天然の青森ヒバが話題になっているのをご存じですか?
青森ヒバは日本三大美林の1つに数えられ、200年以上の樹齢を持つ木が多いのが特徴です。
ヒノキ科の針葉樹で、ヒノキアスナロとも呼ばれています。
木材としての材質は、湿気に強く腐りにくいのが特徴ですが、今広く話題になっているのはヒバ油のほうです。
ヒバ油は防カビ・防腐・防虫効果に優れており、もともとの材質が湿気にくくシロアリに強いという点と共通していますね。
ヒバ油の香りや効果・効能は?
ヒバ油は、100kgの青森ヒバからたった1kgしか抽出できないという希少な油です。
抗菌性の高いヒノキチオールが2%ほど含まれていることから、様々な用途に研究開発が進んでいるといいます。
ヒノキや杉の木などにも抗菌性があるといわれますが、これらに比べても高い抗菌力に期待できるのがヒバ油の優れたところ。
例えば、黄色ブドウ球菌なら1リットル中にヒバ油が0.8g入っているだけで菌を防げるといいます。
大腸菌なら、1リットルに3.2gのヒバ油で抗菌できるともいわれています。
でも、油で抗菌って、香りが油臭くないの?と思えますよね。
ヒバ油の香りには、何と精神安定効果があるほどリラックスできるような香りなのです。
ネズミに対する実験でもストレスが緩和されたというように、森林浴効果のようなものに期待できそうですね。
アロマオイルでもリラックス効果のあるものがありますから、ヒバ油もアロマオイルの一種のように考えて用いるとよいかもしれません。
ヒバとひのきの香りどう違う?!フレッシュ感がわかるかな
青森ヒバもヒノキ科の樹木なのですが、ヒノキそのものの香りとヒバの香りとはかなり違うといいます。
といっても、違いの特徴は香りの強弱でわかるといったところでしょうか。
青森ヒバには、ヒノキチオールという成分が含まれています。
その含有量は、ヒノキ自体よりも多いほど。
つまり、ヒバはヒノキよりもヒノキの香りが強いと解釈してもいいかもしれません。
とにかく、キターッ!というような木の香りがするので、森や樹木の多い公園に行ったときに鼻をツンツンくすぐるような香りが好きな人は、好みのはずです。
ヒバは香木とも呼ばれるほど香りが強い樹木として知られていますから、その分癒し度も抜群でしょう。
アレルギー体質の人も使って!ヒバ油の抗菌作用で殺菌方法
スギやヒノキの花粉によってアレルギーが発生することがあるのは、よく知られています。
しかし、ヒバの抗菌性は非常に高く、置いておくだけで殺菌力を発揮するといわれているほどです。
アレルギー体質の人も、一度ヒバ油の抗菌作用を試してみてはいかがでしょうか。
例えば、ペットのハウスダストアレルギーに、ヒバ油で殺菌対策をすると、非常に効果的だといます。
お風呂に入れるときに数滴のヒバ油をたらしたお湯に浸けるとか、スプレーで毛に散布してあげるという方法がよいようです。
つまり、ペットの体につけても安全ということ。
ペットと人は違うと思われるかもしれませんが、実はヒバ油は食品の殺菌剤としても厚生労働省が認可しているのです。
食べても大丈夫なほどですから、皮膚につけても基本的には安全なはず。
もちろんアレルギー体質の人が直接慣れないものを付けるのは不安でしょうから、皮膚が敏感過ぎない部分から付けてみるとよいでしょう。
ヒバ油をもっと活用しよう!知っ得こんな使い方
ヒバ油は、ペットの防ダニ効果にも、アロマオイルとしても使える便利なアイテム。
虫よけ効果も高いので、化学成分満載の虫よけスプレーを使いたくないという人は、ヒバ油を薄めてスプレーボトルに入れ、虫よけに使ってみてはいかがでしょうか。
洗濯をするときに洗濯液に混ぜて、抗菌力をアップさせるのもよいでしょう。
いろいろなシーンで、ヒバ油を便利に使ってみてくださいね。
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