今、女性用のランジェリーとして、ふんどしが注目されているのをご存じでしょうか?
ふんどしといえば、相撲のときに力士が着用するもの。
現代でも、お祭りなどのイベントでは着用されることがありますが、それでも男性のものだというイメージがありますよね。
ところが実は、昔の女性は、当たり前にふんどしを着用していたのです。
女性用ふんどしって?普通のパンツと何が違うの?
ふんどしというより、腰巻と呼ばれることが一般的だったようですが、現代の女性が身に着けているのは西洋風の下着なわけです。
いわゆるパンツとは、形が異なるのはもちろん、効果も違います。
雑菌の繁殖や締め付けを起こしやすいのが、現代よく履かれているパンツのデメリット。
その点、ふんどしは通気性がよいため雑菌が繁殖しにくく、締め付けが少ないために血流をとどめてしまうことがないといいます。
女性用ふんどしの作り方(準備物と手順)
女性用ふんどしは、手作りするのも簡単です。
好みのデザインの布を選べるので、どんどん手作りしておしゃれなふんどし生活を楽しみましょう。
女性用ふんどしの作り方の本なども出ていますが、手芸や洋裁が得意な方なら、大体の説明で作り方をイメージできるはず。
用意する布は、横幅35~6cm、縦幅70cm~80cmくらいの長さ。
ひもは、ウエスト+70~80cmくらい分を取っておくとよいでしょう。
- 本体用の縦の端を2cm折り込んで三つ折りにし、直線縫いします。
- 横の端はまず0.5cm折り込んで縫ったら、さらに2.5cm折り込んで内側を縫います。この部分に、ひもを通すことになります。
- ひもの横幅は7cmくらい取り、筒状にして縫ってください。
本体のひも通し部分にひもを通したら、もうふんどしの完成です。
どれにしようか迷っちゃう!人気のふんどしおすすめはこれ!
手作りは自信がないという方は、市販のふんどしをおすすめします。人気のふんどしを5選、紹介しましょう。
越中ふんどしは、明治時代から普及し始めたとされるふんどしで、現在では多くのメーカーが販売しています。
腰の前部分に四角い布をたらしたようなスタイルで履くのが特徴です。
癒されねむりふんどし
女性究極の「癒しの眠り」、について考え抜かれたふんどしです。
むくみや冷えにも徹底アプローチし、癒しの睡眠環境を作ります。
見た目も可愛く、気分の上がるデザインに!
冷えやすい仙骨の温めポケットもついているので、カイロを入れるとポカポカ!
これこそ、普通の下着に戻れないふんどしです。
もっこふんどし
いわゆるひもパンとほぼ見た目が変わらないようなスタイルのふんどしです。
見た目がパンツに近いことから、ふんどしが初めての方にも抵抗なく履きやすいでしょう。
SHYAREFUN(しゃれふん)
おしゃれなふんどしを略して名付けられた商品で、プラスチャーミングという会社の登録商標です。
もっこスタイル、越中スタイルと様々なタイプがあり、柄も素材も選び放題です。
男性用もあるので、カップルでふんどしというのもおしゃれですね。
une nana cool(ウンナナクール)
下着メーカーの大手ワコールから出ているブランドです。
ふんどしに限らず、下着全般が扱われていて、ふんどしも店頭で選ぶことができるのがいいですね。
Une nana coolのふんどしは、ななふんと呼ばれています。
ポップでカラフルなカラーやデザインがあり、ブラとおそろいにすることも可能です。
Tommy Rose ふんどし
可愛いショーツに見えるふんどし「Ri楽ショーツ」。
股の部分にゴムのない、リラックス&フリーの驚き体験。
リンパの流れや血流も圧迫しないので、冷える冬こそ試して欲しい!
下着を着けていないような解放感!
オーガニックコットンタイプもあり。
Sheepeace ふんどし
越中ふんどし、サイドを紐で結ぶもっこふんどし、ふんどしショーツが人気。
生地とカラーのバリエーションが豊富でかわいい。
蒸れない、締め付けない、ストレスフリーな下着。
レディースのほか、メンズやキッズもあり。
リブレモン
神戸のふんどしランジェリー専門店の商品です。シルクなどオシャレで大人っぽい素材があるのが魅力です。
ふんどしが女性に効果的な理由が知りたい!
ふんどし女子が増えているのは、メリットが多いからです。
特に女性は、身体の冷えに悩む人が多いもの。
冷えの原因も様々ですが、身体を締め付けることで血流を悪化させてしまっていることも、一つの原因でしょう。
ふんどしならパンツよりも締め付け感がないため、冷え対策に良さそうです。
血流が低下することによって起こりやすい、むくみの改善にも役立つでしょう。
パンツの締め付けによって発生しがちなもう1つのデメリットは、黒ずみです。
デリケートゾーンの黒ずみは解消しにくいため、なるべく早いうちに対策を始めたほうがよいでしょう。
もちろん、締め付けがないことで、リラックス効果にも期待できます。
さらには、自律神経が整ったり血行がよくなって腸内環境に好影響なことから、免疫力がアップして花粉症などの対策によいという説もあります。
トイレや生理の時はどうするの?
現代版のふんどしは、昔のように布をそのまま巻くというスタイルではありません。
もちろん、そのスタイルで着用するのもアリですが、もっと簡単に着用できるふんどしがあるのです。
形がパンツ型になっていて、サイドをひもで結ぶスタイルなので、誰でも簡単に履けますよ。
確かに、トイレに入るときに、いちいちひもを外して用を足すのはコツがいるかもしれませんが、洋式のトイレを選べばあまり不自由はないでしょう。
生理のときには、ちょっと漏れが心配になるかもしれません。
最近のナプキンは吸収力が良いものが多いとはいえ、ふんどしの場合は密着度が低いため、経血が漏れてしまう可能性もありそうです。
ただ、最近では布ナプキンを積極的に使用している方もいるくらいですから、工夫次第で生理時にもふんどし着用に慣れていけるかもしれません。