バブーシュとは
バブーシュは、モロッコで一般的に履かれている革製のシューズのことです。
外履きだけでなく、スリッパとして内履きされることも多いのが特徴です。
日本では、内履き用にルームシューズ風に売られている場合が多いのですが、最近では外履き用のバブーシュも人気が出始めています。
バブーシュには実は種類が多く、デザインも数え切れないほどあります。
一般的には、かかとを簡単に踏みつぶせるようなデザインが豊富。
これには理由があり、イスラム教の祈りの時間に、気軽に履物を脱いで祈りをささげるために、形作られているという説があります。
バブーシュの活用方法
バブーシュは、現地では、内履きにも外履きにも用いられます。
日本では主にルームウェアやバスサンダルとして取り入れられることが多いのですが、ちょっとしたお散歩程度であれば、外履きにして歩いても不自由ないでしょう。
とてもおしゃれなコーディネートになるため、Instagramやブログなどで紹介する楽しみ方もあります。
バブーシュは、手頃な価格の割に、素材は厳選された革を使っているという品質の良さが特徴です。
つまり、安っぽい靴に見えないので、コーディネート映えがするのです。
日本の道路はほとんど全てがアスファルトに加工されているため、バブーシュで長時間歩くのは疲れることがありますが、ちょっとしたお出掛けやお食事のときなどに、おしゃれにバブーシュを履きこなしてみるのもよいでしょう。
バブーシュの履き心地は?素材も充実
バブーシュは、非常に履き心地のよいシューズです。
というのも、素材が極上に柔らかい革製でできているからです。
本来なら、バブーシュといえば、羊の皮を使って作られています。
しかし、最近では、羊以外の皮を使ったバブーシュも出てきています。
羊の革製なら独特の柔らかさを感じることができますが、普段から履き慣れている牛革などのバブーシュを選んでみるのも面白いでしょう。
素材によって履き心地を比べてみて、お気に入りのバブーシュを見つけてみませんか?
バブーシュの注意点!臭いや耐久性
バブーシュは、通気性がよく、蒸れにくい反面、天然の革特有の臭いが気になるという問題点があります。
ただしこれは、本場でなめされた革で作っているバブーシュに限られたことともいえます。
日本製のバブーシュも最近出てきていますから、臭い対策をとったバブーシュに出会うこともできます。
本場の革が悪いというわけではなく、臭い対策が施されているかどうかだけの違いです。
気になるようであれば、日本製のバブーシュを選んでみるとよいでしょう。
また、耐久性に関しては、見た通り、それほど強いものではありません。
いわば、スリッパの一種であるバブーシュは、平均すると1年くらいの寿命です。
もちろん、履き方などにもよりますが、基本的には長持ちしないものだと認識しておいたほうがよいでしょう。
ただ、補修をすることも可能ですから、お気に入りのバブーシュは簡単な補修で寿命を延ばしてみてください。
例えば、痛みやすい部分として、中敷底やかかと、つまさき、裏底などがあります。
表面の色落ちだけしていることもありますし、つまさきなどの縫い付け部分がほつれてくることもあります。
中敷底に関しては、もとから接着剤で貼られているのが一般的です。
そのため、剥がれてしまったときには、接着剤で貼り直す方法があります。
色落ちは、補修カラーで対応可能。
縫い付け部分のほつれに関しては、針と糸を使ってほころびを直す方法で対応可能です。
問題は、裏底が破れたときです。
意外にも簡単に破れないバブーシュですが、やはり使用頻度によっては裏底が破れてくることもあります。
内側が出てきてしまうような状態になれば、履き続けるのは難しいと解釈して、新しいバブーシュに新調したほうがよいでしょう。