肌の保湿は美肌作りには欠かせないものです。
保湿効果のある成分はいくつか存在しますが、その中でも近年注目を集めている成分が「リピジュア」と呼ばれているものです。
リピジュアとは
リピジュアは、細胞膜を構成するリン脂質という成分をモデルにして開発された保湿成分です。
これは涙にも含まれている成分で、肌馴染みが高いという特徴を持っています。
コンタクトレンズの保存液にも使用されており、意外と身近な成分なのです。
また、リピジュアは長時間の保湿効果があり、高い保水性で肌を乾燥から守ってくれます。
スキンケアだけでなきヘアケアにも高い効果が期待できる多機能性保湿成分が、リピジュアです。
リピジュアとヒアルロン酸どっちが凄い？
リピジュアとヒアルロン酸は、元々人間の体内に存在する保湿作用のある成分です。
特に、ヒアルロン酸は多くのスキンケア商品に使用されており、保湿成分の中でも身近な存在と言えるでしょう。
この二つの違いは、保湿力の高さです。
いずれも肌の保湿ケアに高い効果が期待できますが、リピジュアはヒアルロン酸の約2倍の保湿力があると言われています。
また、リピジュアは塗った後に水で洗い流しても、その高い保水力は下がらず、長時間の保湿作用がある成分です。
使用する方の肌質やスキンケア商品により異なりますが、総合的に見てヒアルロン酸よりリピジュアの方が優れていると言えるでしょう。
保湿抜群！リピジュアを使った商品
リピジュアは原液のままでも販売されており、自分で配合をしてオリジナルの化粧水を作ることができます。
ただし、リピジュアの原液は入手が難しく、リピジュアで化粧水を作るのも手間がかかるので、その効果を手軽に試したいという場合はリピジュア配合のスキンケアを探してみましょう。
リピジュアは成分表示欄にそのまま記載されておらず、「ポリクオタニウム-51」など、別名で表記されています。
注目の保湿成分ですが、未だ知名度は高くなく、リピジュア配合のスキンケアはまだ身近な存在ではないようです。
その中でも、大手会社が販売しているもので、小林製薬のヒフミド「エッセンスローション」というものがあります。
小林製薬のエッセンスローションは、リピジュアだけでなくセラミドも配合されています。
セラミドは、保湿成分の中でも高い効果があるもので、これにリピジュアを合わせた保湿専用の化粧水となっています。
大手会社で安全性も保障されているので、リビジュアを試してみたいという方におすすめです。
リピジュアの安全性＠副作用を知ろう
長時間の保水作用による高い保湿効果が期待できるリピジュアですが、気になるのが副作用の心配です。
リピジュアは美容成分として開発されたものではなく、人工血管用に作られたもので、医療分野で使用されていた成分でした。
しかし、リピジュアが持つ保湿効果が美容面でも高い効果があるとされ、スキンケアに転用されたのです。
人間の体に元々存在するリン脂質をモデルに作られ、人体に近い形の成分のため生体適合性が高く、安全性が高いという特徴があります。
このため、肌に使用しても問題はなく、副作用の心配もほとんどないと言っていいでしょう。
ただし、リピジュア単体であれば大丈夫ですが、リピジュアと一緒に配合されている成分が肌に対して何らかの作用をもたらし、結果的に副作用をもたらす、という可能性はあります。
また、肌の状態が弱くなっている敏感肌や乾燥肌の方は、場合によってはリピジュアが刺激となり、症状が長引いたり悪化する可能性もあります。
リピジュア商品おすすめはこれ！
リピジュアを使用した商品の中でも特におすすめなのが、ノエビアグループの常盤薬品NOV「ACアクティブフェイスローションモイスト」です。
常盤薬品のACアクティブフェイスローションモイストは、医薬部外品の扱いです。
医薬部外品は医薬品と化粧品の中間的な分類に属するもので、安全性が高いとされています。
このため敏感肌や乾燥肌など、肌トラブルに悩んでいる方も使用することができ、保湿効果で肌トラブル改善に効果が期待できます。