精製水は、ドラッグストアや薬局で簡単に手に入る精製した水のこと。
コンタクトレンズの洗浄や化粧水に使われることもあり、化粧水の前に精製水でプレケアをする人もいます。
非常にリーズナブルな値段だけに、パシャパシャ遠慮なく使えるのが魅力。
ここでは、精製水の効果や使用上の注意点、飲用は可能か、おすすめの精製水などについて、紹介します。
精製水とはどんなお水?
精製水は、水道水に含まれている塩素やミネラルなどの不純物をすべて除去した純水な水のこと。
紫外線などで滅菌されている精製水もあり、医療用や工業用などの種類に分かれています。
メーカーによって不純物の濃度は異なるため、100%不純物が残っていないとは限りません。
とはいえ、水道水に比べれば、はるかに体に害のある要素が含まれていません。
そのため、スキンケア用に使われるこeともあり、保湿や浸透力の高さを実感する人が増えています。
精製水の精製効果@お水がもたらす保湿
精製水がただの水だと知ると、興味を失ってしまう人もいます。
ところが、ただの水こそ、現代では貴重なもの。
塩素などの不純物が極力取り除かれた精製水は、顔を洗うだけでも水道水とは違います。
肌に余分な不純物を残すことなくきれいにできることから、化粧水の前に使うと化粧水の浸透力をグンと上げることができるのです。
グリセリンと合わせることで、保湿化粧水として役立てることも可能です。
精製水を使う上での注意点
精製水は不純物を取り除いた純水な水ですから、開封すると微生物や雑菌が入ってしまう恐れがあります。
気を付けないと雑菌が繁殖しやすいため、早めに使用することが大切です。
3日もすると純水さが失われてしまうともいいますから、開封したら1週間程度で使い切ることをおすすめします。
雑菌が繁殖しないように、冷蔵庫などで保存する必要もあります。
それでも、開封したら長期間はもたないと認識して、1週間で使い切るようにしてください。
冷蔵庫内の雑菌によって、菌が繁殖する恐れもあることを忘れないでおきましょう。
精製水は飲める?体への効果
精製水は、純粋なお水ですから、飲用にすることも可能です。
ただし、水には溶解性があり、純水であればあるほどその作用が強く出てきます。
精製水を飲むと体の中で溶け出す恐れがあるのが、ミネラルです。
人の体には必須のミネラルが精製水によって溶け出してしまうと、健康とは言い難い状態になる可能性もあります。
少し飲んだくらいで健康に害がおよぶとは限りませんが、飲み続けることで体調をくずしてしまうリスクがあるのが純水の特徴です。
精製水を飲用として常飲するのは、避けておくのが賢明です。
使いやすい精製水はこれ!肌へのおすすめ
スキンケアにおすすめの精製水は、次の2種類が代表的です。
健栄製薬 精製水Pワンタッチ式キャップ
健栄製薬の精製水Pワンタッチ式キャップは、500mL入って180円というお手頃価格。
溶解剤として製剤や試薬、試液の調製に使用されたり、医療器具の洗浄にも用いられています。
コンタクトレンズの洗浄剤としても用いることができますが、装着剤として用いるのは避けること。
用途として、化粧水に使用することもできると案内されています。
昭和製薬 日本薬局方 精製水 ワンタッチキャップ
昭和製薬の日本薬局方 精製水 ワンタッチキャップ 500mLは、健栄製薬の精製水よりリーズナブルに購入できるのが魅力。
といっても、品質に大きな違いがあるわけではありません。
注射剤の調剤に使用しないなどの使用上の注意はありますが、化粧水として使用するのであれば、それほど厳密な注意は不要です。
ただし、いずれの精製水も、1週間程度を限度に、早めに使い切るようにすることは基本。
どちらの精製水も、ドラッグストアや薬局、ネットショッピングで気軽に購入できます。