洗濯機に入れるだけで、洗剤なしでも衣類の汚れを落としてくれる!そんな便利グッズが、洗濯ボールです。
そんな馬鹿な!と思うかもしれませんが、汚れが落ちる秘密は洗濯ボールの内部に閉じ込められたセラミックスにあり。
外見はプラスチックのただのボールのようでいて、魔法のようなパワーを発揮する驚きのグッズなのです。
洗濯ボールを洗濯機の中に入れると、セラミックスの働きで水が活性化されます。
すると界面活性効果が高まり、衣類の汚れが落ちるという原理。
つまり、洗濯ボール内部のセラミックスが摩擦などの刺激を着けて、電気エネルギーを発散し、水の分子が活性化されて洗剤のような効果を発揮するわけです。
あまりに汚れがひどい場合は洗剤との併用がベターですが、軽い汚れのときは洗濯ボールだけでも十分で、水や洗剤の節約になるエコなグッズと人気が出ています。
洗濯ボールの効果は?
洗濯ボールには、衣類の汚れを落とすだけでなく様々な効果があります。
通常の洗濯では落ちなかった汚れが落ちることもあり、塩素を減らしてくれる働きにも期待できます。
アレルギーのある方には、なるべく水に含まれる塩素も避けたいところ。
その点、洗濯ボールなら効果的に洗濯物を仕上げることができます。
冬場の乾燥した時期に目立ってくる静電気も防止されて、やわらかな風合いを楽しめます。
水垢やカビを防いでくれるのも、衣類だけでなく洗濯機への思いやりになりますね。
衣類につく汗臭などもしっかり取り除いてくれるのは、抗菌効果が高いからでしょう。
シワや衣類同士の絡み合いも防いで、洗濯ものを干すときの苦労もありません。
洗濯ボールでもっと効果をアップさせる方法
洗濯ボールを使って洗濯するときには、節約と汚れ落ちの効率をさらにアップする方法があります。ポイントは、3つ。
1つめは、汚れの多いものに洗剤を少量加えて洗うこと。
これまでの洗剤量よりはるかに少ない洗剤で洗えるので、すすぎの回数も減ります。
2つめは、衣類を洗濯槽に詰め込み過ぎないこと。
この状態では、洗剤をたくさん入れてもきれいに洗えません。
洗い直しとなってしまうこともあるので、かえって不経済です。
量が多い洗濯物は、数回に分けて洗うほうが効率的です。
3つめは、ひどい汚れの洗濯物を分けて洗うことです。
あらかじめ部分洗いなどをしておくのもよいですし、洗剤を使って洗うものと洗濯ボールだけを使って洗うものに分けるのもおすすめです。
洗濯ボールおすすめ紹介します
おすすめの洗濯ボールを5選、紹介します。
洗濯ボールエコサターン
7種類の特殊セラミックボールが入った洗濯ボールで、日本製。
真っ青な土星のような形が特徴的で、衣類の中に入れても見つかりにくくなるという心配がありません。
洗濯ボール洗ってまり
こちらは、まるで手毬のような形をした洗濯ボール。通常は約1年、ドラム式なら約半年、長持ちします。
GREEN MOTION エコウォッシュボール
通常の20%の洗剤量で洗濯でき、1,000回(約3年)使えるというコスパのよさ。
しかもおしゃれなデザインで、お部屋にコロンと置いてあってもオブジェかなと思えます。
エビス 洗濯ボールBLL-2082
猫を飼っているお宅では、猫の毛が衣類につく問題が気になっていることでしょう。そんなときは、猫毛を取ってくれるというこちらをおすすめします。
エヌケー ザブザブボール
日本製で丈夫なので、ザブザブ洗えるといったネーミングでしょうか。4個入りなので、たくさん入れると洗濯物が多いときにも対応できます。
洗濯ボールの使い方
洗濯ボールの使い方は、簡単です。洗濯機に洗濯ボールを1個入れて、スイッチを押すだけ。
二槽式でも全自動でもどちらでも使えますが、自動的に乾燥に移行するセッティングにしてある場合は、洗濯ボールを取り除いておくようにしましょう。
衣類の汚れがそれほどでもない場合は、洗濯ボール1個だけで十分にきれいになります。
ただ、汚れがひどい場合は、部分洗いをしてから、あるいは洗剤をいつもの量の1/3ほど入れて洗うとよいでしょう。
洗剤の量が少なくて済むということは、水洗いの回数を減らすことにつながります。
従って、洗濯ボールを使って洗濯すると、洗剤も水も節約できるわけなのです。
実は、お風呂の残り湯を使う場合でも、効果ありです。
洗濯ボールをあらかじめ残り湯に浸けておき、洗濯槽に入れて使うと効果的です。