できたことノートって何?
できたことノートは、自分を肯定的に見ることができるとして話題になっているツールです。
毎日、今日できたことをノートに書くだけ。
目標を達成して自分を成長させるためには、これまで、今日できなかったことを振り返る方法が主流でした。
しかし、できなかったことを振り返っても、自分はダメな人間だ、今日もこんなにできなかったのだからこれからもできないと思ってしまいかねません。
その点、今日できたことをノートに書くできたことノートは、たった1日でも自分に自信をつけることができるのです。
著者は、人の行動を考える専門家として、多くの人材を育ててきた人。
できたことノート以外にも、優れた著書があります。
できたことノートの効果@前向きな自分
できたことノートの効果は、前向きな自分を手に入れられること。
前向きというのは、明るさや希望などに結び付けて考えられますが、自分を肯定するということでもあります。
仮に、高い目標を掲げている人でも、今日できなかったことを書くより、今日できたことだけでも肯定的に見られる瞬間を作ることは貴重です。
できたことを振り返ると、自分はこんなにできたことだらけなのだと気づけます。
そうやって、1つ1つステップを上がっていくことで、大きな目標も必ず達成できるのです。
できたことノート書く前の準備
できたことノートには書籍の発売予定もありますが、今のところはPC用のサイトから書き込みシートをダウンロードするか、アプリを使用する方法の2種類で取り組めます。
メールアドレスを入力するだけで無料ダウンロードできますから、気軽に始めることができますね。
シンプル、かつ適度なカラー感もあって、書くのが楽しくなるような構成の書き込みシート。
書く前の準備には、いくつかのポイントがあります。
まずは、今日できたことを振り返って、深く内省すること。
できたことを書こうとしているのに、思考停止になってしまうのには、ワケがあります。
自分がしたことを飾ろうとすると、せっかくできたことがあっても、思考が止まって書けなくなってしまうことがあります。
できたことノートの書き方・書く内容
できたことノートには、どんな内容のできたことでも書いて大丈夫です。
仕事に関すること、勉強に関すること、趣味のスポーツや遊戯などについて、今日できたことを書くのでもOK。
美容に関することでも、恋に関することでも、人によって今日できたことは違います。
目的は自信を取り戻すことですから、今日できたことはどんな些細な内容でもよいのです。
ただし、できれば続けていきたいことについて、書くことを中心にしましょう。
自分に自信をつける意味では、毎日違う内容を書いてもOKです。
むしろ、身近なことにこそ、自信を取り戻すエッセンスが秘められているはず。
できたことを書き続けるうちに、自分が脱皮するのを感じるでしょう。
しかし、長い目で見て、1つの目標の達成に向かうには、1つのことを毎日書き続けることも大切です。
できたことノートで振り返る内省分とは
できたことノートでは、毎日できたことを書くだけでなく、1週間おきくらいで内省文を書くことが大切です。
内省文とは、過去数日間で書いた、できたことを選び、4つの要素と質問文に答えること。
書くテーマが決まっているだけに、難しく考える必要はありません。
4つの要素と質問文は、1つめが詳しい事実。具体的に何があったかについて、内省文で書きましょう。
2つめ原因の分析で、なぜそれができたのかを内省します。
3つめは本音の感情で、今素直に感じていることについて内省。
4つめは、次なる行動で、明日からできる工夫について考えるのです。
4つの内省文ができたところで、読み返すと次なるステップに進むヒントが出てきます。