大手グルメサイトの株式会社ぐるなびが、2017年のトレンド鍋を「フルーツ鍋」に決定しました。
鍋と言えば寒い時期に食べるもので、旬の野菜や肉、魚介類などを楽しむ食事ですが、フルーツ鍋とはいったいどのようなものなのでしょうか。
フルーツ鍋ってどんな鍋?
フルーツ鍋とは、名前の通りフルーツを主な具材に使用した鍋のことです。
普通の鍋料理と同じく、鍋に入れたフルーツに熱を通し、温めて食べます。
温められたフルーツは爽やかな香りが強く出るので、アロマ的な楽しみ方もできます。
また、鍋にすることで生で食べるよりフルーツ独特の酸味もより一層楽しむことができます。
鮮やかな色合いが多いフルーツをたっぷり入れた鍋は見た目も可愛らしく、SNS映えする料理です。
フルーツ鍋で体を温める?代謝効果とは
一般的にフルーツは体を冷やすイメージがあります。
しかし、鍋にして過熱することで体を冷やさずにフルーツの豊富な栄養素を取り込む効果が期待できます。
フルーツはそのまま食べると量が多く、必要な栄養素分の摂取が難しいですが、過熱することでかさが減るので、より多くのフルーツを無理なく摂取することができます。
また、温かい鍋料理は、摂取することで血行を促進し、新陳代謝がアップします。
新陳代謝は美容や健康に幅広い効果があり、免疫機能向上、体温アップ、美肌効果などが期待できます。
代謝能力は加齢や生活習慣、食生活により気が付かないうちに低下しています。
特に現代人は生活習慣や食生活の乱れが多く見られ、若い方でも代謝能力低下による健康面への影響が多く出ています。
これを防ぐためには様々な方法がありますが、温かい料理を摂取するという方法はすぐできる簡単で手軽な方法です。
更に、栄養素が豊富なフルーツを摂取することで、体の内側から代謝能力アップが期待できます。
実際フルーツ鍋ってまずい?おいしい?
味のイメージがしにくいフルーツ鍋ですが、使用する具材はフルーツの味に合わせたものが多く、おいしく食べられるものも多いです。
フルーツと相性のいい豆乳ベースの鍋にすれば、初めてフルーツ鍋を食べるという方でもハードルを低くすることができます。
また、実際にフルーツ鍋を食べた方の感想には「おいしい」という声も多く、一見すると合わないように見えるものでも食べてみればデザート感覚で楽しめます。
ただし、中にはパクチーやごま油などを使った匂いが強い鍋もあり、デザート感覚ではなく普通の鍋にフルーツを入れるというものもあるので、人によっては味に違和感を持つかもしれません。
デザートとご飯は分けて食べたい、という方には、やはり不思議な感覚が拭い切れない鍋かと思われます。
フルーツ鍋に入れる具材
フルーツ鍋に入れる具材は、温めてもおいしく食べられるリンゴやレモン、パイナップルといった具材が使われます。
鍋の種類により異なりますが、これに野菜や肉、魚介類をプラスして、フルーツの酸味を楽しみながら温かい鍋料理に仕上げます。
特に、リンゴやレモンはどんな具材に入れても違和感なく使えるものなので、多くのフルーツ鍋で見られる具材です。
フルーツ鍋を美味しく作る作り方
フルーツ鍋は、普通の鍋料理にフルーツを入れて食べる作り方が主流です。
まず最初に普通の鍋料理と同じ作り方で進めていきます。
鍋のベースとなるだし汁を作ったら、野菜や肉、魚介類を入れてしっかりと火を通します。
フルーツは荷崩れしやすく、最初の段階で入れるとベースの味を邪魔してしまうものが多いので、最後の仕上げに入れるのがおいしく作るポイントです。
鍋を飾るように入れて、少し熱を通して鍋の味に馴染ませましょう。
鍋に入れる具材は、フルーツと相性のいいものを選ぶのもポイントです。
例えば、レモンとアボカドには豆乳ベースで豚肉とキノコ類、リンゴとベリー類には牛乳とだし汁を加えたクリーム鍋など、フルーツと親和性の高い具材を選ぶことで、おいしいフルーツ鍋が作れます。