健康的に美しくダイエットするためには、食事を全く食べないというのはよくありません。
人の体は食べ物の栄養からできていますから、しっかり食べながら適度に体を動かすことが、上手なダイエットの秘訣なのです。
そこで重要になってくるのが、よく噛むということ。よく噛んでゆっくり食べることをスローチューイングといいます。
スローチューイングのメリットややり方、続けるポイントについて、紹介します。
スローチューイングって?
スローチューイングは、よく噛んでゆっくり食べることを意味します。
食べるときにも、自然にエネルギーを消費する基礎代謝という機能が、人間にはあります。
食べ始めると、食べ物を分解するために消火器が活発に働くからです。
実は、早食いの人よりも、ゆっくり食べる人のほうが、基礎代謝が高いという研究結果があるといいます。
つまり、スローチューイングすることで、ダイエットがより効果的になるのです。
食べ物はよく噛んで食べるようにとよくいわれますが、ダイエットでよく噛むことにも確かな意義があったのですね。
スローチューイングのメリット
スローチューイングのメリットは、よく噛むことによって消化器が活発化すること。
よく噛んで食べれば、食べ物を消化しやすくもなります。
また、消化器が活発に働くことによって、エネルギーを代謝する率も上がってくるのがポイント。
よく咀嚼した噛み砕いた食べ物は、栄養成分が分解されやすく、しっかり吸収されやすくもなります。
ゆっくり食べることによって、満腹感を得られるのもメリットです。
脳の満腹中枢が満たされるのは、食べ始めて20分ほどしてから。
つまり、ゆっくり食べることによって満腹感が出てきて、食べ過ぎを防げることにもなるわけです。
スローチューイングのやり方
スローチューイングは、一口ごとに約30回噛むのが基本です。
20分以上かけて味わって食べることも、重要なポイント。
この2つのことが守られていれば、後は特に難しく考える必要はありません。
ただし、水分を多くとるのは、避けておいたほうがよいでしょう。
食事中に積極的に水分をとってしまうと、食べ物を水で流すようなことになってしまいます。
それが早食いの原因にもなりかねませんから、気を付けてください。
また、食べるときに片側の歯ばかりで噛んでいると、かみ合わせが悪くなってきます。
せっかく噛むことを意識しながら食事するのがスローチューイングなのですから、歯のかみ合わせにも注意しておくと、見た目が磨かれるはず。
バランスのよい歯の使い方をすることによって、早食いを防ぐ効果も出てきます。
何を食べるかも、スローチューイングに影響してきます。
食べやすい、柔らかいものばかり選んでいると、よく噛むのは難しいもの。
30回以上噛むことを意識して、歯ごたえのある食べ物をなるべく選ぶようにしましょう。
それには、スイーツなどのやわらかいものは避けておくのが無難です。
ここがポイント!スローチューイングを続けるコツ
スローチューイングを続けるコツは、一口を大きく食べないようにすることなど。
ひと口を大きくしてしまうと、どうしても早く呑み込もうとして早食いになりがちです。
小さくちぎって食べるなどの習慣をつけると、スローチューイングも上手くいくようになります。
野菜を先に食べる、ベジタブルファーストも意識するとよいでしょう。
野菜を食べてから、お肉や魚などの歯ごたえのあるものをよく噛んで食べるうちに、満腹感が次第に出てきます。
そこで炭水化物を食べるようにすれば、途中でお腹いっぱいになり、食べられないようなことにもなりそうです。
食べ物を残すのはあまり感心できませんが、自分が食べられる量がわかってきたら、最初から減らすようにすればよいのです。