配になりますよね。
そんなとき、便利に活用できるのが、わさびシートです。
透明、あるいは半透明になった薄いシートで出来たわさびシートは、食べ物の上に乗せておくだけで品質保持に役立ってくれます。
放っておくと時間が経過するほどに増えてしまう食べ物の菌数を低減させたり、食べ物が褐色に変化していくのも防いでくれる効果に期待できるのです。
市販の食品にも、内ブタ内に貼りつけられるなど、気付かないところでもすでにわさびシートが使用されています。
わさびシートの効果で抗菌@本当に効果あり!?
食中毒の原因になる有害菌は、加熱すれば防ぐことができる種類もありますが、中には加熱すら効果がない種類もあります。
そんな食中毒の原因菌を抑制してくれるのが、わさびシートです。
食品にわさびシートを乗せてからフタを閉めておけば、わさびシートの有効成分が全体に行き渡って抗菌効果が出てきます。
わさびシートを開発・製造している会社では、様々なテストを繰り返して抗菌効果を発表していますので、頼りになりそうですね。
メーカーによって配合成分は異なれど、わさびシートの主成分はわさびやカラシに含まれる抗菌効果を持つ成分。
様々な有害菌の他、カビや酵母にも威力を発揮するわさびシートもあります。
ただし、殺菌ではなくあくまでも抗菌効果ですから、食べ物の調理法や保存法などには十分に気を付けておく必要があります。
抗菌シートを入れないと?こわーいお弁当のお話
夏場以外でも、要注意しておきたいお弁当。
冬場に活躍する食中毒原因菌もありますから、油断できません。
十分に手を洗って調理し、水分をよく切っておかずや主食を詰めたとしても、保存する時間が長くなるほど、有害菌が増加してしまう恐れがあります。
そもそも食材に菌が付いていることがありますし、手には細菌が常にいっぱいなのです。
目に見えないだけに、細心の注意を払う必要があります。
それでも、抗菌シートを入れておかないと、安心はできません。
ときには、おかずに十分に火が通っていなかったことから、食中毒を起こしてしまうこともあります。
子供も安心?わさびシートの匂いや味
わさびシートのメリットの一つは、味や匂いが気にならない点です。
お寿司やお刺身などに当たり前に使われるわさびは、ないと物足りない人がいても、味や匂いが苦手という人もいます。
また、食品に乗せるとなると、あの強烈な風味が食べ物に写ってしまうのではないかと心配になる気持ちはわかります。
ところが、わさびシートはしっかり開発されていて、成分の効果だけが活かされています。
味や匂いが食べ物に移る心配がないどころか、お弁当などのフタを開けてもわさびシートから匂いがただよってくるようなことはありません。
繁殖ストップ!わさびシートとその他のアイテム
わさびシートの他にも、食中毒の原因菌が繁殖するのを防ぐグッズがあります。
例えば、市販のお惣菜やケーキなどを買ったときに入れてもらえる保冷剤は、食品が熱によって菌に侵されてしまうのを防いでくれます。
昔から、笹の葉などの抗菌性を持つ素材で、お弁当にバランを入れてきたものですが、今では人工のバランに抗菌性を付加したグッズが出ています。
密閉性のあるお弁当箱も、ある程度の抗菌性を発揮してくれます。
お弁当は、中身をぎゅっと隙間なく詰めたほうが、持ち運びしている最中の動きがなくなり、品質も保持されやすくなります。
わさびシートにプラスして、密閉性のあるお弁当箱を利用すれば、さらに抗菌効果に期待できるでしょう。