雑誌を含む紙の本が不況といわれている中で、売れ行きを徐々に伸ばしている雑誌があります。
それは、LDKという生活用品を中心に紹介する女性向けの雑誌。徹底的に身近な物を紹介する雑誌として、広告主体となった雑誌とは一線を画した内容に人気が集まっています。
ここでは、LDKの内容や発行日・価格、上手な利用法について紹介していきます。
LDKってどんな雑誌?
LDKは、晋遊舎から発刊されている生活用品を紹介している月刊誌です。
コスメ・雑貨・文具用品・キッチン雑貨・収納用品・洗剤などなど、身の回りにある生活用品を実際にテストして評価するという内容で、コンセプトはテストする女性誌なのだとか。
おすすめ商品のみならず、おすすめできない商品まで紹介されていて、まるでインターネットがまるごと雑誌になったよう。
ただし、編集者が細かく調べ上げて紹介している点では、現状のインターネットの情報よりまとまっています。
しかも、ネットでもうっとうしいと感じることのある広告ページがないのが、かなりレアな存在。
それだけ中身が濃いということで、広告料よりも雑誌の内容を読んでもらて購買数でやり繰りしていこうとしているところも潔いのです。
LDKの発効日や価格
LDKは、毎月28日に発刊される月刊誌です。
価格は、630円。
晋遊舎のMONOQLOという雑誌が女性をターゲットにしたLDKは、MONOQLOより50円お安い価格。
そのぶん、内容もおさえられているのかというと、そんなことはありません。
むしろ、1ヵ月間、毎日でも見たくなってしまう雑誌です。
表紙を見るだけで、そのギッシリ感がわかるでしょう。
同じ価格帯の女性誌の多くが、ページ数の大半を広告で埋めているのに対して、LDKは広告なしのガチ勝負。
ネットで見ればいいやと思った方こそ、書店で立ち読みしてみてください。
ネットでまとまっているといいなと思っていた情報が、1冊の雑誌に編集されていることの奇跡に感動できます。
LDKの雑誌の内容チラ読み
LDKは、日常的に使用する生活用品の紹介が中心です。
生活用品であれば、ブランドなどは一切問わずに評価している模様。
ときには、食品の評価もしています。
ベストとワーストの両方を挙げて紹介しているので、公平に商品を比較できるのがいいですね。
ポイントは、ほぼ全ての商品が、どんな生活層の人にも気軽に購入しやすい価格だということ。
それでいて、商品ごとの良い点と悪い点が事細かに紹介されているので、購入前に商品を検討するのに役立ちます。
身近なお隣さんやお友達、家族などが愛している商品に限らず、プロが愛用している品が紹介されているのも魅力の1つ。
メーカーが宣伝を頼んでいるわけではなく、編集部がお題を出して商品をかき集めて調べて記事を書いているのが、読者の心にも迫るのです。
ベルメゾンやニッセン、楽天などでの1万5千円以下の家具とインテリアを集めた特集、洗剤のランキングなど、読者には役に立っても、メーカーが読んだらショックを受けてしまうような記事も出ています。
LDKの上手な使い方
LDKは、身近な生活用品を中心に評価がされている雑誌だけに、日用品など購入を検討している物の実際を知りたいときに参考にしてみると役立ちます。
購入を迷っている物について、買ってみたもののどうも納得がいかない商品についてなど、使い方は人それぞれ。
誰もが家庭で使用している物を扱っているだけに、ほとんどの人に役立つ雑誌です。
インターネットで何でもお買い物ができる時代、無駄遣いを防ぐためには、本当にいいものだけを知りたいですよね。
そんなとき、宣伝でもなく、物について細かく調べて情報提供してくれるツールが、紙媒体から出てきたとは、今時ビックリな話です。