防犯ブザーといえば、ひと昔前には女性の護身用、少し前には子供を危険から守るためのグッズとして広く普及していました。
ただ、実際には、防犯ブザーを持っていても、いざとなると使えない、持ち歩くのが格好悪いなどと、段々使用されなくなってきたのも事実。
そこで最近、登場したのが、大人が持って格好悪くない、しかも機能性がよい防犯ブザー。
ここでは、おすすめの防犯ブザーや賢い使い方などについて、紹介します。
防犯ブザーとは
防犯ブザーは、危険を察知したときに、瞬時に警告音を鳴らせるように携帯できる小型のブザーのこと。
最近では、子供に持たせるのが必須のアイテムになっていますが、女性をはじめ、高齢者なども持っておくと、いざというときに役立つものです。
警告音を鳴らすだけで、本当に効果があるのかという問題については、実際の犯罪現場で危険を回避できた人の体験談からも明らか。
大概の犯罪現場では、大声や大きな音を出されると犯人が逃げ出すことが多いといいます。
空き巣や強盗、痴漢の常習犯なども、大声を出されたときはすぐにあきらめて逃げるというのです。
それなら、防犯ブザーを持っていて、いざというときに使用すれば、危険を回避できる確率が高いといえそうです。
防犯ブザーの使い方
防犯ブザーは、実は、多くの人が持っているアイテム。
ただ、いざというときに使えなさそう、それなら荷物になるから持ち歩くのは止めようと、タンスの肥やしにしてしまう人の多いようです。
確かに、防犯ブザーは持っていて使えないのでは意味がありません。
その原因は、いつでも使えるように準備しておかないことにもあるようです。
さらに原因を探ると、バッグの中にしっかりしまっていたという人も多いことが判明。
襲われそうになったときに、防犯ブザーはどこにあったっけ、と探せる心境の人はいないでしょう。
防犯ブザーは単純な構造で、ワンタッチ程度で警告音を鳴らせるのですが、すぐに手に取れる場所にあることが、まず重要なのです。
防犯ブザーはどこに吊るすのが効果的?
防犯ブザーは、いざというときに瞬時に手に取れることが重要ですから、バッグの外側に吊るしておく、あるいは首にぶらさげておくなどが効果的です。
帰り道が危ないという方などは、帰宅路でずっと防犯ブザーを手に持って歩くのもいいかもしれません。
電車の中で痴漢を撃退したいという場合も、手に持って電車に乗るのが効果的。
ただし、誤作動で音を鳴らさないようにする注意も必要です。
大人も持てる防犯ブザー@見た目や性能
最近では、お子さんのいる女性や妊娠中の女性などにも、注目されている防犯ブザー。
そんな背景から、おしゃれな防犯ブザーも開発されています。
女性がバッグの外側に吊るしていても、おしゃれに見える防犯ブザー。
これなら、多くの人が安心して防犯ブザーを持てるようになりそうです。
例えば、マトリョーシカ型の防犯ブザーなどは、雑貨好きの女性に大人気。
マカロン型の防犯ブザーも、ハッキリいってキーホールダーか何かくらいにしか見えません。
ミニドーナツ型の防犯ブザーも、おいしそうで可愛くて、防犯ブザーでなくても持っていたいくらい。
ミラー付き、防水機能付き、位置情報機能付きなど、おしゃれかつ便利な機能が付いた防犯ブザーも、あれこれ出ています。
防犯ブザーの選び方とおすすめ
防犯ブザーの選び方は、音を出しやすいか、すぐに使えるように持ち歩きやすいかがまず大事。
その意味で、可愛くておしゃれなチャーム型の防犯ブザーはおすすめです。
どこをどうすれば警告音が出るのかだけは、きちんとチェックしておきましょう。
警告音は、市販の防犯ブザーは大体80デシベル程度。
あまり小さな音では意味がないものの、商品によってそれほど差があるわけではありません。
その他の機能はなくてもいいくらいですが、ミラーなど、毎日使うような機能がついていると、いざというときにもすぐに手に取れる習慣に結び付きやすいといえるでしょう。