お菓子づくりや粉を使う料理をするときには欠かせないのが、粉ふるいです。
昔はふるいを使うのが一般的でしたが、最近ではコンパクトで簡単に粉をふるえる機器が出て調理の手間が省けるようになりました。
ユニークな形の粉ふるいもあり、キッチンに置いておくだけでも楽しくなります。
ここでは、簡単粉ふるいの使い方やタイプ、サイズ、粉ふるいの洗い方などについて紹介します。
簡単粉ふるいとは
粉ふるいといえば、たらいのような形をして底が網目状になっている道具。
両手で持って粉をふるう使い方をするものが主流でしたが、次代が変わって片手で使えるコンパクトなタイプも出てきました。
柄を握って離すと粉がふるえる便利な粉ふるい器もあり、片手で粉をふるってもう片手で混ぜるといった器用なこともできるのが便利になったものです。
実は、最近ではさらに粉ふるいを便利にしてくれる道具が登場。
粉ふるいが面倒なことから、代用品で手軽に済ませる方法まで登場するありさまでしたが、簡単粉ふるいがあればきちんと粉をふるえるうえに、粉ふるいを簡単にできるようになります。
もう面倒と思うことなく粉ふるいができるようになることから、料理のレパートリーも広がるかもしれません。
基礎を覚えよう!上手な粉のふるい方
粉ふるいといっても、意味がわからずふるっている人もいるかもしれません。
なぜ粉をふるう必要があるのかを理解しておくと、効果的な粉ふるいを面倒がらずにできるようになります。
どんな道具を使うにしても、粉ふるいの目的は粉の粒子を細かくすることにあります。
粒が細かくなることによって、他の材料と混ざりあいやすくなり、よりおいしい料理に仕上がるのです。
粒子が細かくなった粉類は、ふんわりとやさしい口当たりになるのもメリットです。
特にお菓子やパン作りをするときなどは、数回くり返し粉をふるって、ふんわり感を際立たせるようにします。
つまり、粉ふるいを省略すると、口当たりの悪い仕上がりになってしまう恐れがあるということです。
簡単粉ふるいの形や大きさ
簡単粉ふるいの形でユニークなのが、スプーン型です。
スプーンというよりは、しゃもじの小型サイズのような見た目の粉ふるいですが、粉を中に入れてフタを閉じ、片手でスプーンを振るようにして粉をふるえるのが手軽です。
軽くてコンパクトなので、片手で扱えるのが便利。
ムニエルなどを作りたいときに表面に粉をふるう必要がありますが、そんなときスプーンタイプの粉ふるいがあると、適度な量の粉をパパッと少量ふるえるのがいいですね。
缶タイプの粉ふるいも、キッチンにあるとスマートでおしゃれなグッズです。
お茶が入っている茶筒のような見た目で、上部が網状になっています。
軽くてコンパクトなので、片手で手首のスナップをきかせれば、簡単に粉をふるえるのが便利です。
同じ形状の粉ふるいで、粉を入れる部分がビーカーのようなコップのような素材でできているものもあります。
粉ふるいを粉が残らずに上手に洗うには
便利でなくてはならない粉ふるいですが、使い終わって洗うときにはちょっと苦労すると思ったことがありませんか?
理由は、水につけると粉が容器にへばりついてしまうため。
網の間の細かな目にも、粉がつまって完全にきれいにならないと悩んでいる方もいるかもしれません。
ブラシで網目をこすったり、お湯につけたりしても、きれいにするまでに時間がかかってしまうのが困りもの。
実は、粉ふるいは、洗わないのが正解という説もあります。
どんなに丹念に洗おうとしても、細かい網目に洗剤や汚れが残っていると、そこから雑菌が繁殖しかねません。
お湯につけて洗うのもよいかもしれませんが、洗わないという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。