DC扇風機は、従来からあるAC(交流)モーターの扇風機より少し高価な、DC(直流)モーター式の扇風機です。
風量を抑えたやさしい送風のDC扇風機は、消費電力が少なく、音も静かという特徴があります。
従来型の扇風機と、見た目は変わりがないように見えるDC扇風機。
ここでは、DC扇風機とAC扇風機との違いや電気代、音や風量、おすすめの商品などについて紹介します。
DC扇風機とは
DC扇風機は、従来からある扇風機と全く同じ見た目をしていながら、価格は従来型の7~10倍近くする扇風機です。
羽根の回転を細かく設定できることから、小さな風・大きな風とお好みの送風をすることが可能。
それにより、電力を消費することも可能です。
従来型のAC扇風機では、3段階くらいの羽根の回転設定で、いずれもなかなかの風音が出ます。
その点、DC扇風機なら、羽根の回転を少ないボタンで作動させれば、風音が静かです。
DC扇風機とAC(交流)扇風機の違い
DC扇風機と従来型のAC扇風機の違いは、いくつかあります。
従来型のAC扇風機はモーターが交流なのに対して、DC扇風機は直流型のモーターです。
AC扇風機は風量の調整が3段階くらいまでなのがほとんどですが、DC扇風機は8段階などの細かい設定が可能です。
これにより、思いのままの風を起こすことができるのが特徴。
風量を弱くすれば、音も静かにできます。
風量が弱ければ、消費電力も少なくなるのは、嬉しい特徴です。
ただし、AC扇風機が2,000~3,000円でも購入できるのに対して、DC扇風機は10倍くらいの価格になるのが気になり、購入を保留中の方も多いようです。
DC扇風機の電気代はどのくらい?
DC扇風機の電気代は、商品や調整する風量によっても異なります。
平均的には、1時間0.05円~0.5円程度の電気代になるというDC扇風機。
従来型のAC扇風機でかかる電気代が1時間1円程度だったのに比べると、はるかに安いといえます。
決め手は、風量の強弱です。
風量を弱くすれば電気代が安くなり、風量を強くすれば電気代は高くなります。
とはいえ、AC扇風機よりは電気代がかかりにくいのは、やはり風量調整が細かく設定されているからでしょう。
DC扇風機の音や風量
風量を細かく調整できるのが、DC扇風機の持ち味。
電気代にも関係してきますから、風量を弱くして使用するのがポイントです。
もちろん、風量を強くして使ってもよいのですが、すると音もうるさくなり、電気代もかかることになります。
風量を弱くすると冷たい風がこないのでは、と思うかもしれませんが、エアコンの調整用などにはピッタリですし、風が冷たすぎると感じるときには細かく調整できたほうが便利です。
DC扇風機を買うならこちら!おすすめ3選
ここで、DC扇風機のおすすめを3選、紹介しましょう。
シャープ
シャープのDC扇風機は、鳥の羽根にヒントを得たというシリーズ。
首の可動域が広く、室内の空気をよくかき回してくれるので、洗濯物を室内で乾かしたいときにも便利です。
おまけに、衣類消臭モードまでついていて、コードレスで使うことまで出来るのも気が利いています。
夜間には、足元を照らすためのライトが装備されています。
ニトリ
ニトリでは、サーキュレータータイプの扇風機が充実。
切り替えボタンは少な目ですが、ワイドに首を振ってくれるのが頼もしい存在です。
電気代も、通常の扇風機よりは、比較的抑えめに節約できるようになっています。
日立
日立のDC扇風機は、6段階から8段階の風量調整ができるタイプ。
シリーズが多めにそろっていて、スリムファンも選べます。
ハイエンドモデルでは、最も風量が小さい設定で、うちわであおいでもらっているような心地よさを感じられます。
首は11段階の調節が可能で、90度まで角度を変えることも可能。
温度センサーで、モードを自動的に変える機能も付いています。