目にやさしい緑色を手近に感じられる観葉植物。
自宅内で愉しんだり、職場にお祝いとして贈られることもあり、とても身近な存在となっています。
しかし、うっかり放置してしまったり、間違った育て方をして枯らしてしまったり…と残念な場面に遭遇することも少なくありません。
そこで今回は、観葉植物の正しい育て方のご紹介です!
また、女美健編集部のオフィスにて実際に育てている観葉植物も登場します♪
編集部が実際にやっていることをご紹介しながら、観葉植物を元気に長持ちさせるためにできることを考えてみましょう。
観葉植物を生き生きと育てるのに大事なポイントとは?
縁あってせっかく手元に来た観葉植物ですから、上手に育てたいもの。
そのためには、重要なポイントがいくつか存在します。
これらに気を付けるだけで、観葉植物をグッと元気に長持ちさせることができるようになりますよ。
日当たり・風通し
植物は、光合成によってエネルギーを作り出し、その健康を保っています。
そのため、日当たりの良さや風通しの良さが重要となってきます。
しかし、その適性は植物の種類によって違いがあります。
窓際がベスト!というものもあれば、日陰ぐらいがちょうど良いというものもあるのです。
例えば、南国原産のソテツや緑の眩しいシェフレラなどは、風通しの良い暖かい場所を好みます。
一方、ポトスや、「幸せの木」の愛称で知られるドラセナ・アオワネツキーなどは、暗めの日陰を好む観葉植物となっています。
観葉植物の特性に応じて、置く場所を変える必要があるのです。
水やり
植物には日光とともに、水分も必要不可欠となります。
しかし、水田のようにいつも水浸しにしておけば良いというものでもありません(^^;
水やりのポイントは、「土が乾いているか?」ということにあります。
土が白っぽく見え、サラサラとした状態であるときが、水やりのベストタイミング!
その際には、たっぷりと水を与えましょう。
水の量は、土にしっかりと染み込むものの、底部の受け皿には溜まらない程度が適切となっています。
実際に観葉植物の様子を見ながら水やりして、適量を見定めましょう。
肥料と活力剤
日光と水だけでも植物は育ちますが、より元気に長持ちさせるためには、肥料や活力剤の活用は欠かせません。
ただ、園芸用品店やホームセンターなどに行くと、様々な種類の肥料が溢れ、どれが良いのか見当が付かない…ということも少なくありません。
そもそも、肥料と活性剤は、それ自体同じもののようにも思われますが、実は全く別のものとなっています。
肥料は、植物が健康に育つのに必要な、窒素・リン酸・カリウムなどの栄養素が含まれたものになっています。
これらは、肥料の三大要素とも呼ばれ、どの植物にも必要なものです。
たとえば、このような肥料が人気です。
カルシウムが配合されているので、丈夫に育ちます。
花だけでなく、野菜や果実にも使えるので、ガーデニングをする人には重宝するタイプです。
こちらは、置いておくだけでじわじわと効果を発揮するタイプ。
土に混ぜ込む必要がないので、手軽です。
一方の活力剤は、植物の活性を高めるものとなっています。
一時的に元気と活力を与えてくれるのみで、これだけでは観葉植物に必要な栄養を十分に補給することができません。
肥料の成分が入ったものもありますが、濃度はさほど高くありません。
女美健編集部の観葉植物に使っているものは、こちらです。
土に差しておくだけでOK!
まるで点滴のように徐々に取り込まれて行くのが特徴的です。
観葉植物への肥料・活性剤などは、人間の食事に例えるのならば、このようなイメージでしょうか。
日光・水 → ごはん・水分
肥料 → 肉・野菜などのおかず
活性剤 → 栄養ドリンク・おやつ
それぞれに別の役割があることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
したがって、肥料と活性剤は、似て非なるものであるのです。
【実践例】観葉植物を育ててみた!
では、ここからは、実際にどんな方法で育てているか?をご覧いただきましょう。
女美健編集部のオフィスにも、2種類の観葉植物があります。
これらは、オフィス移転をお祝いしてくださった際のいただきもの。
いずれも2年半ほど一緒に居ますが、とても元気に育っています♪
日当たり・風通しを第一に考え、条件の良い窓際に置かれ、スタッフたちの目と心を日々癒してくれる存在に。
そんな大切なオフィスの一員を、毎日こんなふうにして育てています(*´ω`*)
ケンチャヤシの育て方
こちらが女美健編集部オフィスにあるケンチャヤシです。
毎朝一番に出勤したスタッフが水をあげています。
根からのみならず、葉には霧吹きで水をかけ、潤いを持たせたりホコリを取ったりしています。
肥料は追肥タイプを使っています。
今は、浸透してしまっているのか、見えませんが…。
また、活力剤も併用して使用しています。
取り換えの頻度は、一定ではないのですが、概ね2週間~1か月程度に1本使い切っています。
ぐんぐん伸びるため、枝葉の剪定も欠かせない作業となります。
「気になったら剪定」というのが現状ではありますが、下葉からしおれたり枯れたりしやすくなるため、折を見て剪定しています。
こうした環境からか、来た時には全長50cmほどの鉢植えだったはずが、今では170cmを超すほどになりました。
横幅にも広く伸びて来ているので、オフィスがジャングルになる日もそう遠くないかも知れません(^^;
育ちが良いため、そろそろ植え替えを検討しなければならない時期なのですが、ここまで成長すると、その作業も大変そうです…。
パキラの育て方
こちらがパキラです。
先ほどのケンチャヤシと隣に仲良く並んでいます。
水やりの方法や肥料・活力剤は、ケンチャヤシと同様に行っています。
また、霧吹きをしていない状態でも、葉や幹からは樹液のようなものが染み出しています。
これは、糖分を含んだ甘い粘液で、パキラを害虫から守ってくれるものです。
パキラが健康だという証でもあります。
横幅にはあまり大きくならず、タテにぐんぐんと成長している印象です。
そのため、剪定の頻度はケンチャヤシほど多くありません。
実は、総じて、観葉植物に対して大きなこだわりを持って育てているわけではありません(;´∀`)
しかし、育て方の基本を実践しているだけで、青々と茂った緑を維持することができるのです。
女美健編集部スタッフ一同も、「育てやすいね」と口をそろえて言うほどです。
初心者にオススメ!ハイドロカルチャーで育てよう
出典:アイリスプラザ
どんな植物を育てるのにも悩みのタネとなるのが、土の問題です。
屋外ならまだしも、屋内に土がある…と考えただけでも憂鬱な気持ちになってしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメなのが、ハイドロカルチャーという方法です。
ハイドロカルチャーは、土の代わりにハイドロコーンという丸い特殊な石を使用して育てます。
植物の根から出る酸を吸収する働きがあり、保水性も高いものとなっています。
そのため、水やりの回数が少なくて済みます。
また、土のようにバラバラになる心配も無ければ、虫がわくこともありません。
それでいて、統一感のある見た目をしているため、インテリアとしても最適です。
汚れない
お手入れが楽
美しい見た目
この三拍子が揃っているハイドロカルチャーなら、初心者でも手軽に観葉植物が始められますよ♪