たまに目にするタヒニソース。
名前だけでは何のソースだかわかりませんが、タヒニは「ごま」を指します。
つまりタヒニソースは、生のごまをペースト状にしたソースなんです。
タヒニソースとは
アメリカでここ数年ヒットしているソースといえば、タヒニソースが代表的です。
タヒニソースは、日本人にはおなじみの素材。
いわば、練りごまで、中国料理でいえばジーマージャンのようなソースです。
風味がピーナッツバターに似ていることもあり、アメリカ人にも難なく受け入れられたようです。
ドレッシングに混ぜたり、パンに塗ったりと、タヒニソースは様々な料理に大活躍。
栄養価が高く、ピーナッツバターやナッツ由来のソースよりヘルシーなことからも、ベジタリアンなどに好まれることが多いようです。
タヒニソースの使い方
タヒニソースは、日本でなら、野菜の胡麻和えや麺類のたれなどに使われるイメージがあります。
- アメリカでは、野菜サラダのドレッシングとして大活躍しています。
- トーストに塗ったり、クラッカーや野菜スティックのディップとしても、大重宝。
- キヌアなど、スーパーフード系の穀類の上に、野菜をたっぷり乗せてタヒニソースをかけるなんて、ヘルシーな丼風メニューも、アメリカ人に好評です。
- ファラフェルと呼ばれる、ひよこ豆で出来たコロッケに付けて食べるのも、おなじみのレシピ
- お魚やお肉料理にも、タヒニソースはピッタリです。
- グリルにしたり、蒸したりと、調理法はお好み次第です。
どんなメニューも、タヒニソースを使うだけでエスニック風になってくれるので、塩コショウの味付けに飽きたときには、タヒニソースを活用してみることをおすすめします。
実はすごい!タヒニソースの栄養価
タヒニソースの主な原材料は、ごま。
ごまに含まれる栄養が豊富なことから、健康に有用なソースとして人気を得ているのです。
良質な植物性脂肪、たんぱく質をはじめ、マグネシウム、鉄分、カルシウムなどのミネラル類も豊富に含まれています。
タヒニソースには、レモン汁やにんにくなどもミックスされています。
そのため、レモンに含まれるビタミンCやにんにく特有の成分、ビタミンB群などにも期待できるのがメリット。
自分なりに、オリジナルのタヒニソースを作れば、使った材料の栄養成分にも期待できそうですね。
自分で簡単タヒニソースの作り方
タヒニソースは、材料を用意してミキサーで一気にミックスしてしまえば、あっという間に出来上がり。
ミキサーがない場合は、市販の練りごまを買ってきて、調味料を混ぜるだけでも簡単に作れます。
もちろん、すり鉢でゴマをするところから始めれば、より香り高いタヒニソースを作れます。
材料は、白練りごまにレモン汁、にんにく、塩のみ。
ゴマからする場合は、白ゴマで作ってください。
人によっては、マヨネーズを混ぜて、こってりさせるのが好みの人もいます。
おろしにんにくを加えると、ピリッとして後を引く風味が、お酒のおつまみとしても最適。
和風に、しょうゆを加えてみても、日本人好みのタヒニソースになってくれます。
ヨーグルトを加えると、爽やかさがプラスされます。
タヒニソースを使ったアレンジレシピ
タヒニソースは、海外では、アラビック料理としてもおなじみです。
ヒヨコ豆のコロッケ、ファラフェルにつけるソースとして定番なのも、アラビック料理ゆえ。
そうめんやひやむぎなどのタレとして、タヒニソースをだしつゆに混ぜてみるのも、食欲の出にくい夏におすすめです。
同じく、麺類では、パスタのソースとして用いている人もたくさんいます。
焼きなすのたれとしても、使ってみてください。
なすを焼いて、適度に皮をむき、タヒニソースを掛ければ完成です。
ズッキーニをグリルして、生ハムを合わせたところにタヒニソースをかければ、おしゃれな洋風のメニューが出来上がり。
雑穀入りのパンに、タヒニソースと野菜をサンドすると、野菜だけなのに、コクのあるサンドイッチが仕上がります。
キュウリだけでもおいしいので、試してみてください。
パンは、トーストすると、焼かないよりも香り高くておいしいです。