最近では、電気代が値上がりして多くの家庭の家計を圧迫しています。
水津光熱費は、放っておくと驚くほどに高くなってしまうものです。
自分の家庭が、他の家庭と比べて使いすぎていないかということは、常に意識しておいたほうがよいでしょう。
節約を目指すには、積極的な改革が必要です。
ここでは、光熱費の世帯平均や水道光熱費別の節約方法などについて紹介します。
光熱費はこんなにかかってた!
水道光熱費は、世帯ごとに平均値が異なります。
世帯の構成などによっても違いは出てきますが、ここでは、人数別の世帯で分けた月々の平均光熱費について見ていきましょう。
2016年度の総務省統計局の家計調査結果を参考にしています。
- 2人世帯:18,647円
- 3人世帯:21,835円
- 4人世帯:22,936円
- 5人世帯:25,148円
家族が1人増えるごとに3,000円ほど光熱費がプラスされる傾向があるようですが、3人世帯と4人世帯とではそれほど変わりがありません。
これには、家が大きくなった、部屋数が増えたというようなことも関係しています。
3人から4人に世帯人数が増えたときにあまり変化が出ないのは、3人から4人に家族が増えても家のサイズに影響が出にくいからだとも考えられます。
水道光熱費を節約する方法!
水道代は、節約のしがいがあります。
始めてみると、これまでいかに水を無駄に使っていたかにも気づかされるでしょう。
資源を大切にするためにも、節水は心がけることをおすすめします。
ただし、基本料金などもありますから、厳密に節水を水道費を安くすることに結び付けるためには、自宅の契約を見直してみることも必要です。
また、トイレタンクにペットボトルを入れるなどの節水方法は、かえってトラブルを起こしかねないため、避けたほうがよいこともあります。
節水シャワーヘッドを使用する
シャワーは、ついつい水を使いすぎてしまう道具です。
便利な反面、こまめに止めることをせず、入浴中には流しっぱなしという人も少なくないでしょう。
髪や体を洗うとき、こまめにシャワーを止めるようにするだけでも節水効果が出てきます。
自力で節水するのが難しいという場合は、強制的に節水シャワーヘッドをつけてしまうのも一つの方法です。
通常の水道使用用の40~50%程度を節水できるうえに、水圧の弱さを感じることもないといいます。
洗濯機の使い方を見直す
洗濯は、何日おきにするかでも水道代が違ってきます。
毎日洗濯したいのはやまやまでも、2~3日おきにしてみると大きな節水効果となります。
洗濯の場合、節水だけでなく節電効果にもつながるのがメリットです。
一人暮らしの人など、下着やソックスなどは入浴したときなどに手洗いしてしまうのもよいでしょう。
ガス代光熱費を節約する方法!
ガス代は、基本的に調理をするときに使ったり、入浴のためお風呂をわかしたりお湯を出すために使用します。
なかなか節約が難しいように感じる種類ですが、節約は不可能ではありません。
具体的な節約方法については、以下の例があげられます。
キッチンガス代を見直す
キッチンで調理をするときのガス代は、無駄な調理時間を節約するように心がけると効果的です。
調理時間、つまり加熱時間がかかればかかるほどガス代はかさんでしまいます。
加熱時間を短くするためには、圧力鍋を使用するのも一つの方法です。
最近は高性能の圧力鍋が出ていますから、手間ストレスを時短でなくすのにも加えてガス代節約を試みてみるとよいでしょう。
電気代が大幅にかかってしまいそうで心配する人もいますが、意外にも電子レンジを使ったほうが調理が速く済むこともあります。
すなわち、ガス代の節約につながります。
下準備を電子レンジで済ませて、ガスでの調理時間はササっと済ませるのもおすすめです。
また、ガスの火を強火にしておくと、漏れ火といって無駄な火力を出してしまうこともあります。
中火や弱火にしたほうがガス代は節約できますので、漏れ火を出さないように注意してみてください。
お風呂の入り方を見直す
入浴の仕方を見直すと、ガス代だけでなく水道代も同時に節約可能です。
実は、入浴でかかるガス代は、キッチンで調理にかかるガス代よりも比重を占めているといいます。
追い炊きをすることでガス代を余計に使うことになるのは目に見えていますから、なるべく家族みんなが同じ時間帯に入浴を済ませるようにするのも節約につながります。
シャワーを使いすぎないことも、ガス代の節約につながります。
シャワーを使わなくても、浴槽にお湯が入っていればそのお湯を使うことで入浴は可能です。
シャワーを使っていると、どうしても流しっぱなしになるのがガス代のアップになってしまいます。
これを食い止めるには、こまめにシャワーを止める、シャワーの代わりに浴槽のお湯やたらいにお湯を出して使うなどが効果的です。
電気代を節約する方法!
水道光熱費の中でも、最も比重を占めているのが電気代です。
オール電化にまでしていなくても、電気を使わない生活をしている人はほとんどいないでしょう。
あらゆることが電力化される傾向にあり、電子レンジやパソコン、スマホの充電など、かつては存在せず今では欠かせなくなった電化製品も電気代に大きく負担をかけています。
逆に考えると、電気代を節約できれば、水道光熱費全体を大幅に節約できるともいえます。
光熱費の半分ほどを占めている電気代だけに、節約には大きな期待を持てるでしょう。
電化の使い方を見直す
電気の使い方を見直すだけで、電力は節約可能です。
例えば、電源をこまめに切ることは確実に節約になります。
コンセントに電源がつながったままだと、微量の電気が消費されていきます。
これを切り離せば、電力の節約になるのです。
当然のことながら、使っていない部屋の電気は消すというのも効果的です。
洗面所などは夜間につけっぱなしという家庭も多いでしょうが、これを消すようにするのも節電につながります。
洗濯をするときには、洗濯機を使っても乾燥機を使わずに外干しか部屋干しにするのも大きな節電になるでしょう。
家電を買い替える
思い切って、家電を買い替えるのも節電になります。
電球が高価ではありますが、節電につながるLEDにしたり、省エネ家電にするなどの工夫が、これまで当たり前にかかっていた電気代を節約することになるはずです。