カニワという食材をご存知ですか?
見た目はザ・穀物といったつぶ状のものです。
自然食品を扱う店舗などではよく見かける食品で、オーガニックにこだわる方々に特に人気を集めています。
カニワとは
次なるスーパーフードとして注目されている食材が、カニワです。
全く想像もつかない名前の食材ですが、これはキヌアのような穀類の一種。
南米産で、ほうれん草と同種のアカザ科に属するカニワは、小さな花の種のような姿をしています。
きれいなあずき色をしていて、こんなに小さな粒でどうやって食べるの?と思うかもしれません。
でも、食べてみると、プチプチした食感が病みつきになるのです。
キヌアは世界的に注目されているスーパーフードですが、カニワはキヌアよりも扱いやすいのが特徴とされています。
キヌアは調理しにくいとあきらめていた方は、カニワにトライしてみてはいかがでしょうか。
カニワの栄養成分や効果は?
次なるスーパーフードとして期待されているだけに、カニワには豊富な栄養成分が含まれています。
キヌアにも似た栄養成分が含まれ、米や小麦よりも高たんぱくなのが特徴。
それでいて、グルテンフリーですから、小麦アレルギーの人からも注目されています。
食物繊維や鉄分、カルシウムなどのミネラル類も、豊富。
キヌアと異なる点は、サポニンが含まれていない点です。
サポニンが含まれていると、水洗いや下茹でをしっかり行う必要があります。
だからこそ、キヌアの調理は面倒だったのです。
サポニンは、たくさん摂取すると、胃腸に負担をかける恐れがあります。
そんな心配もないのが、カニワのいいところですね。
食物繊維やビタミンB群が豊富なことから、ダイエットにもおすすめです。
カニワの食べ方
キヌアより調理しやすいといっても、ケシの実のようなサイズのカニワは、どうやって調理したらよいのか、食べ方は?と気になるのも当然です。
サラダのトッピングとしてという使い方もありますが、もっと簡単なところでは、ご飯に混ぜて食べる方法があります。
お米が主食の日本人、毎日食べるお米にカニワを混ぜて食べれば、自然とスーパーフードを摂取できるのです。
特にクセはありませんが、白米に限らず、混ぜご飯のときに加えてみたり、おにぎりにしてみるのもおすすめです。
他には、肉や魚などのメイン料理に、茹でたカニワを添えてみると、おしゃれなプレートになります。
カニワを美味しく食べるアレンジレシピ
せっかく栄養豊富なスーパーフードとしてカニワを利用するのですから、おいしく食べたいもの。
そのためには、アレンジレシピを工夫したいところです。
南米でのカニワの食べ方は、スープに入れるなどが代表的なところなのだとか。
ゆで汁もそのまま食べていいといいますから、スープにするのに最適な食材です。
野菜をたっぷり入れて煮込めば、たんぱく質や脂質もしっかりとれるスープの出来上がりです。
温野菜サラダに混ぜてみるのも、おすすめのアレンジレシピ。
野菜だけだと物足りないという方でも、プチプチした食感が楽しくて、ダイエット中の食事も楽しくなるはずです。
あんかけ豆腐や冷ややっこの具材に、カニワを使ってみるのもいいですね。
これといった風味はないため、どんな食材にも合わせやすいのがメリットです。
カニワの消費期限と保存方法
カニワは、もともと外国産の輸入食品として販売されていることが多い模様。
消費期限は、しっかり確認しておくようにしましょう。
あまり売れていないお店で購入すると、消費期限がもうすぐ切れてしまうなんてこともあるかもしれません。
ただ、一度開封したら、早めに使い切ることも大切。
穀類は虫がわいてしまう可能性もありますから、気を付けてください。
保存方法は、冷暗所や冷蔵庫がおすすめです。
直射日光のあたらない場所なら常温でも保存できますが、心配なら冷蔵庫に入れておくとよいでしょう。
小さな粒ですから、かさばらず、保存容器にしまっておきやすいのが便利です。