分かれた水は、アルカリ電解水と酸性電解水とになります。
最近、アルカリ電解水が注目されている理由は、掃除するときに使用すると万能な点にあります。
元をただせば、ただの水ですから、安全性が高いうえに環境にも負担がかかりにくいのがメリットです。
水では落ちにくいタンパク質や油分などを溶かして洗い流してくれるので、幅広い汚れを落とせるのもいいですね。
#アルカリ電解水 買い忘れたww #掃除 が出来ん。・・・しない(笑)
— 大島 (@torappy) December 25, 2013
今回は、様々な場所のお掃除に使えて重宝される「アルカリ電解水」について、
アルカリイオン水との違いは?
使い方は?
どんな場所に使える?
アルカリ電解水の作り方
などご紹介いたします。
アルカリ電解水とアルカリイオン水の違いって?
アルカリ電解水は聞いたことがない名前だとしても、アルカリイオン水のほうはよく見かけるということがないでしょうか?
アルカリ電解水とアルカリイオン水は、実は名称が異なるだけで同様の性質を持った水です。
電気分解した水素水であるという点で、同じものだと考えてよいでしょう。
水素は、還元性を持っています。
健康面でも注目されている水素水ですから、まずはお掃除で使用してみてその効果を試してみるのもよいでしょう。
アルカリ電解水効果@お掃除楽々二度拭きいらず
アルカリ電解水の良いところは、掃除の手間を省いてくれる点です。
濃度を調節しながら、幅広いところの拭き掃除ができます。
例えば、キッチンまわりの拭き掃除であれば、換気扇やシンク、ガスコンロなど、油汚れがつきやすいところへの使用をおすすめします。
アルカリ電解水を吹き付けてから2~3分もすれば汚れが浮いてくるので、布巾で汚れを拭き取りましょう。
浸け置き洗いもできるので、換気扇などの汚れがたまりやすいものは、もっと時間を置いてから汚れが浮き上がってきたところを拭けばOKです。
まな板の除菌にも、アルカリ電解水は使用できますよ。
家電製品の汚れ、カーペット、窓ガラス、腕時計、ペットのトイレ消臭、ワイシャツの襟や袖口の汚れ、スニーカーの汚れなど、あまりにも幅広い掃除や洗濯の汚れに使用できるので、アルカリ電解水のスプレーを1本作っておけば、他に洗剤はほとんどいらないくらいです。
https://twitter.com/LIMIA_tips/status/850589074423300096
アルカリ電解水が様々なお掃除に使えることが分かりますね。
アルカリ電解水の作り方
アルカリ電解水には市販品もありますが、手作りするのも簡単です。
厳密にいえば、アルカリ電解水ではありませんが、重曹を熱分解すると、アルカリ電解水同様の働きをしてくれる水溶液を作れます。
用意するものは、重曹小さじ1杯と水200cc、鍋です。
- 鍋に重曹と水を入れて、重曹を溶かしたら、弱中火にかけてください。
- 2分もすると、気泡が出てくるので、さらに2分熱すると、重曹が分解されてきます。
- 炭酸のような白い泡が出てきたら、弱火にしましょう。
- 弱火で5分ほど火にかけて煮詰めたら、冷ませば完成です。
使用するときには、水で10倍に薄めましょう。
また、使用するときには、素手で触らず、ゴム手袋を着用するようにしてください。
アルカリ電解水の使い方と注意点
アルカリ電解水は、肌が敏感な人だと皮膚に強い刺激がおよぶことがあります。
- 敏感肌ではなくても、長時間使用するときには、必ずゴム手袋を着用するようにしてください。
- また、目や口に入ってしまったら、すぐに水で洗い流してください。
- 間違っても、化粧水として皮膚に使用せず、飲まないようにしましょう。
よく落ちるということは、それだけ強力な洗剤だということなのです。
汚れがよく落ちるといっても、漂白剤の効果は期待できません。
アルカリ電解水を使用できるものと使用できないものには、細かい分類があります。
アクリル樹脂や大理石、木製の家具、ゴム製品、アルミ、金メッキ、宝石、ガラス容器、ウールやシルク
など、使用できない素材には注意しておきましょう。