キッズウィークは、子供の夏休みを5日分別の月にずらして、親子が長期連休を共に過ごせるようにしようという取り組みです。
2018年からスタートする試みとして発表されましたが、果たして親子で一緒に大型連休をとることができるのでしょうか。
ここでは、キッズウィークの導入やメリット・デメリット、親子でお出かけできるスポットなどについて、紹介します。
キッズウィークとは
キッズウィークは、安倍政権が打ち出した、新しい政策です。
小中学校の夏休みや冬休みのうち、5日間を別の月にまわすことによって、親子で一緒に過ごせるようにするというのが、キッズウィークの仕組み。
自治体ごとに休みを分散させるということで、キッズウィークに合わせて親がまとめて有給休暇などをとるようにして、親子ともに過ごす休暇を作るのが目的です。
夏休みや冬休みの長期休暇から、子供が約1週間分休みを他の月にまわして、親子で共に大型連休をとるようになれば、旅行シーズンのピークも分散されてきます。
消費の動きが変わってくるのも、政府の狙いではあるのでしょう。
キッズウィーク導入される?いつから?年齢は?
キッズウィークがスタートするのは、2018年からだといいます。
実際に夏休みや冬休みのうちのどの期間をどの月にまわすかについては、自治体ごとに異なる予定です。
対象年齢は、小学生と中学生。
地元の学校に通っている小中学生は、同じ期間にキッズウィークを迎えることになりそうです。
住まいと別の地域の学校に通っている子供は、地元とはキッズウィークが分散されることになるでしょう。
キッズウィークのメリットとデメリット
キッズウィークが実施されることにより、親子が一緒に過ごせる機会が増えるというメリットが予想されています。
夏休みや冬休みの混雑がピークのタイミングに休みをとる必要がなくなり、旅行なども空いているシーズンに出掛けられるというメリットがあるでしょう。
一方、キッズウィークが設定される期間に、休みをとれないという大人も出てくるはず。
夏休みは会社全体でとれても、有給休暇は思うように消化できにという場合、キッズウィークに合わせて親が仕事を休むのは現実的とはいえないのかもしれません。
これまで、夏や冬を稼ぎどきにしていた業界にとっても、一時的に打撃をこうむる可能性はあります。
キッズウィークでお休みをとるには?
キッズウィークは、子供の場合は自治体ごとに休みが決まることになります。
では、親はというと、有給休暇などを消化して休みをとるのが妥当なところ。
そう簡単に有給休暇をとれるとは限らないため、キッズウィークで親子合わせて休みをとることが定着するまでには、時間がかかりそうです。
逆に、キッズウィークだからという理由で、有給休暇をとりやすくなるという人もいるでしょう。
お盆や年末年始を外して休暇をとるのが難しいという仕事の方もいるでしょうが、子供が休みの間中、合わせて長期休暇をとらなくても、1日くらい休みを合わせるという形でもいいのかもしれません。
キッズウィーク親子で出来る遊びやお出かけ
キッズウィークは、これまでとは異なる期間に大型連休をとれるようになります。
子供の休みは自治体ごとに重なるとしても、少し離れた場所に遊びに行けば、混雑を避けられる可能性があります。
親子ならではのお出掛けでは、一緒にキャンプや登山をしたり、アスレチックで遊んだりといったアウトドアもおすすめです。
テーマパークなども、夏休みや冬休みの混雑を避けられるのは一安心。
国内外への旅行も、混雑のピークを避けて、ゆったりと思う存分、親子で一緒に過ごせるはずです。
もちろん、帰省をして、おじいちゃんやおばあちゃんが孫と触れ合う機会を作ってあげるのもいいですね。