欧米の洗濯洗剤は、驚くほど充実しています。
日本でも最近やっと洗濯洗剤にこだわる人が増えてきていますが、まだまだ欧米の洗濯へのこだわりには勝てそうにありません。
そんな中、注目されているのがガルザイフェ。
血液汚れなども簡単に落としてくれるとして話題になっている洗濯用石けんです。
ドイツでは当たり前に使われている洗濯石けんの威力や使い方、成分、洗えるものなどについて紹介します。
ガルザイフェとは
ガルザイフェは、ドイツ生まれの洗濯石けんです。
洗濯石けんなんていうと古臭いようですが、ドイツでは今でも当たり前に家庭で使われている石けん。
ガルザイフェという舌をかみそうな名前は、牛の胆汁という意味を持っています。
これは、名前だけではなく、本当に原料に牛の胆汁が使われているということです。
胆汁には酵素が含まれており、酵素の力で石けんが汚れをきれいに落としてくれるというわけです。
日本の市販の洗濯用洗剤でも、酵素の力が宣伝で強調されていますよね。
ガルザイフェは、化学成分ではなく、天然の酵素成分を利用した洗濯石けんだということです。
ガルザイフェの洗浄威力
ガルザイフェは、普通の洗濯ではなかなか落ちてくれない汚れに効果的な点が話題になっています。
どのような汚れに効果的かというと、油汚れや血液でできたシミ、襟元の黄ばみ、食べこぼし、泥汚れなどが一例です。
部分洗い用の石けんとして重宝するので、洗濯機のそばなどに置いておきたくなります。
特に試してほしいのが、頑張って洗っても成果が出ているのかいないのかわかりにくい、襟元の黄ばみ。
使用した人のほとんどが、石けんでこんなに汚れが落ちるなんて!と高く評価しています。
しかも、値段も普通の石けんと大して変わりのない低価格なところが人気の理由の一つです。
ガルザイフェの使い方@こすりつけるがポイント
ガルザイフェの使い方は、一般的な洗濯石けんと同じ。
汚れを落としたい場所にこすりつけてからしばらくつけておき、後は洗濯機に放り込んでしまえば汚れがきれいに落ちます。
洗濯機に入れずに、ガルザイフェで汚れをこすった後にそのまますすいでもOK。
ゴシゴシこすってもいいので、気楽に洗えます。
ガルザイフェの成分って安心?
ガルザイフェは、純石けん成分が93.7%以上。
純石けんとは、脂肪酸ナトリウムが98%以上のものという規格が定められているもの。
残りの2%が気になりますが、それは製造工程で生じる不純物です。
それではガルザイフェは純石けんではないのではないかと疑問に感じられますが、ガルザイフェの場合は純石けん成分がほとんどを占めているということなのです。
残りの成分として配合されているのが、牛の胆汁です。
牛の胆汁にはカンピロバクター属菌が検出されやすいので、食用としては生の牛肉を食べないようにと日本でも注意喚起が促されています。
ガルザイフェは食用にするわけではなく、しかも石けんの製造過程にて加熱処理がされていますから、安心して大丈夫。
ヨーロッパで130年もの歴史を持つ石けんという点でも、信頼できます。
ガルザイフェでこんなものも綺麗に!
ガルザイフェで落とせる汚れには、頑固で落ちにくいものが多いのです。
油汚れでは、食事に含まれている油がついてしまったときにガルザイフェを使うと便利。
こすっても落ちないときは、石けんをこすりつけてからしばらくつけておけば、驚くほどきれいになります。
血液のしみでは、女性が重宝するシーンが多いはず。
調理で出た肉や魚類の血の汚れも、簡単に落とすことができます。
襟や袖の頑固な汚れも、ガルザイフェ一つでしっかり落とせるのは嬉しいですね。
通常の洗濯や洗剤ではなかなか落とすことができない汚れは、ガルザイフェにおまかせです。