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エンタメ

「ひふみん」の愛称で話題の加藤一二三さんの「伝説」について

昨今、何かと話題の将棋界において、特に注目されているのが加藤一二三さんです。

「ひふみん」の愛称と柔和な人柄が人気を博し、将棋棋士の中でもトップクラスの知名度を誇っています。

そんな加藤一二三さんですが、現役時代には数々の伝説を作り上げてきた方でもあります。

今回は、加藤一二三さんのプロフィールと併せてご紹介していきます。

 

加藤一二三さんのプロフィール

加藤一二三さんは1940年1月1日、福岡県で産まれました。

プロ入りを果たしたのは1954年8月1日で、当時14歳でした。

この記録は2016年の藤井聡太さんに破られるまで守られてきた最年少記録で、実に62年間もの間、加藤一二三さんは最年少プロ入り記録を保持していました。

また、加藤一二三さんは19世紀、20世紀、21世紀の3つの世紀に渡り棋士として活躍してきた唯一の方でもあり、将棋界において大きな存在となっています。

将棋界における加藤一二三さんの「伝説」

加藤一二三さんには「神武以来の天才」という別名があります。

これは、17歳での大会優勝が公式戦における史上最年少記録を果たしたこと、デビューから4年連続で昇級した偉業から呼ばれるようになりました。

加藤一二三さんの棋風は、常に最善手を探すというもので、勝負が始まってから序盤は朝貢することが多くあります。1968年の十段線第4局では、一手に7時間を費やしたという記録があります。

序盤で長考するため、終盤では持ち時間が短くなり、秒読みに追われることも珍しくありません。普通でしたら時間がなくなると焦ってしまいますが、加藤一二三さんの強さは終盤の早指しから更に発揮されます。

この一風変わったスタイルから「秒読みの神様」「1分将棋の神様」という異名を持ち、早指しの棋戦では加藤一二三さんの強さが伝わってきます。

また、他の将棋棋士や関係者からの評価においても、加藤一二三さんは異彩を放つ存在であることが分かります。

加藤一二三さんの評価は「相手を見ずに盤面しか見ていない」「秒読みになってから強く、間違えない」「同じ戦法を貫き続けているが、研究されることを恐れていない」といった棋力の強さから「猫好き」「一分将棋でもトイレに立つ」「将棋のことを考えていて何を買うか忘れていた」など、思わずクスリと笑ってしまうエピソードもあります。

タイトル、優勝歴などは数多く、歴の長さだけでなく実力の高さも加藤一二三さんの伝説を作る一端となっています。

 

現役引退後は「ひふみん」の愛称で親しまれる

プロ棋士として長く将棋界に健在し続けた加藤一二三さんですが、2017年に引退します。加藤一二三さんの引退は大きく報じられ、記者会見に集まった報道者は実に100名にも及びました。

その後、同年6月23日には仙台白百合女子大学の客員教授に就任、7月1日には芸能事務所のワタナベエンターテインメントとマネジメント契約を結びました。

柔和な雰囲気と親しみやすさ、マイペースながら将棋で培われてきた頭の回転力はテレビ向きで、引退後も「ひふみん」という愛称で親しまれています。

将棋に関するメディア露出だけでなく、ウェブテレビやCM、バラエティ出演など、引退後も幅広い活躍を見せています。

今後の活動は?

ワタナベエンターテイメントと契約したことで、今後も将棋以外のメディア露出が増えるかと思われます。テレビやCMで加藤一二三さんの姿を見る機会は更に増えていくでしょう。

しかし、2017年11月2日に胆石性急性胆嚢炎と診断され手術を受けるなど、ご高齢ということもあり、活動にあたり健康状態が気になるところです。

若い芸人のような短期間で激しいメディア露出というものはなく、他の仕事と並行しながらのメディア出演となるでしょう。今後の活躍に注目が集まります。

 

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