NHKの朝の情報番組でも紹介された、アカモクの効果に注目が集まっています。
アカモクとは、海藻の一種。
全国の海岸でとれるといいますが、テレビ番組でとりあげられたのは岩手県産のアカモクでした。
見た目は、もずくのような、メカブのようなアカモク。
ぬるぬるしていそうなのがわかり、いかにも海藻という感じです。
この粘り成分こそが、アカモクに健康効果があるといわれる証拠。
他の海藻と同じく、粘り成分のフコダインが、花粉症を軽減する効果をもたらすというのです。
実際、漁師さんでも、アカモクを食べ始めるようになってから、花粉症の症状が和らいdのだとか。
これほど、花粉症の症状を抑える食べ物は、他にないといわれているほどなのです。
アレルギーにもいいアカモク花粉症効果は
アカモクは、花粉症にこれほど効果がある食べ物はないといわれているほどの海藻類。
いまや花粉症は、一年に一度の季節のみならず、一年中苦しむ人もいるというほど、人の体に影響を与えています。
アカモクが、なぜ花粉症に効果的なのかといえば、免疫機能を活性化させることに秘密があります。
花粉症と免疫機能が関係しているという説は、有名な話。
免疫細胞は腸に近いところに数多く存在しているため、腸を健康にしておくと、アレルギーなどに良い影響があるといわれています。
アカモクに含まれるフコダインも、腸の粘膜を刺激して免疫力を高めてくれるといいます。
動物実験の段階ではありますが、非常に強力な作用に期待されているのです。
人間なら、たった0.3グラムの乾燥アカモクを食べれば、1日の免疫アップ効果が見込めるとのこと。
ガン予防にも効果が期待されているとあって、毎日アカモクを食べたいところですね。
アカモクの効果@ダイエットにも免疫UPにも
アカモクは、花粉症だけでなく、ダイエット効果にも期待大。
ぽっちゃりした女性が4ヶ月アカモクを食べ続けたところ、体脂肪が15%減ったとのデータもあるそうです。
卓球選手の福原愛さんも、海外遠征のときにアカモクおにぎりを食べているのだとか。
海藻類の中でも、トップクラスの栄養を誇るといいますから、トライしたいですね。
アカモクのダイエット効果として注目されている成分が、ポリフェノールの一種のフコキサンチン。
褐色脂肪細胞の働きを高めて、ダイエットに効果を発揮してくれるとのことです。
ただし、フコキサンチンは一日で体内からなくなってしまうため、毎日食べる必要があり。
一日10グラムのアカモクを食べると、ダイエットに効果的だといいます。
骨粗しょう症の対策となるビタミンK、抗酸化作用の高いポリフェノールなども、アカモクに含まれているスーパーな栄養素です。
アカモクの調理方法
さて、まだアカモクを手に入れたこともない方にとって、アカモクはどのように調理すればよいのかと疑問に思うでしょう。
テレビ番組では、和洋中の名料理人がアカモクを使った料理に挑戦しました。
生のアカモクは、下処理をしてから食用にする必要があります。
海でとれたままの場合は、汚れもたくさんついていますから落としてください。
このとき、水道水でもみ洗いをすると、塩素が雑菌や微生物を殺菌してくれます。
- アカモクは、茎の部分が少し硬いので、取り除くことが肝心。茎の先端を持ったら、根元に向けて葉をしごけば上手くとれます。
- ここで、再び葉を水洗いしたら、たっぷりのお湯で30秒から1分ほど茹でてください。茹でると、茶色かったアカモクが緑色になります。
- ザルに移して水道水で冷やしたら、水気を切って料理に使いましょう。
美味しく食べるアカモクレシピ
アカモクのレシピとしておすすめなのが、かき揚げやパスタ、中華風の親子丼。
かき揚げは、水に戻さない状態で、玉ねぎと一緒に小麦粉で作った天ぷら衣に混ぜ、油で揚げていきます。
パスタは、ちょっととろみがついた珍しいタイプ。エビや玉ねぎ、なす、ズッキーニ、パプリカなどを入れて、シンプルに塩こしょうで味を調えます。家にある残り野菜を使っても、OK。にんにくは、しっかりきかせて、ペペロンチーノ風にすると、やみつきのおいしさになりますよ。
中華風親子丼は、鶏もも肉と玉ねぎ、アカモクを使ったシンプルなメニュー。中華風に味付けるために、紹興酒や鶏ガラスープを使い、水溶き片栗粉でとろみをつけてください。
アカモクは、包丁でたたくとさらに粘り気が出てきます。
三杯酢やだしであえると、いくらでも食べられるほどおいしいあえ物になります。
ご飯にかけて食べても、納豆のようでおいしいです。
お味噌汁やお吸い物、スープなど、汁物に入れて食べるのも手軽でたくさんとれる方法。
サラダのトッピングにしてみるのも、おすすめです。
とろろや納豆などのネバネバ食材と合わせて、ネバネバ和えを作ってみるとお酒のおつまみにもなります。
アカモクは入手困難?どこで買える?
アカモクは、日本全国の沿岸でとれる海藻のため、本来は珍しい食材というわけではありません。
最近では、テレビで取り上げられたこともあり、海からは遠い地域のスーパーでも目にするようになっています。
生のアカモクは3~5月が旬ですが、保存加工している商品なら一年中手に入ります。
近所では取り扱っていないという場合は、通販を利用すると便利です。
産地にこだわったアカモクの加工品が手に入るため、届いたら下処理なしで食べられるのが手軽です。
つくだになどにして販売されている加工品もあり、こちらはネバネバしていないのが特徴です。
ネバネバが苦手だけれどアカモクの栄養素は気になるという方は、試してみてはいかがでしょうか。