プラダンは、プラスチックダンボールの略です。
ポリプロピレン樹脂を使って仕上げた素材で、内部が空洞状態になっているため、軽いのが特長です。
にもかかわらず、重さに強く、水もはじき、熱にも負けないため、様々な用途に使いやすいと人気が出ています。
看板や養生、パネル、仕切りなどに使用されてきたプラダンですが、最近、家庭内で流行っているのが仕切りとしての利用法です。
ハサミやカッターで簡単に加工できるのも、一般に使用しやすいポイントですね。
プラダンの特徴@使いこなし方
プラダンの使い方は、かなり幅広く工夫されています。
例えば、簡易的に収納棚を作ってしまったり、家の中のあちこちにプラダンで収納スペースをリメイクしている人が増えています。
- 風よけにもなりやすいプラダンは、ベランダなどで植物を守るにもよいかもしれません。
- 窓の内側に、断熱用として付けてみるのも使いこなし法の一つです。
- 静電気防止効果にも期待できることから、冬場の乾燥時期には、静電気が起きやすい衣類をしまっておく収納スペースに役立ちます。
プラダンは、長期使用や保存に適しているため、日常的に頻繁に使用するスペースに使用するとよいでしょう。
一方、捨てるときには、資源・リサイクルにできるので、粗大ゴミを増やしてしまう心配もありません。
扉のリメイクに使用する人も多く、長期間愛用したくなるような柄やデザインも出てきています。
プラダン工作に必要なもの
プラダンに必要な道具は、まずカットするためのハサミやカッターです。
簡単にカットできるとはいっても、刃物を扱うときは危険ですから、軍手を用意しておくとよいかもしれません。
正確にカットするために、定規も用意しておきましょう。
接着をするときには、両面テープや接着剤、グルーガンなどが便利です。
接着剤は、プラスチック素材をとめられるものを選んでください。
壁や木材にプラダンを取り付けるときには、タッカーという道具があると便利です。
他にも、結束バンドやヘラがあると、変形加工させるのに役立ちます。
プラダンの切り方や貼り方
プラダンをカットするときは、シートの節目と節目の間のところにハサミやカッターを入れると難なく切れます。
まっすぐにカットするためには、定規を添えてがよいでしょう。
くれぐれも、手を切らないように、気を付けてください。
難しいのは、節目に対して垂直にカットする場合です。
力もいるので、できれば男性にやってもらうとよいでしょう。
力のない人が行う場合でも、勢いあまって手を切らないように十分に注意してください。
プラダンは、節目に沿って切れ目を入れると、折り曲げが簡単にできます。
節目と節目の上部だけをカットしたら、折り曲げるだけできれいに垂直に曲げることができるのです。
節目と節目の間を一筋切り落としてしまうのも、折り曲げの技の一つです。
他にも、プラダンの折り曲げ方にはいくつもの手法があるため、用途によって使い分けるとよいでしょう。
簡単DIY!プラダンで出来るもの
プラダンでは、おうちの中の様々なインテリアに加工が可能です。
例えば、内窓断熱を実践したかったけれど、予算がないという場合、100均ショップのプラダンでも実行可能です。
窓の内側にプラダンを取り付ければよいだけですから、簡単ですね。
プラダンで、収納ケースを目隠しする方法も、流行っています。
プラダンで、収納ケースそのものを作ってしまうのもありです。
初心者には、ゴミ箱を作るなどから始めてみるといいかもしれませんよ。
プラダンで、カラーボックスに扉を付けている人も少なくありません。
収納棚の中に、プラダンで仕切りを作るのも便利です。
ある程度の重量にも耐えてくれるので、縦置きにも使用できます。