太りやすいとお悩みの方に是非知っていただきたいのが食欲に関するホルモンです。
このホルモンを調節することで、お悩み解決につながるかもしれないんです!
ぜひダイエット効果を知り、ストレスフリーな生活を送ってみませんか?
レプチンとは?
人間の体には、食欲のカギを握るホルモンが2種類あります。
グレリン
グレリンは食欲中枢を刺激するホルモンで、胃から分泌されます。
分泌されると、食欲が増すホルモンです。
レプチン
もう1つはレプチンで、食欲抑制ホルモンと呼ばれています。
満腹中枢を刺激するので、食欲が抑制されます。
レプチンは脳の視床下部にあり、由来のギリシャ語、レプトスには痩せるという意味もあるのだとか。
文字通り、満腹中枢を刺激してダイエットに効果的なことから、痩せホルモンとも呼ばれています。
血液中のレプチン濃度を保つことができれば、食欲を上手に抑えて、ダイエットの成功につながりやすいと考えられています。
レプチンが増えるとどうなる?ダイエット効果
体内でレプチンが増えると、食欲を適度に抑えることができます。
逆にグレリンでいっぱいという場合は、常に食欲に満ち溢れた状態になってしまいます。
どちらが健康やダイエットにいいかといえば、もちろんレプチンが増えている状態。
食事をとらないのはよくありませんが、食欲は適度に抑えられていたほうがよいのです。
レプチンには、エネルギー消費を促すという働きもあります。
このため、食べたぶんを効率よくエネルギーに変えるためには、レプチンが多いほうが体に役立ちます。
レプチンを増やす・活性化させる方法
体内でレプチンを増やし、活性化させるためには、いくつかの方法があります。
よく噛むこと
まずは、食事のときに、よく噛むことです。
よく噛むことは、消化をよくするにも、大切なこと。
よく噛んで満腹中枢が刺激されるというのは、レプチンが分泌されるからでもあります。
よく寝ること
もう一つのレプチンを増やす方法は、よく寝ることです。
睡眠を効果的にとると、各種ホルモンの分泌率が高まります。
当然、レプチンの分泌率も高まり、体の流れが健康的に改善されてきます。
運動すること
運動することも、レプチンの分泌率を高めるのに役立ちます。
スポーツマン級に運動する必要はなく、適度に続けて運動することが大切です。
できることを無理しすぎずに続けることで、レプチンは上手く分泌されます。
レプチンを増やすのに必要な栄養素は?
レプチンを増やすためには、栄養素も必要です。
タンパク質
まず欠かしたくないのが、タンパク質です。
レプチンの受容体であるタンパク質が不足すると、十分にレプチンが分泌されなくなってきます。
ビタミン・ミネラル
ビタミン・ミネラルも、重要な栄養成分です。
ミネラルの中では、特に亜鉛、ビタミンではビタミンEに深く関係しています。
これらの栄養成分は、微量でも効果的なのが助かります。
逆に、微量の不足で、トラブルも発生しがち。
ビタミンもミネラルも、バランスよくとることで、それぞれの種類が助け合って働きます。
レプチンを増やすおすすめ食べ物は?
レプチンを増やしてくれる食べ物も、存在します。
おいしい食べ物ばかりですから、レプチンを増やしたいという方は積極的に食生活に取り入れてみてください。
ただし、それぞれに摂り過ぎは禁物な部分もありますので適度な摂取を心がけましょう。
アボカド
レプチンを増やすのに役立つ代表的な食べ物といえば、アボカドがあります。
森のバターと呼ばれるほど栄養価の高いアボカドは、ビタミンやミネラルのバランスがよく、良質の脂肪酸が含まれています。
ナッツ
ナッツも同様に、脂肪が多い食品ながら、良質の脂肪酸が含まれているのが特徴です。
一日に一握りのナッツを食べる習慣をつけると、長生きするといった説もあるほどです。
牡蠣・レバー
牡蠣やレバーは、亜鉛が多く含まれていて、レプチンの分泌に効果的です。
大豆製品
大豆製品も、タンパク質が豊富なことから、レプチンの分泌に役立ちます。
大豆製品といえば、日本では納豆を食べる習慣がありますから、気軽に摂取できそうですね。