数千年も前から、インドや中国で用いられてきたというアダプトゲンハーブ。
様々な種類があり、近年よく知られているハーブでは、高麗人参やマカ、霊芝などもアダプトゲンハーブの一種だとされています。
万能薬とすら評価されることのあるアダプトゲンハーブですが、トラウマやストレスなどにも対策できるハーブとして注目し直されています。
毒性や副作用がなく、全身の機能を正常にしてくれるのが特徴で、特定の部位だけに作用するというハーブではないのが、アダプトゲンハーブです。
ホメオスタシスを保つといわれていて、つまりは体内環境全般を整えてくれるわけです。
万能!身体の症状にアダプトゲンハーブの健康効果
アダプトゲンハーブの健康効果は、一言でいえば万能としか表しようがありません。
ホメオスタシスを保つ作用は、つまり体内環境を整えること。
体内環境が整っていれば、健康でいられるからです。
アダプトゲンハーブについては、ロシアの薬理学者が3つの定義をしています。
1つは、生体に無害であること、もう1つはストレスに対する適応能力や抵抗力を高めること。
そして最後の1つは、異常が起きた身体を正常にすることです。
これら3つの条件が全て揃ってこそアダプトゲンハーブですから、万能な健康効果を持つということにも納得がいくでしょう。
副作用無し!?アダプトゲンハーブが安心なワケ
アダプトゲンハーブは、生体に無害なことが条件の1つとされています。
つまり、副作用の心配がないということです。
もしも副作用が起きるリスクがあれば、そのハーブはアダプトゲンハーブとは呼ばれないでしょう。
化学的な合成によって誕生した医薬品はもちろん、天然の植物由来の成分の中にも副作用が懸念される種類があります。
しかし、アダプトゲンハーブは副作用が見られないからこそ、アダプトゲンハーブとして珍重されているのです。
何らかの効果があっても、副作用があれば、その心配をしながら利用することになります。
副作用の影響で別のトラブルが起きたり、副作用を心配して利用できないということもあるでしょう。
そんな心配はなく、身体環境を正常に整えてくれるのが、アダプトゲンハーブなのです。
ハーブ以外にも!代表的なアダプトゲン
アダプトゲンハーブには数多くの種類がありますが、世界中のハーブの種類からすればほんのわずかといってもよいでしょう。
しかし、その中にも私たちがよく知っているアダプトゲンハーブがあります。
普段はハーブだとは思っていないものが、アダプトゲンハーブということもあるのです。
例えば、高麗人参やマカは野菜の一種だと思っている方もいるかもしれません。
漢方ではよく知られている霊芝や冬虫夏草も、アダプトゲンハーブの一種です。
日本では食品添加物としてよく用いられている甘草も、アダプトゲンハーブだとされています。
いずれもアダプトゲンハーブとして有効性が確認されたもので、他にもアダプトゲンハーブの可能性があるハーブとしてクコなどがあります。
アダプトゲンをバジルで効率良く摂る!おすすめバジルとレシピ
アダプトゲンハーブの一種にホーリーバジルがありますが、これは日本名でカミメボウキと呼ばれるハーブを指します。
といってもなじみがないと思う方が多いでしょうが、実は最近日本でも家庭で作る人が多くなったタイ料理にはホーリーバジルが使われているのです。
その料理とは、ガパオライスです。
ひき肉にホーリーバジルや香辛料を加えて炒めたものをご飯にかけるだけの簡単料理、ガパオライス。
カフェなどで出しているお店も多く、人気の料理です。
ホーリーバジルさえあれば、後はひき肉とお好みの香辛料で作れる料理ですから、チャレンジしてみてくださいね。