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一見の価値あり!コムローイはどこでみられる?幻想的なお祭りの楽しみ方やランタンフェスをご紹介

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コムローイとは

アニメ映画にもモチーフにされたという、タイのお祭り、コムローイ。

簡単にいえば、紙袋を空に飛ばすお祭りで、一斉に空に浮かんだ紙風船が幻想的な光景を生みます。

この紙風船はランタン状になっていて、紙風船の中の空気を加熱することで、空に浮かばせるのです。

いわば、熱気球のようなものです。

タイのチェンマイで伝統的に行われているコムローイは、本場ではゴールデンウィーク頃に開催されています。

ただ、そのお祭りを見に行くためだけに、この時期、タイには世界中から多くの観光客が訪れるのです。

コムローイの本場は?日本でもみられる?

001AMEMAN17517_TP_Vコムローイの本場はタイのチェンマイですが、実は日本の各地でもコムローイに似たようなお祭りが開催されているのです。

1つは、秋田の上桧木内で100年以上の伝統を誇る、紙風船上げです。

雪の降る季節に、武者絵や美人画などが描かれた巨大な紙風船が空に飛ばされる光景は、本場のコムローイとは一味違う幻想的な雰囲気を持っています。

新潟の津南で行われる、つなん雪まつりでは、かなりコムローイに近いランタンがうち下られます。

こちらは、2012年のつなん雪まつりから開催されています。

山形の尾花沢行きまつりでも、壮大な数のスカイランタンが打ち上げられます。

最も新しいスカイランタンのイベントは、2014年からスタートした岡山の大茅での雪あかり in 大茅です。

コムローイの原理@実際に飛ばすには

本場のコムローイは、竹でランタンの底部を作り、その上に紙袋を固定していました。

今では、竹の代わりに針金を使っているそうですが、構造自体は昔と変わりありません。

底部には、油をひたした紙を固定してあります。

トイレットペーパーの芯を使うアイディアもありますが、日本では市販のランタンに使われているような金属製の器具が組み込まれていることが多いようです。

油をしみこませた紙に火をつけると、紙袋にこもった空気が加熱されます。

すると、紙袋内の空気がまわりの空気より軽くなり、紙風船が上昇するのです。

熱気球と原理は同じですが、もっと簡易的な構造と簡単な材料で作れるのが、コムローイが多くの人に親しまれている理由です。

やってみる!コムローイ参加時の注意点

AdobeStock_150428365紙風船を燃やしたりして、火災が起きないの?と心配する方もいるでしょう。

確かに、ちょっとした手違いで、コムローイでは火災が起こりかねません。

多くの人が参加するお祭りですから、1人1人が注意しなければ大火災が起こるリスクもあるのです。

そのため、各国の類似イベントによっては、様々な制限を設けている場合もあります。

もちろん、タイのコムローイでも、参加する人には事前に説明会が行われています。

意外に大きいコムローイは、打ち上げるのに必要な知識があるのです。

1人で上げるのも大変で、できれば2人以上で参加するのが理想。

現地で手伝ってくれるスタッフもいますが、子供に任せるのは危険です。

非常に燃えやすい素材でできているコムローイは、人の服や持ち物に引火する恐れもあるからです。

コムローイの作り方

コムローイは自作もできますが、簡単そうに見えて、案外複雑な構造になっているのがネックです。

オンラインショップなどでは、コムローイが販売されていますから、市販品を購入してしまったほうが、安全に使用できる確率が高そうです。

コムローイのキットは、カラーもいろいろ揃っていて、選ぶのが楽しいですよ。

自作するときには、中央の底部に針金で固定する油入れから、油がこぼれないようにするのがポイントです。

紙に油が完全に染み込み、落ちないようにすることも大切。

とにかく、火災が起きないように、あまり高く飛ばせるほどの燃料を入れないことも重要です。

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