納豆は大豆の発酵食品として日本を代表するといっても過言ではないほどメジャーな食品ですが、海外にも実は大豆の発酵食品があるってご存知でしあか?
それは「テンペ」です。テンペの効果と食べ方、入手方法についてご紹介しちゃいます!
テンペとは?
マクロビオティックなど、本格的に自然食に取り組んでいる人にとって、テンペは身近な存在のはず。
テンペは、煮た大豆をテンペ菌で発酵させた、インドネシアの伝統的無塩発酵食品です。
栄養豊富で、食べると腹持ちがよく、血行を良くしてくれるなどの特徴を持っていることから、以前より幅広い範囲の人に注目されています。
美肌や美白、アンチエイジング、ダイエット、生活習慣病予防と、オールマイティに活躍してくれるのも、人気の秘密です。
味は、大豆そのもので、日本人には身近なところ。
調理法は難しいという説もありますが、慣れると簡単に扱えるようになります。
テンペの栄養成分
テンペは大豆でできていますから、大豆の栄養をまるごと摂取できます。
また、大豆を発酵させるために加えられるテンペ菌には、ビタミンB群・マグネシウム・カルシウム・食物繊維やアミノ酸の一種なども含まれています。
これらは全て、美容に役立つ栄養成分ばかり。
塩分とコレステロールがゼロなのも、体のためによいのです。
テンペの効果@食べすぎ注意?
テンペの効果は、非常に幅広く期待できます。
食物繊維が多く含まれ、脂肪を燃焼するために役立つビタミンB群も含まれていることから、ダイエット効果にも期待大。
コレステロールゼロですから、生活習慣病予防にも役立ちます。
食物繊維が多く、整腸やデトックス効果があるのも見逃せません。
便秘がちな方は、テンペでタンパク質を摂取するようにすると、体質が変わってくるかもしれません。
更年期障害の予防や抗がん作用があるとも、いわれています。
体の基本でもあるタンパク質のもととなるアミノ酸が多く含まれていますから、細胞を元気にするために役立ってくれるのです。
同じく、肌の構成要素として欠かせないアミノ酸の力で、美肌効果にも期待できます。
健康な肌のために働いている、ビタミンB群も大いに役立っています。
アンチエイジングは、現代人にとって見逃せない問題。
テンペを食べるようになると、周囲の人より格段に若々しく見られるようになれそうです。
ただし、テンペは食べ過ぎるとよくないという説もあります。
原材料が大豆ですから、食べ過ぎは消化に影響することがあるのです。
お腹が痛くなったり、張ったりする他、あまりにも食べ過ぎて植物性エストロゲンの過剰摂取につながってしまう心配もあるといいます。
また、大豆製品の為、大豆にアレルギーのある方は要注意です。
テンペを自宅で簡単に!?自家製テンペの作り方
テンペは、自宅で作ることも可能です。
用意するものは、大豆とテンペ菌。
作り方は、大豆を水に6~24時間浸け込み、皮をむいてから煮込みます。
大豆が煮上がったら、テンペ菌をつけて保温することしばし。
24時間くらい後には、テンペが完成します。
大豆の皮をむく工程が手間がかかりますが、慣れればテンペ菌で発酵させる段階もスムーズにいくようになります。
テンペのおいしい食べ方
テンペには味や食感にクセがあり、慣れないうちは好みが分かれる食材です。
おいしく味付ければ、好き嫌いなく食べられる食材ですから、好みの調理法をマスターしてください。
ただし、手間がかかり過ぎるのは誰しも面倒なはず。
そこで、シンプルな調理法でもおいしく食べられる方法を紹介します。
それは、味付けをして焼くだけの調理法。
もともと、自然食の一種のテンペですが、こだわり過ぎない方は、焼肉のタレなどで味付けをしても、簡単でおいしくいただけます。
また、お肉の代わりに使えば、アレンジは自由自在。
唐揚げのようにして食べるのも、おいしいものです。
照り焼きも、簡単な味付け方法。
何となく、焼き鳥のような味と食感がして、病みつきになる人もいます。