冷えた体を温めてくれるこたつは、日本の冬に欠かせないグッズの一つです。
しかし、一人暮らしだと気になるのが収納スペースです。
場所を取るこたつですが、近年はそんな方向けの「おひとり様用こたつ」というものが販売されています。
スペースを取らず、手軽に使えるおひとり様用こたつ。
今回は、おひとり様用こたつのタイプや電気代などについてご紹介します。
おひとり様用こたつとは
おひとり様用こたつは、名前の通り一人用に作られたこたつです。
通常のサイズより小さく、収納スペースも少なく済みます。
こたつ布団を取り外せば通常の机になるので、一年を通して使えます。
一人暮らしの限られたスペースにもおすすめですが、自室にこたつが欲しいという方にも人気の商品です。
あなたはどっち?おひとり様用こたつの2タイプ
おひとり様用こたつは、床に直接置く形のこたつとデスク型のこたつ、大きく分けてこの2つのタイプがあります。
床に置くタイプは、正方形の箱の底部にヒーターを付けたものです。
この上からこたつ布団や毛布を被せて、普通のこたつのように使用することができます。
また、足元に置いてあんかけのように使うこともできます。
箱は持ち運びが簡単な形なので、部屋の好きなところに置くことができます。
もう一つのタイプが、デスク型のこたつです。椅子と机がセットになっているもので、机部分をこたつにすることができます。
テーブルの下まである長いこたつ布団の中に足を入れるもので、床に机を置くスペースがないという方におすすめのタイプです。
ただし、床に置くタイプとは異なり、こたつ布団に入るとどうしても隙間ができます。
こたつ布団を取れば一年中使用できますが、床に置くタイプより寒く感じてしまいます。
おひとり様用こたつと足元ヒーターどっちがお得?
おひとり様用こたつは、商品にもよりますが、通常のこたつとあまり変わらない値段で販売されています。
大型のこたつよりは安く済みますが、安くても6000円ほどです。
一方、足元ヒーターはおひとり様用こたつより種類が豊富で、安い場合は1500円程度で購入することができます。
ただし、メーカーや大きさによっては高いものもあるので、購入価格で比較して考える場合は注意が必要です。
おひとり様用こたつの気になる電気代
電気代の面からみると、足元ヒーターの方が高くなります。
足元ヒーターの場合、1時間の使用で10円から30円ほどかかります。
足元ヒーターは強力に温めることができますが、その分電気代も高くついてしまうのが難点です。
おひとり様用こたつは足元ヒーターと比べてかなり安い電気代で済みます。
商品にもよりますが、多くの商品は1時間使用で1円未満です。安いものですと、1時間の使用で0.4円になります。
使い方にもよりますが、長時間使用する場合はおひとり様用こたつの方が安く済む場合が多いです。
おひとり様用こたつのメリットデメリット
おひとり様用こたつのメリットは収納力です。
大きく分けて2種類あるおひとり様用こたつですが、どちらも省スペースで済みます。
デスクタイプのものはこたつ布団を取り外せば一年中使えますし。
床に置くタイプはシーズンが終わったら道具をしまうだけで済みます。
床に置くタイプは正方形のヒーターの形をしていますが、小さいので収納スペースに困りません。
また、エアコンやヒーターと比べ、電気代が安く済むのもお得です。
一人暮らしは冬場の電気代が負担になりますが、おひとり様用こたつにすれば冬場の電気代を大幅にカットすることができます。
一人暮らしにぴったりのおひとり様用こたつですが、一方でデメリットもあります。
値段は一人用グッズにしては高めの設定で、普通のこたつを購入するのと同じくらいの値段かかかります。
また、デスク型のこたつはオールシーズン使えるタイプのものですが、椅子に座って使用すると隙間ができるので、寒く感じる場合もあります。