「缶キャップフリー」という言葉を聞いたことがありますか?
缶にキャップはありませんし、キャップが自由ってどういうこと?と思うかもしれません。
じつはこの「缶キャップフリー」、とっても便利なアイテムなんです!
缶キャップフリーって何?
最近では、すっかりペットボトルの飲料時代になり、清涼飲料水で缶入りが市販されていることをあまり見かけなくなりました。
ただし、お酒は別です。
アルコール類では、ペットボトル入りは滅多にありませんし、缶入りが主流です。
アルコールに限らず、缶入り飲料を開けると、すぐに飲み切らないと中身が変質しやすかったり、炭酸が抜けてしまうのがネック。
そんなとき便利になるのが、缶キャップフリーです。
一度に飲み切れない缶飲料にキャップ付きのフタを付けて、保存しておくことができるのが、缶キャップフリーの便利なところ。
市販されている、ほとんどのサイズの缶にピッタリ合うのも、缶キャップフリーの人気が上昇している理由です。
缶キャップフリーは全缶に付けられる?!
缶キャップフリーは、パール金属という会社から出ている商品。
キャップの裏側に2つのミゾが付いていて、外径が50mmの缶には中側のミゾに、外径60mmの缶には外側のミゾにキャップをはめることができるのです。
一部に例外があるものの、市販の缶飲料のほとんどに対応していることから、安心して購入できますね。
キャップに付いた飲み口を開ければ、そのまま口をつけて飲むことも可能です。
飲み口を閉めておけば、うっかり缶を倒してしまったときにも、中味がこぼれる心配がありません。
缶キャップフリーの使い方・取付け方
缶キャップフリーの使い方は、正しく取り付けできればOKです。
- キャップの裏側についた2つのミゾが、缶のサイズ問題を解決してくれるので、キャップをつけたい缶にセッティングを試みるだけ。
- 缶にキャップのサイズが合いそうだったら、パチッと音がするまで押してみてください。
- スムーズにはまれば、あとは飲み口のフタを閉めておくだけで完了です。
- 逆に、外すときには、キャップを缶から持ち上げるように取るだけです。
きれいに洗って乾かしておけば、また次に必要になったときに、繰り返し使えます。
缶キャップフリーの便利活用術
缶キャップフリーは、飲み残しの缶飲料を保存しておくのに便利です。
炭酸飲料の場合は少しずつ炭酸が抜けていきますし、清涼飲料水の場合でもあまり長く保存すると中身が変質する恐れがあります。
少なくとも、1~2日中には飲み切ることをおすすめします。
飲み残しの保存をするだけでなく、缶キャップフリーにはもう1つの便利な利用法があります。
それは、中身が入った缶を倒しても、こぼれにくいこと。
つまり、プルトップを開けて飲み物を飲み始めたときから缶キャップフリーを付けておけば、倒してこぼす心配なく安心して飲めるのです。
仕事をしている最中、子供や高齢者が飲み物を飲むとき、リラックスしているとき、お酒を飲んでいるときなど、うっかり缶を倒してしまい、慌てて片づけなければならないことがあります。
リラックスしているときなら、気分が台無しになってしまうでしょう。
缶キャップフリーを付けておけば、万が一のリスクを未然に防げるのです。
炭酸飲料でも缶キャップフリーは対応可能
缶キャップフリーは、炭酸飲料にも使用できます。
ペットボトルのキャップをしっかり閉めておいても、炭酸は次第に抜けていってしまいます。
缶キャップフリーも同様で、一度開封した炭酸入り缶飲料から全く炭酸が抜けないということはありません。
ですが、缶キャップフリーを付けていないのと付けているのとでは大違い。
特に、飲んでいる最中に炭酸が抜けていってしまい、時間が経つほどに味気なくなるのを防ぐには、缶キャップフリーが効果的です。
飲み口が付いているので、缶キャップフリーを付けたままで飲み物を楽しむのも便利。
缶キャップフリーは、一家に1つは、あったほうがよい便利グッズです。