女の子より男の子が可愛い、夫の遺伝子を男の子で残したい、後継ぎ問題で男の子を生まなければならないなど、男の子を産みたい理由は人それぞれです。
そこで気になるのが、男の子の産み分け方法でしょう。ここでは、タイミングや食事方法などを含めて、男の子の産み分け方法について紹介します。
そもそも産み分けが成功する確率は?
男の子と女の子の産み分けをしたいという人は、年々増えているようです。
食事法や排卵日タイミング法、性行為方法、産み分けゼリーを使用するなど、産み分けの方法も増えてきています。しかし、その効果のほどは、100%確実とはいえないようです。
産み分けをして希望の性別の赤ちゃんが生まれたというケースには、いろいろな対策法を試していてたまたま好結果に作用したということが多いと考えられます。
ただし、女の子を産み分けるよりは、男の子を産み分けるほうが確率的に成功しやすいともいわれています。
というのも、女の子を産み分けるには、排卵日をより正確に予測する必要があるためです。排卵日をきっちり確定するのは、医師でも難しいことです。
産婦人科で相談しても、あくまでも排卵日を予測してもらえるだけ。
排卵日当日には女性の膣内がアルカリ性に傾くため、どうしても男の子が生まれるY精子にとっての有利な環境になってしまうのです。
そうはいっても、排卵日を外しすぎてしまえば妊娠そのものが難しくなります。
ということで排卵日より少し前に性行為をおこなうのが女の子を産み分ける方法として知られていますが、このタイミングが成功する確率が低いのです。
男の子の産み分け成功率が8割程度なのに対して、女の子の産み分け成功率は7割程度だといいます。
それほど低くはないとしても、産み分けに努力して成功しやすいのは男の子のほうだと考えられています。
男の子を産み分ける方法は?
男の子を産み分ける方法について、具体的に紹介しましょう。
性行為のタイミングは排卵日直前
男の子を産み分けたい場合は、パートナーとの性行為を排卵日直前におこなうのがよいといわれています。
これは、Y精子があまり長生きできないためです。X精子が2~3日程度膣内で長生きしやすいのに対して、Y精子は寿命が短期間です。
排卵日当日や直前を狙えば、Y精子が生きているうちに卵子と結合させやすくなります。
性行為のときに、深く挿入して射精するのも効果的だといわれています。深く挿入すると女性がオーガズムを感じやすくなり、膣内にアルカリ性の粘液が分泌されるためです。
食事に気を使う
食生活でも、男の子を産み分けやすくするといわれる方法があります。
女性の体をアルカリ性に傾けておいたほうがよいので、アルカリ性の食品を積極的に摂取しておくとよいでしょう。酸性の食べ物に比べると、アルカリ性の食べ物は健康的なものが多いです。
野菜や果物類、ミネラルウォーター、緑茶など、太りすぎる心配もなく美しさを保ちながら妊活できるでしょう。俗説には、カフェインを摂取するのもよいといわれています。
肉や魚類は酸性の食べ物なので積極的に摂取すると女の子の産み分け対策に近づいてしまいますが、肉や魚をまったく食べないのでは妊活のためには心配です。
たんぱく質の摂取は欠かせませんから、アルカリ性の食べ物である大豆由来の納豆を積極的に食べるなどしてたんぱく質を補給してください。
漢方を摂取する
男の子を産み分けるために、漢方を利用するのも方法の一つです。産婦人科や薬局で相談して漢方薬を処方してもらうのもよく、実際に不妊治療で漢方を利用している人もいます。
妊娠しやすい体づくりをするためにも役立つため、検討してみてください。リン酸カルシウムのサプリメントを使用するのも、よいでしょう。
リン酸カルシウムは産婦人科でも処方されることがあり、男の子の産み分けに使用されることがあります。毎日飲み続ける必要がありますが、副作用のリスクが心配ない点も安心です。
パーコール方法を使用する
男女の産み分け法で古くから知られている方法に、パーコール方法があります。
この方法は、精液から不要な物質や奇形精子を除去して質の良い精子のみを選んで濃縮するのが特徴です。人工授精や体外受精、顕微授精をおこなう際に、とられる方法です。
人工授精の方法
古くから使用されてきた方法といっても、日本産科婦人科学会では2006年4月までパーコール法の使用を特定なケース以外で認めていませんでした。
法律で禁止されているわけではありませんが、容認はされていないということで積極的にはおこなわない医師が多いのも事実です。
現在でも特定のケース以外での使用が報告されていないだけで、日本産科婦人科学会が容認しているわけではないといいます。
そうはいっても、無事に妊娠・出産したいというカップルにとって、パーコール法で成功率が高まるのであれば頼りたいでしょう。
パーコール法では、男性の精液をパーコール液の中に入れて遠心分離機にかけます。
X精子のほうがY精子よりも重いので、分離機の下にたまった精子を人工授精すれば女の子が、Y精子を人工授精すれば男の子の産み分けの確率が高まります。
ゼリーを使用する
男の子を産みたい人向けの産み分けゼリーを利用する方法もあります。男の子の産み分けゼリーは、ブルーゼリーと呼ばれています。
膣内をアルカリ性に保つことを目的とするゼリーで、女の子の産み分けをしたいときには膣内を酸性に保つピンクゼリーを使用します。
産み分けゼリーは産婦人科で処方されることもあり、市販品も出ています。口に入れても安全な原料が使われており、安心して使用可能です。
夫は禁欲をする
女の子を産み分けたいときには、男性が禁欲するのはよくないといいます。
逆に、男の子を産み分けたいときには、パートナーの男性に禁欲してもらったほうがいいといわれています。これには、精子の量を増やす目的があります。
精子をためておくとX精子の割合が低くなるといわれますから、禁欲したうえで性行為をおこなったほうが男の子の産み分けの成功率が高まると考えられているのです。
排卵検査薬で産み分けのタイミングが分かる!?
パートナーの男性に禁欲してもらうといっても、何日間くらい禁欲すればいいのかわからないということもあるでしょう。
女の子を産み分けたいときには、2~3日に1回は射精したほうがいいといわれています。
つまり、男の子の産み分けを狙うときに禁欲する場合は、それ以上精子をためておいたほうがよいことになります。
もっとわかりやすいのは、排卵検査薬を使用する方法です。排卵検査薬が陽性になったら排卵のタイミングが来たということですから、このタイミングを狙って禁欲を解禁すればいいのです。
排卵検査薬とは、最も妊娠しやすい排卵の時期を直前に予測してくれる検査薬です。製薬会社から市販品も出ていますので、薬局やドラッグストアでも簡単に手に入ります。
妊娠検査薬と同じで、尿をかけて判定ラインをチェックすれば、排卵日が近いかどうかがわかる仕組みです。
数分で判定結果が出るので、産婦人科で排卵日を予測してもらうったり基礎体温計で計測するよりもスピーディーです。
病院で産み分けしてもらえるの?
産婦人科では、専門医が産み分け治療をおこなっています。
産み分けの治療ができるかどうかは相談内容にもよりますが、性行為の仕方を工夫したり、自分で排卵日を予測したりするよりは医師からアドバイスを受けたほうがより確率が高いといえます。
ただし診療費はしっかりかかりますので、その点は他の方法のように手軽にはおこなえません。また、産婦人科で相談しても、産み分けの結果が確実に成功するとは限りません。
ただ、産み分けに限らず、良い妊活法といえるのは事実です。
産み分けに成功した人の体験談
ここで、実際に男の子の産み分けに成功したという人から寄せられた体験談について紹介しましょう。