最近、人気がふつふつと上昇してきているモロッカン柄。
モロッコ風の柄という意味ですが、瞬時にイメージが浮かばないという方もいるかもしれません。
モロッコの建築で使われる幾何学模様を指すのですが、その種類は多様。中東風のモロッカン柄は、西洋にも日本にもない独特なエスニック風をかもし出しています。
ここでは、モロッカン柄のアイテムや取り入れ方、書き方、ネイルやクッキー作りなどについて紹介します。
モロッカン柄とは
一言でいえば、モロッコ風のという意味を持つ、モロッカン柄。
モロッコの建築物を見たことがある方は、モロッカン柄を見たときに似たものを感じられるでしょう。
パッと見、クローバーの変形のような模様がパターン化しているモロッカン柄は、シンプルなのに奥行の深さを感じさせられる不思議な柄です。
シンプルでいて、飽きさせないのは、長年、中東で親しまれてきた歴史があるからでしょう。
なぜ、モロッカン柄が流行り始めたのかは謎ですが、市販品でもモロッカン柄のアイテムが続々と出てきています。
モロッカン柄を使ったアイテム
モロッカン柄を使ったアイテムが最も多いのは、インテリア用品です。
壁紙、クッション、ラグ、照明、ソファ、食器、カーテンなどなど、あげていったらキリがないほど、モロッカン柄のアイテムが登場しています。
レースのカーテンがモロッカン柄というのも、さりげなくて素敵です。
本場のモロッカンは、カラーも派手めで、独特なエスニック感がただよっています。
渋めのカラーが好みの方は、模様だけを取り入れてみるとよいでしょう。
モロッカン柄を楽に取り入れるには
モロッカン柄は、取り入れ始めると、キリなくそろえていくことが可能です。
統一感がなくても、自然と調和するのがモロッコ風の良さ。
カラフルなモロッカン柄のインテリアアイテムを取り入れていってもお部屋が明るくなりますし、逆にモノトーンでモロッカン柄のインテリアにしていくのもシックです。
簡単に取り入れるには、ファブリックをモロッカン柄にしてみるのがおすすめ。
レースのカーテンなら、さりげなくてモロッカン柄とすぐには気付かないほど。
クッションのカバーをモロッカン柄にして、何色かそろえてみるのも可愛いですね。
モロッカン柄の壁紙は、お部屋を一気にモロッコ風にしてくれます。
簡単に貼れる壁紙もありますから、一部をモロッカン柄の壁紙にしてみるのもアイディアです。
モロッカン柄の書き方
モロッカン柄は、複雑なようでいて、実は単純な柄がパターン化されているだけ。
1つの柄の描き方をマスターすれば、これをつなげていけば、すぐにモロッカン柄ができあがってしまいます。
ひょうたんが変形したような柄が、モロッカン柄の基本形。
ネットや本などでモロッカン柄を見つけたら、まずは、その中の1つの基本形を真似して描いてみましょう。
1つ描けたら、これを反転させてつないでいけばいいだけです。
根気よく柄をつないでいけば、慣れてきます。
モロッカン柄のネイルやクッキー作りをしてみよう
モロッカン柄は、ネイルやアイシングクッキーなどに描くのも流行っています。
爪に描くのは、表面積の狭さからかなりのテクニックがいりますが、細かい作業が得意な方なら大丈夫。
カラーの変化を楽しんだり、ストーンなどを置いてアクセントをつけてみたりと、オリジナルのモロッカン柄を工夫することもできます。
クッキー作りにモロッカン柄を活かす場合は、アイシングクッキーにするのがおすすめ。
クッキーを焼いて、アイシング用の砂糖衣を作ったら、下地の上にホワイトなどの衣をペンシルで描いていけば完成します。
モロッカン柄をサラサラと描けるように、紙にペンで練習してからのほうが、上手くいきますよ。