湖の餅は、滋賀県で誕生したお土産菓子です。
滋賀県の特産品である羽二重糯(もち)を利用したプリンで、もちもちした食感が特徴。
和菓子の材料を使っているのに、洋風のプリンに仕立てている珍しいお菓子でもあります。
黒蜜と抹茶味の2種類ある湖の餅は、早くもブームの兆し。
ここでは、湖の餅の食レポをはじめ、湖の餅が誕生した理由、湖の餅以外の滋賀県を代表するお土産品についても紹介します。
湖の餅とは
湖の餅は、滋賀県の特産品である羽二重糯を使って、もちもち食感に仕上げたプリン様のお菓子です。
お土産にピッタリなパッケーじに包まれていて、日持ちがするのがポイント。
黒蜜味と抹茶味の2種類のソースがあり、どちらも独特の工夫が仕込まれています。
黒蜜味にはしょうゆが加えられ、ほんのり塩気が感じられる味わい。
抹茶味には滋賀県産の茶葉が使われ、滋賀のお土産に最適です。
湖の餅は、「tae」という新しいブランドが起ち上げられ、そこの代表商品として販売。
taeの名前は、もちろん、羽二重糯に由来しています。
パッケージは、月で餅つきをしているうさぎがイメージされ、羽二重の重なりから、うさぎが2羽仲良くしているようなブランドロゴになっています。
滋賀県のお土産品というと、昔からある定番品を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、湖の餅は全く新しいお土産菓子として人気を呼びそうです。
湖の餅食レポ@味は2種類
湖の餅は、日本人が大好きなもちもち食感が命。
せっかく2種類のソースが出ているので、2種類とも試食してみました。
パッケージを開封してスプーンで触れると、もっちりした感触とぷるんとした振動が。
たまらず、スプーンですくうと、底からじんわりと黒蜜ソースがあふれてきました。
黒蜜というとズシンときそうな甘さですが、湖の餅の場合は後引く味わい。
秘密は、黒蜜に隠し味として使われているしょうゆにあります。
飽きることなく食べ進み、勢いで抹茶味にも突入。
抹茶ソースに使われている緑茶は、滋賀県産の茶葉なのだとか。
深いコクがありながら、スッキリした後味は、また黒蜜ソース味を食べてもいいくらいです。
お土産に買ってきたのに、自分で全部食べ切ってしまう恐れがあるほど、クセになるお菓子です。
湖の餅が作られた理由
湖の餅は、滋賀県菓子工業組合の50周年記念事業として企画されました。
企画のポイントは、3つ。
滋賀県の特産品を使っていること、目新しいこと、味がおいしいことです。
企画は滋賀県菓子工業組合の青年部が中心になって行い、組合員から味の募集なども行われた模様。
通常なら、プリンは卵を使って作るお菓子。
湖の餅は、羽二重糯と生クリームという、和と洋のコラボレーションをさせたお菓子で、幅広い年代層に受けそうです。
滋賀県の新しいお土産菓子として、PR活動も盛んにおこなわれています。
湖の餅以外の滋賀県を代表する土産物とは
滋賀県には、湖の餅以前にお土産品がなかったわけではありません。
有名な鮒ずしなどは、好き嫌いが激しく分かれるところですが、他にもたくさんの人気お土産品があり、滋賀県はお土産の宝庫なのです。
三井寺力餅本家 三井寺力餅
人気ナンバーワンの定番土産として知られているのは、三井寺力餅本家の三井寺力餅。
きなこがたっぷりかかった串だんごは、みつをかけていただきます。
赤こんにゃく
見た目が衝撃的な、赤こんにゃくは、滋賀県の近江八幡の名物。
見た目はレバ刺しのようで、ダイエットにもいいかもしれません。
近江牛
日本三大和牛の一つ、近江牛も滋賀県の名産品。
日野菜の漬物
日野菜の漬物は、関西ではポピュラーながら、他の地域でも知られるようになったのは最近のことです。
ホンモロコ
琵琶湖にしか住んでいないホンモロコという小魚の佃煮は、ちょっと贅沢なお土産品。
糸きり餅
糸きり餅は、米粉でできた、とても柔らかいお餅です。
でっち羊かん
かつては商業の中心地だったこの地方に多かったでっち奉公をイメージする、でっち羊かんも、滋賀県の定番土産です。