どこの自治体にも、存在する図書館。あまり縁がないという方もいるかもしれませんが、実は今、図書館の利用が急増しているのです。
本が売れなくなったといわれているにもかかわらず、図書館の利用者が増えているのは、図書館の利用は無料だから。
本を借りるだけでなく、CDやDVD、雑誌を借りることもできる図書館を利用しない手はありません。
ここでは、図書館のお得な利用法について紹介します。
図書館とは
図書館とは、図書をはじめ、雑誌、CD・DVDなどの視聴覚資料、点字資料、録音資料などの情報資料を集めて保管し、貸し出しを行う施設です。
自治体や国が管理する公共の図書館の他、大学図書館、民間の図書館なども存在します。
日本では、国立の図書館として、国立国会図書館があり、あらゆる情報資料がそろっています。
閲覧や視聴は可能ですが、貸し出しは行われていません。
自治体が運営する図書館では、地域に居住・在勤・在学している人を対象に、資料の貸し出しも行っているのが通常です。
公共の図書館の利用は無料ですから、保管されている資料のほとんどはタダで利用できるのです。
図書館の使い方
図書館の利用法は、閲覧するだけなら登録が必要ないのが通常です。
大学の図書館などは、入館するだけでも身分証明証や学生証の提示が必要になりますが、国立以外の公共図書館の場合は、ほとんどがフリーで入館できます。
ただし、貸し出しには、身分証明証を呈示して貸し出しカードを作る必要があります。
一般的に、1回の資料の貸し出し期間は、2週間。
自治体によって、1回の貸し出しに、10~30冊程度の資料の利用ができます。
図書館の本ってどこまで最新?
公共の図書館では、出版されたばかりの本も貸し出ししています。
自治体にもよりますが、図書館で本を購入してから登録を行い、貸し出しを開始するまでに、数日から1週間程度かかることがあります。
新刊書でも、このくらいのスピードで借りられるのであれば、図書館を積極的に利用したくなりますよね。
ただ、人気の本は競争率も激しく、貸し出し予約をして順番待ちになることもよくあります。
どれだけ早く予約できるかもキーポイントですが、1年以上待つことになる本もありますから、早く読みたい場合は購入したほうが早いかもしれません。
図書館は本だけではないイベントや出来る事
図書館では、様々なイベントも行われています。
例えば、児童書コーナーでの子供向けの読み聞かせは、大体どこの図書館でも行われています。
映画の鑑賞会が、休日などに定期的に行われている図書館もあり。
CDやDVDの視聴をその場でできる図書館もあり、こちらは当日、予約をして利用します。
他にも、図書館によって、企画が盛りだくさん。
ビジネスセミナーを行っている図書館もあれば、落語会を行う図書館もあり、資料の閲覧や貸し出しで利用するだけでは惜しいほど、様々な催しものがあるのです。
閲覧コーナーや勉強コーナーが設けられている図書館もあり、中には電源を利用してパソコンを使用できるような図書館もあります。
本を読む以外の図書館を上手に使う使い方
図書館で、本を読む以外の利用をする場合は、イベントなどはスケジュールをしっかりチェックして、時間に間に合うようにすること。
CDやDVDを視聴するときには、時間が限られていますから、その間に静かに鑑賞することが大切です。
勉強コーナーなどでも、周囲の人に迷惑をかけないように、マナーを守って利用する必要があります。
そもそも、図書館には利用するためのルールがあるため、ルールを守ってお得な使い方をしましょう。
資料を借りるときにも、大切に扱うことが大切。
資料を紛失したり、汚したりしないように気を付けて、利用してください。
カフェテリアがある図書館では、図書の閲覧の合間などに、飲食ができます。
資料の持ち込みが禁止されている場合もありますが、食堂があったり、淹れ立てのコーヒーを楽しめる図書館もあります。