必須アミノ酸の一種、ヒスチジン。成人の体内では生成できるものの、子供の体内では生成できないアミノ酸です。
ヒスチジンはヒスタミンの材料となる物質で、ヒスチジンを摂取するとヒスタミンの効果を得られる可能性が高まります。
脂肪燃焼促進や食欲抑制、疲労回復、記憶力アップなどにもよいとされるヒスタミンを作ってくれるヒスチジン。
その効果や摂取法、摂取目安量、ヒスチジンが含まれる食品や加工品について紹介します。
ヒスチジンとは
必須アミノ酸の一種であるヒスチジンは、免疫系の伝達物質であるヒスタミンの材料です。
ヒスタミンといえば、アレルゲンが体内に侵入しようとしたときに過剰分泌されてアレルギー症状を引き起こす物質でもあります。
ですが、適度な摂取を保っていれば、体のためになってくれる物質であることは確か。
その一つの効果として、食欲抑制や脂肪燃焼促進などがあります。
食事をよくかんで食べるとヒスタミンの働きが活性化され、脳内へと届いて満腹中枢を刺激するのです。
これにより食欲を抑えたり脂肪燃焼を促すことができます。
ただし、ヒスタミンは単体では脳の中に入れません。
ヒスチジンとして摂り入れて脳内でヒスタミンに変化することができれば、様々な効果を得ることができるのです。
ヒスチジンの効果はダイエットだけじゃない!
ヒスチジンの効果は、ダイエットには限りません。
疲れを感じたときにだるさを軽減してくれたり、朝からスッキリせず頭が冴えないというときにも、ヒスチジンが効果を発揮してくれます。
集中力が欠けている、記憶力が低下している、気分が憂うつでモヤモヤした気分というときにも、ヒスチジンが役立ちます。
意外に、幅広い効果を持っているのが、ヒスチジンの凄いところなのです。
ヒスチジンの効果的な摂り方や量は?
ヒスチジンを摂取するなら、最大限の効果が発揮される量や摂り方を心がけたいものです。
ヒスチジンを効果的に摂取する方法は、毎日続けて摂ること。
継続して摂取することにより、疲労感を軽減したり、頭の冴えと注意力が向上した、作業効率が上がったという実験結果が発表されています。
実験では、毎朝2週間の摂取を続けたということです。
その摂取量は、1回につき1,650mlのヒスチジン。
鶏むね肉130gほどに相当する量ですから、毎日食事に摂り入れるのは難しいことではなさそうにも思えます。
ヒスチジンが含まれる食品
ヒスチジンが多く含まれる食品の代表格は、かつおぶしです。
30gほどで、1,440mgのヒスチジンを摂取することができます。
生のかつおやマグロでもOK、ぶりやさば、さんまなどの青魚にも多く含まれます。
鶏肉や豚肉、プロセスチーズ、豆腐類にも多く含まれるヒスチジンは、食品から摂ることも簡単そうですね。
ただ、効果的なのが毎日の摂取ですから、継続摂取するのが難しくなる方もいるかもしれません。
ヒスチジンのおすすめ商品
食事でヒスチジンを十分に摂取し続けるのが難しいと感じたら、健康食品の力を借りるのもありです。
味の素 毎朝ヒスチジン
味の素から出ている毎朝ヒスチジンは、1本に1,650mgのヒスチジンが含まれている健康ドリンク。
1日22ml飲めばいいだけなので、ソーダで割ったり紅茶に入れるなどして楽々と摂取できます。
味は、レモン風味。
おいしく毎日続けやすい、健康ドリンクです。
なぜ味の素がヒスチジンのドリンクを開発したかというと、味の素の代表的な商品を思い出すとわかります。
味の素といえば、かつおだしの素が有名です。
かつおだしには、疲労感を軽減する効果があります。
そこに着目した味の素が、必須アミノ酸のヒスチジンにその効果の理由があることを世界で初めて発見したのです。
数々の効果の実験結果も、味の素により発表されたものです。
毎朝ヒスチジンを飲んで、元気な毎日を送りたいですね。