練乳のようなおいしさで、トーストに塗ったりして食べると病みつきになりそうなカヤジャム。
インドネシアで日常的に食べられているペーストの一種で、ココナッツミルクとカモやニワトリの卵によって作られています。
日本ではあまりお目にかからないカヤジャムですが、加工品を出しているカフェなどもあり。
ここでは、カヤジャムの味や食べ方、購入方法、保存方法、作り方などを紹介します。
カヤジャムとは
カヤジャムの原料は、ココナッツミルクとカモあるいはニワトリの卵を混ぜて作るペーストです。
砂糖も大量に加えられていることから、練乳のような状態になっています。
見た目は茶色がかってもいて、これはニオイタコノキという植物の葉が加えられているから。
糖分がキャラメル化しているのも、茶色っぽい色を生んでいます。
カヤジャムってどんな味?おすすめな食べ方は?
カヤジャムの味は、濃厚な練乳といったところ。
ココナッツミルクの風味もしっかりするため、クセを感じる人もいるかもしれません。
現地では、トーストに塗って朝食として食べるのが定番です。
もちろん、間食として食べられる場合もあり、非常に日常的に食べられているペーストだといってよいでしょう。
- 最も簡単な食べ方は、トーストに塗る方法。
- 他にも、コーヒーに入れて飲んだり、スコーンやビスケット、クラッカーなどに塗って食べている人もいます。
- 蒸しパンに使ったり、レモンカードの材料に使うといったアレンジ法もあります。
シンガポールの高級ホテル、ラッフルズホテルでもオリジナルを出しているほどのカヤジャムですから、試してみる価値がありますよ。
カヤジャムの購入方法
カヤジャムの購入方法は、日本では国産のものを購入するか、カフェなどで出しているものを注文するかといったところ。
実は、カヤジャムの原材料によっては、家畜伝染病予防法によって輸入が制限されているものがあるのです。
卵を使っているだけに、安全性にリスクがある商品もあるのかもしれません。
ただし、国産のカヤジャムであれば、リスクを万全に回避した作り方で製造しているはず。
扱っているお店を見つけて、購入してみてください。
カヤジャムの保存方法と賞味期限
カヤジャムは、ジャムのようなペーストだけに、どこまでの長くもってくれそうなイメージがあります。
しかし、卵を使っていることからも、保存方法や賞味期限に気を付ける必要があります。
実は、賞味期限については、製造元によっても異なります。
これは、保存料が入っているかいないかにもよるでしょう。
3ヶ月ほどと短めのカヤジャムもある一方で、一年ほどの賞味期限のカヤジャムもあるのです。
いずれにしても、開封したら早めに食べ切るのがおすすめ。
風味が新鮮なうちに、おいしく食べたいところです。
ココナッツオイルが劣化して嫌なニオイを発することもありますから、積極的に食卓に出してみましょう。
保存方法は、常温でもOKですが、直射日光にあたらない風通しのよい場所が適切です。
開封したら、冷蔵庫での保存が安全です。
輸入禁止説も?!ならカヤジャムを作っちゃおう!作り方
本場のカヤジャムは輸入が制限されているため、手作りしてみるのもありです。
カヤジャムは、ココナッツミルクと全卵、砂糖を使えば簡単に作れます。
材料を鍋に入れて煮詰めるだけですから、食べたいときに作ってすぐに食べられるのも魅力。
- 割合は、100ccのココナッツミルクに対して全卵1個、砂糖50g。
- これらを鍋に入れて、弱火にかけてとろみがつくまでじっくりと煮詰めればOKです。
- かなり甘いと思うかもしれませんが、砂糖の量はこれが適切。
へたに減らそうとすると、そぼろ状になってしまってとろみのついたカヤジャムが出来なくなってしまいます。