フルーツビールは、フルーツの香りや味を閉じ込めたビールのこと。
一般的なビールの苦みが緩和されて、ビールが苦手な人でもゴクゴク飲めてしまうほど爽やかでフルーティーな味わいです。
醸造の途中で、フルーツそのものやフルーツシロップを加えたフルーツビール。
その味やアルコール度数、アレンジした作り方、フルーツビールにマッチするおすすめフルーツなどについて紹介します。
フルーツビールとは
フルーツビールは、ビールを醸造する過程で、フルーツやフルーツシロップなどを加えたビールのこと。
ごく普通のビールにフルーティーな風味が加わるので、ビール特有の苦みが緩和されて、とても飲みやすい味になります。
ベルギーなどでは古くから作られてきた製法で、日本では地ビールなどにその製法が活かされているものが出てきています。
アルコール度数は、低いものもありますが、一般的なビールよりも高いアルコール度数のフルーツビールもあり、あなどれません。
女性に好まれる傾向があり、女性のビールファンを増やしたきっかけにもなっています。
フルーツビールは甘い?ビールとの味の違い
フルーツビールは、フルーツの甘みが活かされているビールですが、ジュースほどの甘みはありません。
また、種類によって甘さも異なり、フルーツそのもののような甘さを感じるタイプもあれば、ビールの風味が勝っているフルーツビールもあります。
苦みより、コクやさわやかさ、甘みを感じながらビールを楽しみたい方にピッタリです。
フルーツビールのアルコール度数
フルーツビールのアルコール度数は、2度ほどから12度といった高いものまでさまざま。
商品ごとにアルコール度数が異なるため、チェックしてから購入することをおすすめします。
一般的なビールのアルコール度数は、5~6度といったところ。
これでもアルコールの中では高くはないほうですが、お酒に弱い方はごくごくアルコール度数の低いタイプから飲んでみたほうがよいかもしれません。
また、アルコール度数が低いフルーツビールでも、たくさん飲めば体内にはアルコールがたまってしまうため、飲み過ぎに注意してください。
自分でアレンジ!フルーツビールの作り方
フルーツビールは、フルーツジュースやカットフルーツ、ジャムなどを市販のビールに加えるだけでも作れます。
もっと本格的に、醸造の過程からフルーツを加えるフルーツビールキットも市販されていますから、チャレンジしてみるのもよいでしょう。
お酒の製造は、自宅で飲む程度なら違法ではありません。
- ビール会社で製造されているフルーツビールは、醸造中にフルーツを加えるタイプが多いのですが、もっと気軽に楽しみたいならビールカクテル風にミックスするだけのタイプがおすすめ。
- ビールにレモン果汁を加えて、さらにソーダを注げば、ビール風味は緩和されてかなり飲みやすいフルーツビールに仕上がります。
- 野菜ジュースやアセロラジュースなど、健康的なフルーツビールを楽しんでいる人もいる模様。
- マンゴージュースを加えると、濃厚なコクのあるフルーツビールが完成です。
フルーツビールにあう果物のおすすめ
フルーツビールには幅広い種類のフルーツが似合いますが、中でもおすすめなのが、りんご・いちごなどのベリー類です。
これらの果汁はビールにミックスしても混じりやすく、風味が強いため、ビールの苦みや香りをやわらげてくれる効果大。
最近は、冷凍フルーツも簡単に手に入りますから、冷凍ベリーに甘みをつけてビールに混ぜてみるのもおすすめ。
生のフルーツのみだと、少し漬け込んだくらいではビールの味を変えることができません。
はちみつで甘みを加えるなどして、工夫して楽しんでくださいね。