アブクラックスという言葉を聞いたことがありますか?
初めて聞いた方は、「アブク・ラックス」なのか、「アブ・クラックス」なのか「アブクラックス」なのか、どこで区切るの?と思ってしまいそうなこの言葉。
正解は”ab cracks”。
”ab”は”abdominal muscles”つまり「腹筋」、”cracks”は「溝」「割れ目」といった意味があります。
アブクラックス自体は造語なのですが、なぜいま腹筋女子の間で注目されているのでしょうか?
アブクラックスとは
アブクラックスは、縦割り腹筋のこと。
近頃は、女性でも縦割り腹筋を求めて、トレーニングをする人が増えています。
腹筋が鍛えられていることによって、スタイルがよく見えるだけでなく、健康にも良い効果を得られるのです。
解剖学的には、アブクラックスは白線と呼ばれる部位を指します。
腹筋の縦中央部から、ちょうど左右に境界線を作っている部分。
アブクラックスがなぜブームになったかといえば、実はハッキリしたところはわかっていません。
アメリカでSNSから火が付いたという説がありますが、何となくカッコイイというのが有力なところでしょう。
アブクラックスのつくり方@どこを鍛える?
アブクラックスの作り方は、白線を鍛えること。
ただし、お腹の中央に縦線が入るような筋肉の鍛え方は、容易ではありません。
トレーニングジムで、プロのコーチにつきながら、トレーニングをするのが近道です。
実は、アブクラックスには遺伝的要素が関係しているといいます。
つまり、どんなに筋トレを頑張っても、アブクラックスができにくい人は、頑張るだけ無駄ともいえるのです。
といっても、アブクラックスがほしいからといって、遺伝子検査をするような人はいないでしょう。
筋トレを頑張ってみて、運がよければアブクラックスができるというトライをする人がほとんどです。
逆に考えれば、アブクラックスができなくても、筋トレした体は魅力的。
アブクラックス目的ではなく、あきらめずに筋トレを続ければ、腹筋や背筋、体幹が鍛えられた美しく強い体が出来上がります。
アブクラックスを作るのにかかる時間と制限
アブクラックスは、筋トレをしていれば、必ずしもできるとは限りません。
遺伝子がアブクラックスを作れるように備わっていれば、筋トレしがいがあるというものです。
遺伝子的に、アブクラックスができない場合は、どんなに長い期間をかけて筋トレしても、ムダになってしまいます。
ここは、アブクラックスにこだわらず、全体的に筋肉を鍛えることにシフトしましょう。
アブクラックスができないからといって、無理に筋トレし続ければ、筋肉に負担がかかってしまいます。
アブクラックスを作るトレーニング
アブクラックスを作るためのトレーニング法としては、体幹全体を鍛えることです。
腹筋だけでなく、背筋や腹斜筋も鍛える必要があります。
- 脊椎を安定させる
- 衝撃を吸収する
- 胴体を伸縮させる
- 腰をひねる
などの運動がポイント。
それなりにキツいトレーニングとなりますが、無理は禁物です。
筋肉を使ったら、日々休ませるようにして、筋肉の疲労を回復させることが必要。
そのためには、トレーニングだけでなく、栄養をしっかりとったり、睡眠も十分に心がけることが大切なのです。
アブクラックスを作るコツとは?体脂肪や栄養面
アブクラックスを作るためには、トレーニングをするだけでは不足です。
体脂肪を管理するために、栄養面でも気を付けなければなりません。
本格的に筋トレをしている人は、肉類は鶏肉のみ、しかも部位はササミのみなど、驚くほどの食管理をしています。
一般の人がここまでこだわる必要はありませんし、一歩間違えれば危険な範囲ですが、筋トレをするにあたって栄養管理は必須なことを忘れないでおきましょう。
運動しているから、脂肪分や糖分を多くとっても大丈夫ということはありません。
糖分は脂肪になりますし、脂肪も糖分も消費されなければ体脂肪になってしまいます。
体脂肪が増えれば、そのぶん筋トレの目標にも影響が出てくるのは当然。
スケジュールや目標管理をしっかりすることによってこそ、アブクラックスを含めた筋トレに成功できるのです。
筋肉を休めるために、睡眠もしっかりとるようにしましょう。