黒板塗料とは
黒板塗料は、特殊な塗料を塗るだけで、壁などが黒板のようになってしまう素材です。
チョークボードペイントと呼ばれ、おしゃれで便利なインテリアにしたい人に注目されています。
壁が黒板のような質感になるのですから、チョークで文字や絵を描けるようになるのがポイント。
黒板を買ってきて置いたり壁に取り付けたりするのとは、また違った味わいがあります。
塗料といっても、黒板塗料のタイプには大きく分けて2種類あります。
ペンキを刷毛などで塗っていくタイプと、スプレー式のタイプです。
スプレー式なら、刷毛のようなムラはできにくいのが特徴で、簡単に黒板を作れます。
黒板塗料の種類@油性・水性の特徴
黒板塗料には、水性と油性の2種類があります。
水性の塗料には、扱いやすいというメリットがあります。
水で薄めて塗るため、塗料臭さが少ないというのもメリットの一つです。
また、乾くのが早く、これまで黒板塗料を塗ったことがない人でも、比較的容易に塗れるのはいいですね。
ただし、水性の黒板塗料のデメリットは、耐久性の弱さ。
長期間の使用に耐えず、段々と塗料が剥がれてきてしまうという特徴もあります。
また、チョークを使って書いたときに、拭き取りにくいという難点もあるのです。
一方、油性の黒板塗料はというと、扱いにくいというデメリットがあります。
また、塗料を薄めるためにシンナーを用いる必要があるため、強烈な臭いがして、しかも乾燥するまでの時間がかかります。
ただ、油性の黒板塗料は耐久性があり、チョークを消しやすいのがメリットです。
黒板塗料を使って出来ること
黒板塗料は、壁を黒板のようにできるのが特徴です。
いわゆる四方の壁に限らず、階段の脇、キッチンの棚、棚の内扉など、工夫次第で様々な場所を黒板に変身させられます。
特に、壁を黒板にするなんて大胆なことに挑戦できない場合は、棚の内扉は恰好の黒板場所となるでしょう。
デスク前の一部分を黒板にするという手も、あります。
思い切って、四方の壁を全て黒板にしてしまう例もあるようです。
実は、黒板塗料は、黒色だけではありません。
ピンクやグラデーションをつけられるような黒板塗料もありますから、インテリアに活かす幅は広がります。
黒板塗料を塗った部分には、季節ごとに絵を描いてみるのも素敵です。
冷蔵庫の表面を黒板にしてしまうのも、おしゃれですよ。
黒板作りに必要な物と黒板塗料の塗り方
黒板塗料にもいくつかの種類があり、また油性と水性でも用意するものが違ってきます。
例えば、スプレー式の黒板塗料であれば、サンドペーパーやブラシなどが必要、ペンキタイプの黒板塗料であれば、ペイントローラーやマスキングテープ、木製の素材に塗るなら下塗りシーラーが必要という具合です。
まずは、どこに塗るかを決めてから、どの塗料を使用するか考え、道具をそろえていくとよいでしょう。
黒板塗料を使ったインテリア術
黒板塗料には興味があるものの、塗料を塗るのには抵抗がある、塗れる自信がないという場合は、スプレー式の黒板塗料を用いるのが便利です。
お部屋の壁だけでなく、様々な場所を黒板にできる可能性が広がり、次はどこを黒板にしようかと考えるのも楽しいはず。
トイレ内の壁を黒板にしてしまうというのも、ゲストがあったときにビックリさせることができそうですね。
お部屋の壁を黒板にするというと暗いイメージもありますが、黒板塗料ならぬピンク板塗料などもあります。
好きな色を選んで、チョークで書ける壁にできるのは楽しいですね。
家族のメモ板としてだけでなく、料理のレシピや献立、記憶したいことや気軽に計算用の黒板として、絵画などの装飾代わりにもできるのが、黒板塗料の使い勝手の良さです。