アマゾンのスーパーフードとも呼ばれている、エクアドル発のguayusa(ワユサ)。
緑茶の2倍もの抗酸化作用を持ち、ポリフェノールだけでなく、アミノ酸も15種類も含まれているというのが見逃せません。
エクアドルのアマゾン地域に住む人々は、ワユサを午前3時に飲むという習慣があるそうで、現地で大切に受け継がれてきた植物なのだとうかがえます。
ワユサには、非常にカフェイン量が多いのが特徴です。
また、タンニンが含まれていないため、一般的なお茶が苦手な人でも、飲みやすいといわれています。
ほんのりとした甘みがあり、クセになる人も出てきています。
ワユサの飲み心地や成分とは
自然な甘みがあるという、ワユサ。
どんなお茶だろうと気になっている方も多いでしょうが、やはり味が口に合わないと無駄になってしまいますよね。
お茶の甘みとは、砂糖の甘みとは異なり、自然なやさしさが口の中に広がる感じです。
緑茶や紅茶には、少し苦みを感じることもあり、これは成分として含まれているタンニンが原因です。
その点、ワユサにはタンニンが含まれていないため、茶葉の甘みそのものが邪魔されずに広がるのです。
飲み心地も刺激が少なく、カフェイン量が他のお茶よりも多いとは信じられないほどです。
ただし、カフェインが多いということは、覚醒作用がもたらされるということ。
人によっても感じ方が異なりますが、飲み過ぎたり、体調が悪いときには控えておくほうがよいでしょう。
特に、妊娠中や授乳中の女性は、飲むのを控えるように注意されています。
ワユサの健康効果@天然カフェインですっきり
天然のカフェインが、たっぷり含まれているワユサ。
カフェインというと悪者にされてしまいがちですが、上手に摂取すれば、実は健康や美容に役立てることもできるのです。
例えば、カフェインを適度に摂取すると、眠気ざましとなってくれます。
また、覚醒作用があるため、気分がスッキリしたり、集中力が出てきます。
天然の成分で体をスッキリさせられるのは、化学的な成分を使用するよりいいですよね。
ワユサの効果で心身活性
ワユサのメリットは、思ったより幅広いのです。
例えば、脂肪の分解を促進してくれるリパーゼという酵素を活性するという発表もされています。
心臓に刺激を与えて、機能を活性化させてくれるのもメリットの一つ。
筋肉収縮作用によって、筋肉疲労を改善させることも可能です。
片頭痛の緩和、ストレスの解消などにも役立ち、質の良い睡眠をもたらしてくれるともいいます。
カフェインというと、睡眠の質が悪くなるというイメージがありますが、全く逆の効果に期待できるというのは不思議ですね。
これは、カフェインの摂取量にも関係しているのです。
適度に摂取すれば、カフェインは快適な睡眠の役にも立つということです。
他にも、利尿作用や血管拡張作用をもたらしてくれるのが、ワユサのメリット。
上手に活用して、おいしく健康を目指したいですね。
ワユサの副作用について
ワユサの副作用としては、やはりカフェインが影響を与えることが大きいようです。
妊娠中や授乳中にカフェインを多量摂取すると、必要なカルシウムがカフェインの利尿作用によって流れ出てしまいます。
鉄分の吸収力も落ちてくるため、深刻です。
赤ちゃんの体にも、カフェインが残ってしまう恐れがあります。
これは、赤ちゃんの体に代謝機能が十分に備わっていないためです。
健康な人でも、一日に分解できるカフェイン量は500mgまでといわれていますから、体調と相談しつつ摂取してくださいね。
カフェインは、他にも、血圧を上昇させる作用があることから、高血圧な人にはあまりおすすめできません。
胃液の分泌が促されることからも、胃の調子が悪いときにはワユサを控えておきましょう。