室内砂遊び用砂ってどんな砂?
スウェーデンのWABAfun社が開発した、キネティックサンドという室内砂遊び用砂が話題になっています。
砂遊びといえば、昔は公園でするものでしたが、最近では動物のフンをはじめとした有害物が混じった砂場の砂が衛生的に心配されて、子供が気軽に公園で砂遊びをできなくなっています。
かといって、部屋の中で砂遊びをされてしまうのも困ったもの。
散らかるのが心配ですが、室内砂遊び用砂は、子供が存分に楽しめるだけでなく、大人も後片付けにヒヤヒヤする心配なく済む、新しいおもちゃなのです。
ちょっと触っただけで、普通の砂とは違うと感じられる室内砂遊び用砂。
粘土でもないし、サラサラの砂とも違う不思議な感触は、造形すると固まり、くずすとサラサラになるという見た目にもマジックのような特質も備えています。
室内砂遊び用砂での遊び方
室内砂遊び用砂は、わざわざ大きな砂場を室内に設けるような必要なし。
小型の箱の中に室内砂遊び用砂を入れて遊ばせれば、十分に楽しめます。
きれいにしてある机の上であれば、散らかる心配もありません。
固まりやすく、崩れやすいのが、室内砂遊び用砂の特徴だからです。
どちらかというと、普通の砂よりも造形がしやすいのが室内砂遊び用砂のポイント。
普通の砂のように水を混ぜなくても、粘土のように固まってくれます。
完全に乾くということはないのに、くずすときにはサラサラと普通の砂のようにくずれるので、しまいやすいのも便利です。
何と、砂のはずなのに、ナイフで切ったりすることも可能。
発想力がどんどん豊かになって、あれも作ろう、これも作ろうとなってきます。
室内砂遊び用砂は本当にまとまるのか
室内砂遊び用砂は、98%が自然の砂で出来ています。
残りの2%が企業秘密だとされていますが、室内砂遊び用砂がまとまる秘密は、この2%に隠されていそうです。
水を加えた普通の砂のように、時間が経てば乾いてきて崩れてしまうこともありません。
ずっと湿ったような状態がキープされますから、作った形を維持することができるのです。
子供が作ったものをお父さんが帰ってくるまでとっておきたいなんてときにも、重宝しますね。
室内砂遊び用砂で遊ぶ時のちょっとしたポイント
室内砂遊び用砂には、様々なカラーバージョンも出ています。
カラーを組み合わせて模様を作ったりする楽しみ方も、自由。
ホワイトボードのようにして、メッセージを残したり、言葉の練習をするにも便利です。
ただし、一度崩してしまえば、普通の砂と同じで、元の形に戻すことはできません。
作ったものを長時間キープしやすい、成形しやすいというのが、室内砂遊び用砂の持ち味です。
室内砂遊び用砂専用の小さな遊び場も、発売されています。
崩れたときにはサラサラになる可能性もありますから、床やじゅうたんの上などを散らかしてしまう恐れがあり。
下に紙を敷くだけでも、だいぶ安心感が違ってきます。
室内砂遊び用砂の注意点
室内で、気軽に砂遊びができてしまう室内砂遊び用砂。
いつでも遊べる気軽さから、外で砂遊びをするときほど注意せず、油断してしまうこともあります。
室内砂遊び用砂は、公園から拾ってきた砂をかき集めて作られたわけではありませんが、それでも天然の砂を98%使っていることには変わりありません。
まだ、分別のつかない子供が、口に入れてしまうのは危険です。
安全だと思って、子供から目を離したスキに、間違ったことが起こらないよう、遊ぶときには大人の監督下でするように注意しておきましょう。
水を使ってはいけないのも、室内砂遊び用砂の重要なポイント。
普通の砂遊びのように、水を流して遊ぶようなことはできません。
どうしても量が限られてくるため、こぢんまりと遊ぶというときに適しているのも事実です。