食事の味付けとして欠かせない塩分ですが、とり過ぎは美容にも健康にも悪影響。
むくみの原因にもなるため、適度な塩分摂取量を保つことが大切です。
とはいえ、現代の食環境は、塩分多めにならざるを得ない状況。
しっかり味のついた加工品を食べつけている人も多く、どうしても塩分過多になりがちです。
そこで注目されているのが、塩抜きダイエット。その効果ややり方、リバウンドやおすすめメニューについて紹介します。
塩抜きダイエットとは
塩抜きダイエットは、3日間のみ、塩分を極力減らすダイエット方法。
まずは、外食やテイクアウト、市販の加工品を食べるのをやめて、家で生の食材から塩分控えめに調理をします。
なるべくカリウムが多く含まれている食材を選び、水分をたっぷりとることも大切。
主食でも、白米より玄米を選び、カリウムの摂取を心がけましょう。
ただし、塩分の摂取量を控えていると、汗や尿をたくさん排出した後に、体調に異変が生じる可能性があります。
塩抜きダイエット中には、ハードな運動や暑いところへの外出は、控えたほうがよいでしょう。
塩抜きダイエットの効果@むくみ・だるさすっきり
塩分を過剰に摂取していると、体内で塩分濃度が高くなってきます。
すると腎臓が塩分と水分のバランスを保つために、水分を溜め込む傾向に。
体の水分というのは、体液や血液も含まれるため、体重が増えて血圧も高くなります。
また、むくみやすくなり、代謝も低下してくるのです。
塩分を控えると、むくみがとれてきて代謝もよくなってきます。
一時的に塩抜きダイエットをするだけでも、体の調子は変わってくるはずです。
塩抜きダイエットのやり方
塩抜きダイエットは、自炊が基本。
外食はもちろん、市販の加工品は味付けをしっかりつけるために、塩分を多めに使っています。
これをやめるだけでも、塩分の摂取量はかなり抑えることができます。
また、自炊をするにあたっても、味付けは塩分がついたものを控えて、こしょう、カレー粉、トウガラシ、しょうが、にんにく、ハーブ、お酢、レモン、ヘルシーなオイル類を使うようにしましょう。
加工した総菜類だけでなく、スナック菓子なども食べるのをやめることが肝心です。
食材そのものに含まれている塩分にも気を付ける必要がありますが、カリウムが多めの食材を積極的に摂取することも重要です。
例えば、食べ物の中でも断トツでカリウムの含有量が多いのが、バナナ。
野菜ではカボチャのカリウム含有量が多めですが、バナナに比べたら半分程度の含有量です。
塩抜きダイエットリバウンドはある?
塩抜きダイエットにリバウンドの心配はないか、気になるところです。
どんなダイエットも、リバウンドしてしまうのは、ダイエット明けに我慢が高じて禁断のものを食べてしまうこと。
塩抜きダイエットの場合も、味が濃いものを求めてしまいそうなイメージがあります。
しかし、実際には、塩抜きダイエットをした多くの人が味付けの濃いものを求めなくなっています。
薄味傾向の食事に慣れてくると、味の濃いものを体が受け付けなくなるものです。
つまり、塩抜きダイエットは、数あるダイエットの中でもリバウンドしにくいダイエットということ。
もちろん、塩抜きダイエットが終わったとたんにスナック菓子をバリバリ食べているようでは意味がありません。
塩抜きダイエットのおすすめメニュー
塩抜きダイエットでは、塩分の代わりに旨味が出るもので味付けをするのがコツ。
なすやトマトなどの夏野菜を使った炒め物は、バルサミコ酢を使って味付けするレシピ。
なすとピーマン、プチトマトを適度な大きさにカットしてオリーブオイルで炒め、バルサミコ酢と酒を同僚、みりんとハチミツを少しずつ加えて味付けします。
かぼちゃのカレー炒めは、ひと口大にカットしたかぼちゃを蒸してから、にんにくと炒めて、カレー粉・こしょう・はちみつ・一味唐辛子で味付けをするレシピです。
他にも、塩抜きダイエットのレシピを工夫して、ダイエットをおいしく成功させてくださいね。