日本では、職人のような包丁さばきで調理できるのが料理上手とほめられるポイントの一つですが、欧米などではキッチンバサミがよく用いられてきました。
少し前の日本でなら、怠け者といわれそうなキッチンバサミでの調理でしたが、最近では優秀なキッチンバサミが登場して、包丁より使い勝手がよいのでは?と話題になっています。
中でも、カーブキッチンバサミは、刃先にカーブが入っているのが特徴。
食材にハサミを入れやすく、お皿やまな板に乗った料理や食材も切りやすいのが便利です。
プロでも使うほどの切れ味の逸品も揃っており、家庭に1つあれば重宝します。
カーブキッチンバサミの使い方@何が切れる?
カーブキッチンバサミ、あると便利そうと思っても、実際に切れるものは限られているかなと思う人が多いようです。
しかし、実はカーブキッチンバサミは、驚くような食べ物まで切れるのです。
例えば、既に具材を挟んであるサンドイッチ。
切れ味がよく、ハサミの入り具合もスムーズなので、具がサンドしてあるままでカットできます。
皮つきの鶏肉など、包丁ではスッと切れないときがある食材も、苦労なくカットできるのが嬉しいハサミ。
使い慣れれば、包丁より早く野菜をカットすることもできるようになるでしょう。
また、手でさばけるほどの小魚なら、カーブキッチンバサミで手を汚さずに下準備することが可能です。
カーブキッチンバサミで時短料理!こんな料理もまな板いらず
テレビの情報番組などでも、カーブキッチンバサミが取り上げられて時短レシピが紹介されています。
切るのが簡単なだけでなく、ネバネバしたり、色素が濃い野菜を切るときなどにも、まな板を汚さずに済むのが便利ですよね。
例えば、好みの野菜をカットしてドレッシングをかければ、もう野菜サラダの完成です。
旬のサンマをカーブキッチンバサミでさばいて、フライパンでサッと焼けば、サンマのかば焼きが完成。
鶏肉をカーブキッチンバサミでカットして焼けば、チキンソテーが簡単に出来上がります。
カーブキッチンバサミならどれを買う?選ぶポイント
カーブキッチンバサミを選ぶポイントは、刃渡りにあるのではないでしょうか。
よく切れる刃であることはもちろんですが、刃渡りがある程度ないと食材を思う存分カットできません。
特に、弾力のある鶏肉などをカットするときには、刃渡りが長めのほうが力もそれほどいりません。
手のサイズに持ち手のサイズが合っていることも、重要です。
持ち手が小さ過ぎれば手が痛くなりますし、手が入らなければ使い物になりません。
かといって、持ち手が大き過ぎると、カットするときに手が滑って怪我してしまう恐れがあります。
不要に力を使わなければならなくなり、使うたびに疲れてしまうといったトラブルにもなりかねません。
自分の手のサイズになるべく近い持ち手のカーブキッチンバサミを選ぶのも、ポイントとして覚えておきましょう。
カーブキッチンバサミの基本お手入れ!洗い方や切れ味回復術
カーブキッチンバサミは、日常的に食材をカットする道具。
食材に付いた細菌が付着する可能性も大いにありますし、サビつきも油断できません。
こまめに洗っているという方も、基本のお手入れ方法を覚えておきましょう。
まずは、洗ってよく乾かすのが基本です。
包丁と違って、ハサミはネジで組み合わせてある構造のため、水がたまってしまう部分が出てきます。
布巾でよく拭いた上で、風通しのよい場所に保管したほうがよいでしょう。
ときには、分解して洗うのもおすすめです。
切れ味が悪くなってきたら、ハサミ研ぎ器で刃の部分を研いでください。
スライドするだけで簡単に研げますし、最近では簡易的な研ぎ器が100円ショップでも販売されています。
カーブキッチンバサミ買うならおすすめはこちら!
貝印 料理家の逸品 カーブキッチンバサミ
料理家の祐成陽子さんがデザインを提案。
絶妙な刃のカーブで、食材を逃さずカットできます。
野菜の下ごしらえはもちろん、鍋の上で直接刻めば、まな板不要。
厚みのあるお肉も、滑りやすい皮もラクラク。
食洗器で洗えて便利。
全長23㎝、重さ110g
貝印 関孫六 カーブキッチン鋏
包丁の有名な産地、岐阜県関市で作られています。
いつもの包丁では切りずらい肉の脂肪も簡単にカットできます。
ピザのカットなど、食卓での切り分けにも活躍。
食洗器で洗えて便利。
全長23㎝、重さ104g