家に植物があったり魚を飼っていると癒されますよね。
サボテンや金魚などに癒されている方も多いのではないでしょうか?
どちらも家にいない、でも「癒しがほしい!」・・・そんなあなたにオススメしたいのがきのこリウムです。
きのこリウムとは
きのこリウムとは、きのことアクアリウムをかけた造語です。
通常、水槽には魚を住まわせたり、植物を育てたりするのですが、きのこリウムの場合は、きのこを水槽で育てるのが特徴。
まったく思いもよらなかった奇想天外な見た目ですが、何だか癒されるということで、Twitterなどでも話題になっています。
といっても、水槽に入れるきのこは、もともと栽培されるようになったきのこのキット。
水をかけるだけでも育てられることから、水槽で育てたら面白いのではないかという発想をした人がいたのです。
きのこリウムの誕生は、2015年秋。
開発者は試行錯誤した末にきのこを水槽で育てることに成功したそうですが、きのこは寿命が短いということで、はかない命を愛でるのもきのこリウムの楽しみの一つのようです。
きのこリウムの種菌の種類
きのこリウムは、100均で購入できるアイテムでも始められるのが気軽。
といっても、100均で揃えられるのは、容器やきのこの下に敷く培養土など。
きのこの種菌自体は、専門店などで市販されているものを購入します。
例えば、ぶなしめじなら、850cc瓶で2,000円など、きのこの種類によっても値段が違ってきます。
きのこリウムの創始者が主に使っている種菌は、ヒラタケだそうです。
他にも、ブラウンマッシュルーム、ホワイトマッシュルーム、エノキタケなど、普段から食卓に上るようなきのこの種菌を育てることもできます。
きのこの種菌専門店では、きのこの育て方も紹介しています。
ボトル内で栽培する方法を紹介している専門店もありますから、参考になりますね。
きのこリウムの作り方
- きのこリウムの作り方は、まず水槽や水槽代わりになる容器を用意します。100均で販売されている瓶でもOKですし、本物の水槽を用意してもOKです。
- 培養土などをお好みで詰めたら、その上にきのこの種菌を落とします。
- 成型されている種菌もあり、これなら容器にポトンと置くだけで、あとは水をかければ育ってくれます。
種菌にもいろいろなタイプがあるため、自分なりに試してみることも大切です。
というのも、必ずしも、上手く育つとは限らないため。
環境が整って一発で成功するかもしれませんが、なかなかきのこが育たないということもあるのです。
根気よく、いろいろな方法を試して、きのこの成長を待ちましょう。
食べれる?きのこリウムの育て方
きのこリウムは、実は食材として売られているきのこのかけらを使っても育てることができます。
だからといって、きのこリウムで育てたきのこを食べて問題ないかというと、疑問です。
市販する食品用に栽培されているきのこは、厳重な管理のもとに育てられています。
ところが、きのこリウムの場合は、生活圏に生息する様々な菌にまみれているようなもの。
中には、人に感染するきのこもあるということで、問題が起こってからでは遅いため、きのこリウムで育てたきのこは、あくまでも観賞用にとどめておいたほうがよいでしょう。
簡単にきのこリウムをはじめるなら(100均キットあり)
きのこリウムを始めるのに必要な用具は、ほぼ全て100円ショップで揃います。
まずは、お好みの容器を用意。
ガラス瓶などは、種類もたくさんあってお手頃です。
容器の底に敷く敷石も、100均ショップで手に入ります。
きのこの種菌を育てる菌糸カップも、100均ショップに販売されています。
こちらは、ペットショップなどでも販売されています。
あとはもう、菌糸カップを敷石の上に置きさえすれば、準備完了。
赤玉土を上からかぶせて菌糸カップを見えなくすれば、適度に湿らせるだけできのこが育ってくるはずです。
見栄えをよくするなら、赤玉土の上に、装飾を施しておくと、きのこが育ってきたときに、盆栽のような美しさを見せてくれます。