新築やリフォームの際に検討する人が増えている浴室暖房乾燥機は、賃貸でも導入されている物件が出てきています。
湿気がこもりやすい浴室の換気は、一軒家で入浴後に窓を全開にしていても、カビなどに悩まされがち。
そんなとき、浴室暖房乾燥機があれば、いつでも換気よくして乾燥状態を保ち、寒い日でも温かく入浴できるのです。
浴室暖房乾燥機には電気式とガス温水式があり、設置する場所も天上や壁付けなど様々なタイプがあります。
もちろん、それぞれに機能も異なり、迷うところが多いでしょう。
そんな浴室暖房乾燥機のメリットやデメリット、正しい選び方やおすすめ品を照会します。
浴室暖房乾燥機のメリット
浴室暖房乾燥機を導入しようかと考えるときの理由に最も多いのは、浴室のカビの抑制のためではないでしょうか。
集合住宅では特に、換気が充実せず、カビに悩まされることが多いものです。
かといって一軒家なら換気が十分かといえば、窓を開けるだけでは外気から雑菌なども運ばれやすくなり、最近では花粉やPM2.5なども心配です。
雨の日であれば、窓を開けておけば、より一層湿気がこもってしまいます。
ヒートショックの予防になるのも、メリットの一つです。
温度差が原因で死亡するケースは、年々増えているといいます。
確かに、お風呂場に入ったときのヒヤッとした冷気から、浴槽の熱いお湯に浸かるときの温度差は、身体に応えるものがあります。
花粉やPM2.5といった、外気から侵入してくる有害物質を防ぐことができるのは、窓を開けずに換気ができるから。
雨を気にせず乾かせるので、洗濯物を浴室で干しやすくもなるでしょう。
下着などは、浴室に干すようにすれば、外からのぞかれない安心感もあります。
浴室暖房乾燥機のデメリット
一方、浴室暖房乾燥機にもデメリットがあります。
まずは、設置するための初期費用がかかるという点です。
さらには、毎月の光熱費もバカにできません。
浴室暖房乾燥機を導入する際には、電気かガスかを選択できます。
電気なら1時間で20~50円ほどだと見られていますが、これを節約する方法も工夫するのが、デメリットをメリットに変える方法です。
気温が高めの日中に使用したり、電気料金が安い夜間に使用するのも、一つの方法です。
浴室暖房乾燥機の機能と正しい選び方
浴室暖房乾燥機には、電気式とガス式があります。
家の中の機能をどちらか一方に絞っているご家庭もあるでしょうから、浴室暖房乾燥機もお得なほうに決めることができます。
電気とガスではどちらがお得かも、プランによってきます。
壁掛けにするか、天井に埋め込むかにも、選択肢があります。
良い選択肢をすれば、換気と乾燥に加えて暖房もできる浴室が手に入り、ミスト機能や打たせ湯を楽しむことも可能です。
衣類乾燥にも役立ちますから、毎日の家事を時短にできますよ。
浴室暖房乾燥機のおすすめ
浴室暖房乾燥機のおすすめを5選、紹介します。
Rinnnai 浴室暖房乾燥機
1つめは、Rinnnaiの浴室暖房乾燥機です。
スピーディーに浴室の温度をアップしてくれる他、ミストサウナ機能で美容効果にも期待できる浴室暖房乾燥機です。
本格的なうたせ湯を楽しめる上、夏には涼風機能を使えて、一年中快適なバスタイムを楽しめるでしょう。
TOTO 三乾王
2つめは、TOTOの三乾王です。
暖房・涼風・換気・衣類乾燥と4つのメリットが揃ったこちらは、壁掛けタイプか天井取り付けタイプの2種類あります。
従来品から最新商品への取り換えも可能で、頼りになります。
三菱 ロスナイ
3つめは、三菱のロスナイです。
機能は5つ、暖房・乾燥・衣類乾燥・換気・涼風です。
さらに、ミスト機能がプラスされ、充実のバスタイムを過ごせます。
Panasonic
4つめは、Panasonicです。
浴室だけでなく、脱衣所を暖房乾燥して、ヒートショックを防げるのがメリットです。
パナソニックは、アフターサービスが良いのも頼りになりますね。
ノーリツ
5つめは、ノーリツです。
コンパクト設計の浴室暖房乾燥機ですが、ミストサウナ機能付きのタイプもあって、入浴タイムが楽しくなります。