女優の古村比呂さんが2018年2月4日、都内の「ネクストリボンプロジェクト」に出演し、がんの再々発を告白しました。
発見したのは2017年11月のことで、早期発見だったとのことです。
今回は、古村比呂さんのプロフィールとこれまでの闘病生活、現在の体の具合について調べてみました。
古村比呂さんのプロフィール
古村比呂さんは1965年11月24日、北海道で産まれました。
デビューのきっかけは、北海道のローカル番組です。番組に出演中、放送作家の景山民夫さんにスカウトされ、上京します。
そして1985年、カーオーディオメーカーが行っているキャンペーン「クラリオンガール」の準グランプリに選ばれました。
当時、クラリオンガールは人気芸能人への登竜門として注目されていたもので、準グランプリに選ばれた古村比呂さんはその後、映画「童貞物語」のヒロインオーディションで優勝を果たし、映画デビューと共に芸能界入りします。
名前が世間に浸透するようになったのは、1987年のNHK朝の連続テレビドラマ小説「チョッちゃん」です。
最高視聴率46.7%を記録したこのドラマで、古村比呂さんはヒロインを演じ、有名女優となります。
その後、古村比呂さんはドラマや映画、舞台など様々な場所で幅広い役を演じていきます。
過去の闘病生活について
古村比呂さんが最初にがんを発症したのは、2011年のことです。
日頃から検診を欠かさなかった古村比呂さんは、初期の段階で子宮頸がんを発見します。
2012年3月に手術を受け、一命を取り留めます。
初期の段階での発見と早期治療のおかげで、完治したかのように思われていたがんですが、2017年3月にがんの再発が判明します。
がんの再発は珍しくないことですが、古村比呂さんの場合は4か所に転移しており、病状も悪化していました。
この時もすぐに手術を行い、1ヶ月の治療の後、治癒したと報告されていました。
がんのステージや詳しい病状などは発表されませんでしたが、治療後の後遺症や不調などはあまりなかったようで、術後すぐに活動を再開します。
再々発をしたがんの現在の状態について
がんの再発を受け即治療を行い、治療は終わったかと思われていた古村比呂さんですが、2018年2月4日、都内で行われたネクストリボンプロジェクトでがんの再々発を告白しました。
ネクストリボンプロジェクトは、がんとの共生を目指すことを目標とした朝日新聞社運営のプロジェクトです。
がんになっても社会で活躍でき、がんを自分の問題と考え、早期発見のためにがん検査を促すという活動をしています。
古村比呂さんはこのステージ上で、2017年11月にがんの再々発が判明したと発表しました。
「がんについて語ろう」というトークコーナーに登場した古村比呂さんは、冒頭で涙を浮かべ、告白をしました。
2017年11月に判明したがんの再々発は、肺とリンパ節に見つかったもので、古村比呂さんは「なんでだろうとなかなか気持ちの整理がつかないでいる」とコメント。
2018年1月から抗がん剤治療を始めており、はっきりとした病状は語らなかったものの、今回のがんも早期発見だと語っています。
抗がん剤治療で髪の毛が抜け、現在はウィッグで生活していることも打ち明けました。
今後の活動は?
古村比呂さんは2009年に夫の布施博さんと離婚し、三人の息子の親権を持っています。
女優としての活動だけでなく、母親としても日々頑張っている古村比呂さんにとって、がん治療は大きな重荷になるでしょう。
幸い、今回も早期発見で治療も始めており、通院しながらの抗がん剤治療を行っているとのことです。
今後、手術の可能性もありますが、治療が上手くいけば再び女優として活動する古村比呂さんの姿を見ることができるかもしれません。
しかし、3度に渡るがん治療は、古村比呂さんの心身に大きな負担となっています。
今後の活動については、所属事務所の発表や古村比呂さんの報告を待つ形になると思われます。