みかんはオレンジ色をしているものがいい、と誰もが思いがち。
実際、甘くてみずみずしいみかんは、きれいなオレンジ色をしていますよね。
ところが、温州みかんの中でも早期に収穫される青みかんには、様々な健康効果があるというのです。
その効果が、オレンジ色のみかん以上だとすれば、食べておきたいところ。
ここでは、青みかんの効果や栄養素、出回る時期や青みかんの代用品について紹介します。
青みかんとは
青みかんは、温州ミカンのなかでも一番早く収穫される、極早生という品種です。
完熟していないみかんであることから、味は酸味が強く、ほろ苦さも感じられるのが特徴。
とはいえ、完熟したみかんにはない栄養成分が詰まっていたり、健康効果があるのだといわれると、完熟みかんよりも青みかんを食べたくなりませんか?
青みかんが出回る時期は決まっているので、時期を逃さずに手に入れて、青みかんの健康効果を余すことなく吸収したいですね。
青みかんの効果
青みかんの代表的な効果といえば、アレルギー抑制です。
完熟みかんにも含まれているといいますが、主に皮や筋の部分に多いとされているヘスペリジンという物質があります。
ヘスペリジンにはアレルギー症状を緩和する効果があり、冷え性の改善にもよいといわれています。
血中コレステロール値の改善効果から、生活習慣病の予防にも効果的。
この他、青みかんにはクエン酸が多く含まれていることから、血液サラサラ効果による代謝のアップ、疲労回復などの効果にも期待できるのです。
こうした効果は完熟みかんにも求められますが、そのパワーは圧倒的に青みかんのほうが強いのです。
青みかんと普通のみかん栄養素はどっちが高い?
栄養素の種類にもよりますが、青みかんと完熟みかんとを比べてみると、ほとんどの場合は青みかんのほうが栄養成分が高いようです。
また、完熟みかんにはない栄養も、青みかんには含まれています。
ヘスペリジンなどは、完熟みかんと比較すると、青みかんが圧勝。
完熟みかんを何個も食べないと得られない栄養が、青みかんならたった1個でとれるのであれば、どちらを選びますか?
青みかんが食べられる時期
青みかんが食べられる時期は、かなり短い期間に限られています。
というのも、青みかんは、完熟みかんになる前に収穫したみかんだから。
しかも、完熟みかんの手前には、青切りみかんという時期があります。
これは早生みかんの一種ですから、これよりもっと前の極早生の時期に収穫したものが青みかんです。
青切りみかんは9月頃が収穫時期で、青みかんは7月頃が収穫時期。
この時期を逃さずに、青みかんをゲットしてくださいね。
ちなみに、完熟みかんが出回り始めるのは、11月頃から。
年間の気温変化によっても収穫時期が微妙にずれることがありますから、店頭や農家のホームページなどをこまめにのぞいておくのもいいかもしれません。
青みかんの代わりになる食べ物や成分って?
一年の間のごく短い時期にしか出会えない、青みかん。
その良さを実感したいと思ったときには、来年まで待たなければならないということもあるでしょう。
そこで、青みかんの代わりになるような食べ物や成分を知っておくと便利です。
例えば、青みかんサプリメントという商品も出ています。
これなら、一年中いつでもサプリメントを手軽に摂取することで、青みかんの栄養をとることができますね。
青みかんの代表的な栄養成分といえば、クエン酸やヘスペリジン。
クエン酸が多く含まれる食べ物といえば、お酢があります。
といってもお酢をガブガブ飲むのも大変なので、フルーツビネガーなどを飲むようにしてみるのもよいでしょう。
ヘスペリジンもサプリメントで出ていますし、完熟みかんの皮や筋を食べるようにすると、より多くのヘスペリジンを摂取できます。